ウルヴァリンの最後の闘いを描く『LOGAN/ローガン』予告編公開【動画】

映画
2017年03月29日

『LOGAN/ローガン』 マーベル映画最新作で“最後”のウルヴァリンをヒュー・ジャックマンが全身全霊で演じる映画『LOGAN/ローガン』の日本限定の予告編が公開され、感動のストーリーが明らかになった。

 17年で9度、この孤高のヒーローを演じてきたジャックマンがそのフィナーレを飾る本作で体現するのは、治癒能力を失って不死身の超人ではなくなったウルヴァリン、すなわち生身の人間ローガンの壮絶なる生き様だ。邪悪な敵に追われる少女との間に芽生える父娘のような絆、そしてズタズタに傷つきながらも最後の死闘に身を投じるローガンの衝撃的な運命が描かれていく。

 公開された予告編は「ミュータントはもう存在しない」という衝撃的なセリフで始まる。舞台はミュータントの大半が死滅した、2029年の近未来。長年の激闘で心身共に疲れ果てたローガンは、生きる目的さえも失ったまま荒野の廃工場でひっそりと暮らしている。映像からも分かるように、ウルヴァリンはローガンを名乗り、もはや超人ではなく、治癒能力が著しく衰えて全身に傷を負い、見るからに年老いている。

 そんなローガンの前に現れたのは、ピアースが率いる強大な武装集団に追われるローラという謎めいた少女。ローガンの良き師であるチャールズ・エグゼビアは、以前の面影もない衰弱した状態だが、絶滅の危機に瀕したミュータントの最後の希望であるローラを守るようローガンを説得する。このミッションは、長年戦ってきた戦士を自分の運命を全うする道へと駆り立てるものだった――。

 ジェームズ・マンゴールド監督は「ローガンは、悪い奴は怖くないし、死も怖いと思っていないが、愛情を怖がっている。それに人と関わることや親密になることが怖い。ローガンに対し、一種のスケールの大きい感情的な要素を突きつけた映画だ」と本作のテーマについて分析。ジャックマンは「本作で我々が目指したことの1つは、ファンに向けたラブレターにするだけでなく、“アメコミ映画を一度も観たことがない人”“アメコミ映画を観たいとは思っていない人”にも観てもらえる映画にすることだった」と語っている。

映画『LOGAN/ローガン』日本オリジナル予告

<ストーリー>
ミュータントがほぼ絶滅し荒廃した近未来。ローガンは治癒能力を失いつつあった。そんなローガンに年老いたチャールズ・エグゼビアが託した最後のミッションは、絶滅の危機にあるミュータントの唯一の希望となるローラという謎めいた少女を守ること。強大な武装組織の襲撃を逃れ、車で荒野を旅する3人の行く手には、想像を絶する運命が待ち受けていた。

『LOGAN/ローガン』
6月1日(木)全国ロードショー

監督:ジェームズ・マンゴールド
出演:ヒュー・ジャックマン、パトリック・スチュワート

配給:20世紀フォックス映画

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