本を開けば大泉洋が頭の中で動き出す!?大泉洋が本屋大賞ノミネートにメッセージ

エンタメ総合
2018年01月24日

155987_01_R 大泉洋を主人公にした「完全あてがき」の“主演小説”「騙し絵の牙」が、2018年本屋大賞にノミネートされ、著者・塩田武士、モデル・大泉洋のコメントが到着した。

 企画当初から映像化も視野に入れたスタートした本書は、社会派作家・塩田武士の4年間にわたる丁寧な取材と、俳優・大泉洋に関する綿密な分析、本人とのディスカッションを経て初めて実現できた完全なる「あてがき」を通し、読み手は主人公に扮した大泉洋が頭の中で自ずと動き出すという、かつてない感覚を体験することができる。

 また、塩田は、昭和の未解決事件「グリコ森永事件」を題材とし、2017年本屋大賞において第3位となった前作「罪の声」に続き、2年連続の本屋大賞ノミネートとなる。

2018年本屋大賞の大賞作品は、4月10日(火)に発表予定。

■著者 塩田武士コメント
本屋大賞のノミネート、本当に光栄でうれしいです!ありがとうございます!!「『騙し絵の牙』の著者は大泉洋さんでしょ」と勘違いされている方が続出していると聞きます……。もうどちらでもいいので、皆さんぜひ読んでください!

■写真(モデル) 大泉洋コメント
そもそものきっかけは、「「映像化された際に僕が主演できるような小説はない?」と長年尋ねられ続けた編集者が恐らく面倒になって(笑)、「もう私が作ります!」と、塩田さんへ執筆依頼に伺ったことから始まった企画でした。「語り口」やものまね(笑)など、塩田さんが私を大研究してくださったうえで「あてがき」し生まれた主人公が、社会派の重厚な物語の中で動き回るという、大変「新しい試み」の小説となりましたが、その作品がなんと栄えある本屋大賞ノミネート作に選んでいただけたとのこと、本当にうれしいです!本を開けば演じる大泉洋が頭の中に浮かぶという“主演小説”を「2018年の10作」に選んでいただき、ありがとうございます!

<作品情報>
「騙し絵の牙」
著者:塩田武士
写真(モデル):大泉洋
定価:1,600円+税

●あらすじ
大手出版社で雑誌編集長を務める速水輝也。ウィットに富んだ語り口調で人を虜にする魅力的な男だ。ある夜、上司から廃刊を匂わされたことをきっかけに、速水は組織に翻弄されていく。すると次第に彼の異常なほどの“執念”が浮かび上がってきて…。圧倒的にリアルな筆致で出版界の<光と闇>を描いた社会派長編。