中村蒼、初の小学校教師役で「教壇に立つ自分の姿は新鮮で不思議な感覚」『フェイクマミー』

ドラマ
24時間前
『フェイクマミー』
『フェイクマミー』

波瑠と川栄李奈がW主演を務める金曜ドラマ『フェイクマミー』(TBS系 毎週金曜 午後10時~10時54分)に出演中の中村蒼のインタビューが到着した。

本作は、正反対の人生を歩んできた2人の女性が、“母親なりすまし”という禁断の契約を結ぶことからはじまるウソとトラブルだらけのファミリークライム・エンターテインメント。大手企業で順調にキャリアを築いていたものの訳あって退職し、転職活動に苦戦する花村薫(波瑠)。そんな薫が出会ったのは、元ヤンでベンチャー企業「RAINBOWLAB」の社長を務めるシングルマザー・日高茉海恵(川栄李奈)。薫は、名門私立・柳和学園小学校への受験を控えた茉海恵の娘・いろは(池村碧彩)の家庭教師として働き始めるが、やがて茉海恵から「お受験の日、私の代わりに“ママ”として面接を受けてほしい」と持ち掛けられる。もしバレたら刑罰に問われかねない母親業のアウトソーシング。果たして、薫と茉海恵が交わした禁断の“フェイクマミー(ニセママ)”契約の先にあるものとは…。

中村蒼が演じるのは、茉海恵の一人娘・いろはが通う、名門私立・柳和学園小学校の教師・佐々木智也。智也は、薫の中学時代の家庭教師であり、薫の初恋の相手。一方で、「RAINBOWLAB」が展開する商品“虹汁”のファンで、虹汁旗艦店「Itteki」で茉海恵と出会い、「ササエル」とニックネームで呼ばれている。

そんな智也は、薫が書いた保護者面談記録票の筆跡と児童調査票の筆跡が異なること、さらに茉海恵がメモに書いたお薦めスーパー「恵屋」の「恵」の字を見て、児童調査票の筆跡との類似していることに気づく。今後、智也は薫と茉海恵とどう接していくのか。初の小学校教師役を演じるという中村が、演じる上で参考にしたことや、撮影現場での様子を語った。

中村蒼 インタビュー

◆初めて小学校教師役を演じられていますが、実際に子どもたちとの撮影はいかがですか?

本当の小学校さながらに、ワイワイとにぎやかな雰囲気です。教壇に立つ自分の姿を見ても新鮮で、不思議な感覚があります。撮影ではさまざまなトラブルが起こることがありますが、子どもたちは本番になるとお芝居にしっかりと集中してくれて、年齢的に難しいだろうなと思うこともやりきってしまう。その姿が本当に素晴らしいなと感じています。

◆教師役を演じるにあたって、参考にされたことはありますか?

自分の小学生時代の先生を思い返してみたかもしれません。怖い先生もいましたけど(笑)、自分が「いい先生だな」と感じた方は、あまり子ども扱いせず、対等に接してくれていた印象があります。
今回演じるのは私立の小学校の先生なので、子どもと“生徒”としてではなく、“一人の人間”として向き合えたらいいなと思いながら演じています。

◆以前、「智也とは共通点はない」とお話されていましたが、撮影が進んで変化はありましたか?

そこはあまり変わっていないかもしれません。ただ、波瑠さんが演じる、柳和学園で会う薫さんや、川栄さんが演じる、「Itteki」で会う“まみえる”さんと接するシーンでは、少し笑顔が見えたり、フラットな状態で向き合っている感じがします。なので、そういう部分は自分と通じるところがあるかもしれません。

◆「自分だけが感じる小さな幸せを持っているところは似ている」とも話されていました。中村さんご自身の“小さな幸せ”は?

サブスク(サブスクリプション)で好きな作品を見ることです。あとは常にセリフを覚える作業があるので、「明日は休みです」という日は一切台本を読まないようにしています(笑)。その“読まない時間”が、つかの間の休息時間で僕にとってささやかな幸せです。

◆撮影現場の雰囲気はいかがですか?

年齢が近い方も多いので、和やかに進んでいます。これまでに共演したことのある方も多く、気兼ねなく話せる雰囲気が漂っています。特に波瑠さんとは10代の頃から何度かご一緒しているので、信頼関係の上で挑めている感覚があります。

◆川栄さんの印象を教えてください。

普段から無邪気に笑っていらっしゃる印象があります。お芝居では、子育てをしながら会社も支える社長というパワフルな役なので、対峙した時にそのエネルギーを感じます。すごくエネルギッシュで明るい方です。

◆黒木竜馬役の向井康二さんとは、いろはの“ニセパパ”として接する機会が多いですね。

向井さんがいると、撮影現場が一気に明るくなります。物語の中ではいろはの“ニセパパ”として竜馬と関わることが多いのですが、副社長としての本来の姿を見る機会はまだなくて。それでも画面越しから、社長の右腕として支えるスマートさや頼もしさが伝わってきます。

◆池村さんとはどのようにコミュニケーションを取っていますか?

カメラが回っていない時は、学校の話を聞いたり、好きなものを聞いたりしています。お芝居になると自然に“いろは”になっていて、その切り替えが本当にナチュラルなのでうらやましく感じます。

すごく明るいので、撮影現場の誰からもかわいがられています。波瑠さんや川栄さんたちとは、さまざまな遊びをしているそうなのですが、僕とは会話が中心。僕に対して“先生”という意識があるのか、少し距離を置いて接してくれている気がします。その感じも役の関係性に近くて、ちょうどいい距離感だなと思います。

◆「視聴者の方にとって、本作が日々の元気になれば」とお話されていましたが、特にどのようなシーンでそう感じられていますか?

日高家は一見恵まれた家庭ですが、その家庭内では当事者にしか分からない悩みがある。柳和学園に通っている生徒たちにもさまざまな家庭があります。ママ同士が見えの張り合いをしている中で、それぞれが“見せない苦しみ”を抱えていると思うんです。
ドラマが進むにつれて、そうした裏側が描かれていくので、「悩んでいるのは自分だけじゃない」と感じてもらえるのではないでしょうか。
そして、波瑠さん演じる薫は、同調圧力にも負けずに自分の信じる道を切り開いていく人。そんな姿から、生きる力を受け取ってもらえたらと思います。

◆第4話の見どころを教えてください。

第1〜3話で抱えていた智也の“モヤモヤ”という点たちが、第4話で少しずつ線になっていきます。彼なりに問題に立ち向かっていく回で、このドラマの最初の大きな山場になると思います。ぜひ楽しみにしてもらえたらうれしいです。

番組情報

金曜ドラマ『フェイクマミー』
TBS系
毎週金曜 午後10時~10時54分

<出演者>
波瑠、川栄李奈、向井康二(Snow Man)、中村蒼、野呂佳代、池村碧彩、橋本マナミ、中田クルミ、津田篤宏(ダイアン)、筒井真理子、利重剛、若林時英、宮尾俊太郎、朝井大智、筧美和子、笠松将、浅川梨奈、田中みな実

<スタッフ>
製作著作:TBS
脚本:園村三(「TBS NEXT WRITERS CHALLENGE 2023」大賞)ほか
プロデュース:韓哲(『18/40~ふたりなら夢も恋も~』『ハロー張りネズミ』『家族ノカタチ』)、中西真央(『御上先生』『フェルマーの料理』)、唯野友歩(『海のはじまり』『いちばんすきな花』『silent』)
演出:ジョンウンヒ(『海のはじまり』『いちばんすきな花』)、嶋田広野(『キャスター』『御上先生』)、宮﨑萌加(『王様に捧ぐ薬指』『18/40~ふたりなら夢も恋も~』)

©TBS

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