「ヒーロー出身の3人の共演もお楽しみに」中村優一、杉浦太陽ら出演ドラマ『最後の晩ごはん』1・12スタート

エンタメ総合
2018年01月11日

最後の晩ごはん

 1月12日(金)スタートの青春料理ドラマ『最後の晩ごはん』(BSジャパン)の記者会見が行われ、中村優一、杉浦太陽、篠田三郎、千村利光監督、原作者の椹野道流が登壇した。

 ねつ造スキャンダルで芸能活動休止に追い込まれた主人公の若手俳優・五十嵐海里を演じる中村は、「僕も一時期、芸能活動を休止していたので、海里のせりふの中で共感するところがあり、自分自身の人生を通して演じられました。ただ、僕はスキャンダルで辞めたワケじゃないです」と笑顔で役を説明。

 海里が働くことになる「ばんめし屋」の店主・夏神を演じる杉浦は、「今まで、ヒーローをやってきたときから“爽やか好青年俳優”としてやってきたので(笑)、僕に夏神が演じられるのか不安でした」とオファー当初の心境を。「でも僕も料理が好きですし、ガタイのいい役だったので、ちょうど体を鍛えていたし大丈夫かなって。少し男の部分を出そうと意識しました」と役作りについて語った。

 海里と共に“最後の晩ごはん”探しを手伝う「メガネの付喪神」ロイド役の篠田は「ロイドはイギリス生まれで1920年代に眼鏡職人さんが作った眼鏡の神。『ウルトラマンタロウ』から数えて2度目の、人間ではない役をやりました(笑)。原作のロイドファンがかなりいらっしゃると聞きましたので、そのイメージに少しでも近づけたら」と。

 撮影には実際の店舗を使っているため、深夜0時から翌日正午までの時間帯で撮影をしていたそう。杉浦が「朝の4時ぐらいになると誰もしゃべらないんですけど、朝の9時ぐらいになるとナチュラルハイになってしゃべりだすんです(笑)。完全に昼夜逆転生活でした」と話すと、篠田も「途中で時間が分からなくなって、撮影がない日に行ったこともあります」と笑いながら明かした。

 また、このドラマで初めて包丁を握ったという中村は、「劇中では実際に自分で切っているので、キャベツの千切りの練習をしてきました。でも監督が本当にドSで、12時間ぐらい撮影した後に千切りの練習させられて…」と恨み節も。撮影の合間には杉浦から包丁さばきを教わったそうで「本当の師匠のようで、僕の兄貴です!」と感謝していた。

 ドラマ『最後の晩ごはん』は1月12日(金)後11・30よりBSジャパンにてスタート。「ばんめし屋」には“最後の晩ごはん”を求めて幽霊がやって来ることから、中村は「ヒーロー出身の3人が武器や必殺技を使わずに幽霊を成仏させるところも楽しみにしていてください」とPRした。