南果歩「あれもこれも私の人生の大切な1ページ」主演ドラマ会見で終始笑顔

ドラマ
2017年07月04日

『定年女子』 7月9日(日)スタートのドラマ『定年女子』(BSプレミアム)の試写会が行われ、主演の南果歩のほか、草刈民代、清水ミチコ、石野真子、脚本の田渕久美子が登壇した。

 本作は、会社で“役職定年”を言い渡された50代女性のセカンドライフを、笑いあり涙ありで描くヒューマンドラマ。これまで『篤姫』『江~姫たちの戦国~』などを執筆した脚本の田渕は本作について、「やっと50代の女性を主人公にドラマが書けるってことがうれしかったです。50代女性が直面するいろんなことを描いていて、最終的には死、老いなどに向き合っていく死生観を出せていければいいなと」とコメント。また、自身がキャスティングにも加わっていたことを明かし「今回、私がどうしてもこの方たちでとお願いしました。皆さんが出てくださったことで、もうこのドラマは成功するであろうと確信しました」と自信をのぞかせた。

 南演じる主人公・麻子は、仕事人間でありながら役職定年を迎えたキャリアウーマンで、私生活では夫の不倫が原因で離婚するも、女手一つで娘を育て上げた力強い女性。演じる南は「『こんな面白い人生讃歌があるんだ!』と脚本の力に驚き、一読した瞬間に麻子という人物が動き出し、走り出した衝動がありました」と感激し、続けて「心身ともに疲れて落ち込んでいた時期にこういう作品に巡り合えたというのは、神様が引き合わせてくれたすごいご縁。私の人生の中でも大きなエピソードになるのではないかと思います」と語った。

 今回登壇したキャスト4人は大学時代の同級生役という役どころで、劇中では彼女たちの女子会シーンがたびたび登場。現場で盛り上げ役だという清水は「国民ファースト、でありたいと思っています。ですからみなさんにもぜひ見ていただきたいと要請をしたいと思っております…」と小池百合子知事の物まねであいさつし、会場は大爆笑。キャスト陣も「女子会シーンが毎回楽しみです(笑)」(南)、「この中では一番後輩ですが、気を使わず、自由に楽しく演じさせてもらっています」(草刈)、「年齢が近いと何も言わなくても通じるというか、すごく居心地がいいんです」(石野)とそれぞれ楽しい現場の様子を明かした。

 会見の最後、記者から役に共感する部分を聞かれた南は「若いころは落ち込んでも立ち直るまでに時間がかかったりするんですが、やっぱり50代ってたくましいですね! いろんな意味で、それも自分の人生だと捉えられるようになっていますし、振り返った時に『あれもこれも私の人生の大切な1ページだった』と笑顔で語れるような人生にしていこうという腹のくくり方が50代で出てくるんじゃないかと思います」と語り、「もう、これは応援歌ですね! 日曜の夜10時に見て、月曜日は笑顔で『今週もやったるで~!』と一週間を迎えられるんじゃないかと思います」とまとめた。

 ドラマ『定年女子』は、BSプレミアムにて7月9日(日)後10・00スタート。