イタリア映画界の名匠パオロ・ヴィルズィ監督がヴァレリア・ブルー二・テデスキと再タッグを組んだ『歓びのトスカーナ』が今夏公開されることが決定した。
本作はイタリア版アカデミー賞として名高い、2017年ダヴィッド・ディ・ドナテッロ賞にて最多17部門にノミネートされ、作品賞、監督賞、主演女優賞(ヴァレリア・ブルー二・テデスキ)、ヘアスタイリスト賞、美術賞の5部門を受賞。また、第69回カンヌ国際映画祭・監督週間正式出品作品に選出されているほか、第70回ナストロ・ダルジェント賞(イタリア映画批評家協会賞)で5冠(最優秀主演女優賞、最優秀監督賞、最優秀脚本賞、オリジナル作曲賞、最優秀衣装賞)、第61回ヴァリャドリド国際映画祭でグランプリ(金のスパイク賞)、最優秀女優賞、観客賞の3冠、第32回ワルシャワ国際映画祭 観客賞第2位などを獲得している。
虚言癖があり、おしゃべりな自称・伯爵夫人のベアトリーチェ(ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ)と、自分の殻に閉じこもる全身タトゥーの女ドナテッラ(ミカエラ・ラマッツォッティ)。トスカーナの診療施設から脱走を図った正反対の二人は、破天荒な逃避行を繰り広げるうち、かけがえのない絆で結ばれていく。悲しくもおかしい女たちの姿に、最後は温かい涙があふれ出す人生賛歌。
映画『歓びのトスカーナ』は今夏、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー。なお、東京・大阪で開催される「イタリア映画祭2017」でも上映が決定している。
『歓びのトスカーナ』
初夏、シネスイッチ銀座ほか全国順次ロードショー
監督:パオロ・ヴィルズィ(「人間の値打ち」)
出演:ヴァレリア・ブルーニ・テデスキ、ミカエラ・ラマッツォッティ、ヴァレンティーナ・カルネルッティ、トンマーゾ・ラーニョ、ボブ・メシーニ、セルジョ・アルベッリ
配給:ミッドシップ