3月30日(金)公開の映画『レッド・スパロー』から、ジェニファー・ローレンス演じる主人公ドミニカを壮絶な運命へと導き、だまし合いの当事者となる3人の男性が映し出される特別映像が公開された。
特別映像に登場するのは、ドミニカと禁断の恋に落ちていくCIA捜査官ネイト(ジョエル・エドガートン)。ハニートラップと心理操作を武器にミッションを遂行する女スパイ=<スパロー>となったドミニカは、ロシア情報庁に潜むアメリカとの内通者“モグラ”を探り出すためネイトに接触する。一方のネイトも、内通者をおびき寄せるためドミニカと交流を深めているという、スリリングな関係となっている。
フランシス・ローレンス監督は、「2人は奇妙なことに、お互いがお互いのターゲットでありながら真実を語り合い、裏では別の動機を持っている。2人の真の狙いは一体何なのか、本当にだまし合っているのか、その駆け引きに注目してほしい」と説明している。
さらにドミニカの叔父であり、ロシア情報庁の幹部であるワーニャ(マティアス・スーナールツ)も、だまし合いに関わる重要な人物の一人。彼は、事故のためにバレリーナとしての将来を断たれた姪ドミニカをスパイ養成機関へと送り込んだ張本人だ。
そんなワーニャについて、ローレンス監督は「彼は性悪な人間だ。ドミニカに、“もし自分を手助けしてくれれば、お返しにドミニカたちを助けてあげる”という話を持ち掛ける。母親を助けたい一心でドミニカはその申し出を受け入れるのだが、ワーニャはドミニカを残酷なスパイの世界へと引きずり込み、決してドミニカを解放しようとしない」と、陰謀にまみれた彼の正体を明かしている。
そしてもう一人は、ロシア情報庁のコルチノイ少将(ジェレミー・アイアンズ)。彼は部下であるワーニャと共にドミニカの動向を監視する人物。その言動は謎に包まれているが、ドミニカを前に「君にはその力がある」と言葉を掛けており、ドミニカとの何らかの関係を持っていることが伺える。演じるジェレミー・アイアンズは「これほどよくできた物語はかなり久しぶりだった」と絶賛しつつ、「誰が誰の味方なのか最後まで分からないだろう」と意味深なコメントを寄せている。
映画『レッド・スパロー』
3月30日(金)全国ロードショー
監督:フランシス・ローレンス(「ハンガー・ゲーム」シリーズ)
出演:ジェニファー・ローレンス、ジョエル・エドガートン、マティアス・スーナールツ、シャーロット・ランプリング、メアリー=ルイーズ・パーカー、ジェレミー・アイアンズ
配給:20世紀フォックス映画
©2018 Twentieth Century Fox Film Corporation