SKE48・大矢真那「振り返ると全て幸せ」最後の劇場公演でファンと仲間に感謝

エンタメ総合
2017年11月30日

SKE48・大矢真那の劇場最終公演 SKE48・大矢真那の劇場最終公演となるチームS「重ねた足跡」公演が11月29日、SKE48劇場で開催された。

 大矢は2008年7月31日「SKE48 オープニングメンバーオーディション」に合格し、SKE48の1期生として同期・松井珠理奈と共にSKE48を牽引してきた。9月24日に日本ガイシホールで卒業コンサートを行い、11月30日をもってSKE48を卒業する。
開演前、「今日は今までで一番最高の公演にしたい」と語った大矢は、満面の笑顔でステージに登場し、チームSのメンバーと共に「Gonna Jump」「手をつなぎながら」を披露。

 ユニットパートでは、珠理奈と「赤いピンヒールとプロフェッサー」を熱唱。犬塚あさな、上村亜柚香、杉山愛佳と共に戦隊ヒーロー姿で「愛のルール」をパフォーマンスすると、ヒーローに成り切る大矢のシュールな姿に、客席からは一際大きな声援が上がった。

 チームSリーダーの北川綾巴は、「真那さんは、先輩と後輩の距離をググッと縮めてくれて、私たち後輩のことをすごくかわいがってくれました。そして優しいだけじゃなく、時に厳しいことも言ってくれる偉大な先輩でした。チームSは卒業生も多くて心配されることが多いですが、チームSは大丈夫です!真那さんがいつか観に来てくれた時にすごいチームだと思ってもらえるように、もっともっと前進していきたいと思いますので、これからもファンの皆さま応援よろしくお願いします」とあいさつした。

 ダブルアンコールでは、場内が“まさな”コールに包まれ、いよいよ卒業モードに。卒業予定の後藤理沙子 と木本花音の3人で「それを青春と呼ぶ日」を歌い上げると、大矢の SKE48の軌跡映像が流れ、珠理奈と2人で「Nice to meet you!」をパフォーマンス。珠理奈は、2人の関係性がこの歌詞にピッタリだから…と大矢に提案された選曲のエピソードを語った。

 続いて、大矢、高柳明音、須田亜香里の3人で「コスモスの記憶」を。また、2016年4月に行った「ミュージカル AKB49~恋愛禁止条例~」で共演した山内鈴蘭、松本慈子、江籠裕奈、北野瑠華、谷真理佳、鎌田菜月ら15人で「君はペガサス」、そして“真那会”メンバー6任で「金の愛、銀の愛」歌唱し、この日の卒業公演のために大矢が考えたセットリストを次々に披露した。

 卒業ソロ曲「永遠のレガシー」では純白のドレスを身にまとい、大矢のメンバーカラーである青と白のスティックライトに照らされた客席を見つめながら、9年間の思い出と感謝をかみしめるような表情でしっとりと歌い上げた。

 卒業セレモニーでは、SKE48湯浅劇場支配人から手紙が送られ、珠理奈からも「いつでも傍にいてくれて、守ってくれて本当にありがとう。これからも1期生としてSKE48を盛り上げることを誓います。大好きな真那に安心して卒業してほしいので、もう“寂しい”は言いません。強くなるね。卒業おめでとう!9年間ありがとう!!」と涙ながらに大矢に思いを伝えた。

 大矢は「ファンの皆さまとスタッフさんがいて、私はアイドル大矢真那だったと思います。そんなアイドル人生が終わります。素敵な仲間たちやファンの皆さんに出会えて、振り返ると全て幸せでした。幸せな気持ちであふれた卒業ができたことが幸せです。これからも SKE48を応援し続けるし、ずっと見守って行きます。私は今後も芸能活動を続けていくこ とになりました。1人で歩き出すことは不安ですが、ファンの皆さんが付いていてくれると思って一歩ずつ進んで行きたいと思います。この幸せを胸にこれからも頑張っていきたいと思います。本当に9年間ありがとうございました」とあいさつし、深々とお辞儀をすると、感極まって涙でしゃがみ込んだ。

 最後は、メンバー全員で大矢に「ありがとう」の言葉を贈り、「僕らの風」をパフォーマンスし、大矢真那の劇場最終公演は幕を閉じた。

©AKS