須藤凜々花「今見たいものが目の前に現れた」ヒップホップ番組『SMASH HIT』新シーズン4・4スタート

エンタメ総合
2018年04月03日

『SMASH HIT』 無料インターネットテレビ局・AbemaTVの「AbemaSPECIALチャンネル」で、レギュラーHipHop音楽番組『SMASH HIT』の新シーズンが4月4日(水)深夜0時からスタートすることが決定した。

『SMASH HIT』は「人気ラッパー×スゴ腕音楽プロデューサー」がタッグを組み 「スマッシュヒットを飛ばせる」AbemaTVオリジナルのHIPHOP楽曲を作り上げる番組として2017年10月に放送。最強のHIPHOP楽曲を作るべく互いのプライドかけて【漢a.k.a.GAMI × MINMI】VS【DJ IZOH × SWAY】 【DJ PMX × KEN THE390】VS【AK-69 × MC TYSON】 の4チームが激突。最後に50人のヒップホップファンと、51人の一般人で構成された101人のオーディエンスの前でラッパーとプロデューサーが完成した楽曲を生ライブし、観客による審査によって勝敗が決定した。

 4月4日にスタートする新シーズンでは、新たなタッグを組んだ【凄腕プロデューサー×ラッパー】たち2チームが賞金100万円をかけて対戦。各チームのプロデューサーは日本にHipHopを広めた伝導者であり、スチャダラパーやECD等を世に送り出した音楽プロデューサー・高木完と、EDMレーベル世界最大大手SPINNIN’RecordsのTalentPoolで新曲「Empire」で世界1位という日本人初の快挙を成し遂げ、ファッションモデルやデザイナーとしても活躍するACE1が登場。

 ラッパーには、京都を中心に活動する若手ラッパー筆頭の孫GONGと、大阪からアメリカなど海外でもさまざまな活動を展開するCz TIGERという、現在の関西HipHopを代表すると言っても過言ではない若手2人が登場する。

 プロデューサーとラッパーはそれぞれ【高木完 × 孫GONG】と【ACE1 × CzTIGER】という形でチームを編成。番組MCのとろサーモンの2人と須藤凜々花、オーガナイザーのAK-69がラッパーたちの対戦を見守る。

<『SMASH HIT』新シリーズライブ収録直後コメント>
■番組オーガナイザー:AK-69
◇今日のライブについての感想を聞かせてください

「この番組を思い立った趣旨的に、視聴者の皆さんに曲の裏側を知ってもらうことで楽曲の魅力が増すというのがあり、でも勝ち負けが決まるステージにおいてどうやって自分たちが温めてきた曲を見せるかということを考えて、ただ大きな音を流してマイクを通してその歌を歌うだけじゃなく、その曲がみんなの心に届く方法、ダンスや照明しかり、バンドしかり、そういうものを使ってどうやってみんなの心に届けるかっていうことの大事さをあらためて感じましたね」

◇新シーズンの見どころを教えてください

「まず孫GONGは京都のストリートから上がってきて、今は京都を代表するアーティストになっているので、孫GONGにも前回俺がタッグを組んだMC TYSONみたいに、すごいストーリー(人生)があると思う。なので、番組を見てそのストーリーを感じ取った上で、リリックで何を言っているかっていうのが見所だなって思う。さらにそのリリックが刺さるように高木完さんがプロデュースされていると思うので、リリックのデリバリーをどうやって高木完がブリッジしているのかっていうのが見どころですね。
CzTIGERも単身でアメリカに乗り込んで自分でコネクションを切り開いてやっているタイプなので、インスタを見る限り、リーンを飲んだり刀が出てきたり、ギャングスタラッパー的なところがあると思うんだけれども、リリックを聞いているとすごくハートフルなところもあるし、その人柄を見て欲しい。さらに面白いところは、EDMっていう今まで交わることがなかったジャンルと、USラッパー顔負けのラップスタイルのCzTIGERを、国内で融合させるっていうのが見どころなんじゃないかなと。あとACE1のイケメンっぷり(笑)」

■番組MC:須藤凜々花
◇“組み合わせ神”という言葉が放送中にもありましたが、実際バトル1の収録を終えてみてどうでしたか?

「もう想像以上にキャスティングが神で!もう本当に今見たいものが目の前に現れたという感じで、企画とか関係なしに、見たいものを実現させてくれたこの番組に感謝です。
ラッパーさんのインタビューとか(本など)を見るのがもともとすごく好きで。でもこういう生のインタビューっていうのはあんまりなくて、今だとYouTubeのニートtokyoとかが盛り上がっていますけど、ラッパーさんってタレント性もあるし、カリスマ性もあるから、動いているインタビューのほうが、絶対に需要があると思います。なおかつこの番組は音源も作ってくれるから、もう最高ですね!
ラッパーさんは、自分に近い人、クルーとか仲間とか、知り合いとかと(音楽を)やることは割と多いと思いますけど、今回はEDMとかが入ってきたり、違うジャンルも取り入れたりしていて。EDMって聞くと、今思えば偏見ですけど、HipHop好きからするとチャラついているというか、何か嫌いだったんですけど、そういう偏見もなくなりましたし、新しいラッパーさんの魅力を引き出すすばらしい企画だなと思って、めっちゃ面白かったです。
(番組が)3部構成になっているのもまたよくて、特に2部目(2ターン目)のラッパーさんを掘り下げる部分とか、ちゃんと周りの仲間とかにも密着して、地元にまで行ってくれるから、そこがこの番組は本当にすばらしいなぁって思います。今注目しているラッパーさんの、今の生活とかこんなにも見せてくれるのっていうくらい見ることができるのがうれしいです。目の栄養。過剰摂取で吐きそうなくらいぜいたくな番組です!本当に最高です!!絶対にHipHop好きな人は見た方がいい。なんか音源派とか、バトル派とか、フリースタイルが~とか言っている人も、ぜひこういう番組見てほしい。バトルヘッズとかでも刺さる!絶対に刺さると思います!!」

◇あまりHIPHOPを知らないという人に向けてのメッセージ

「HipHopって今は流行っているので身近かもしれないんですけど、本当に掘っても掘っても掘りきれないくらい、奥の方にたくさん楽しみが待っている音楽なので、ラップバトルとかのイメージしかないかもしれないですけど…。なんて言うか、『第一村人発見!』みたいな面白い人たちがどんどん出てくる、プロっぽくない、プロっぽくないけど、イカれたスターたちがどんどん出てくる番組として見ることが出来るかなっていうのを思います。ドキュメンタリーとしても見ごたえがあるので、HipHopというので敬遠しないで見て欲しいなって思います。
本当に、今のテレビ界に足りないものがすべてここにある。排出される毒たちがここに集まって、規制とかが(ほとんど)無いので、この番組には。だから、超楽しいと思います。『俺テレビ見ないから!』っていう人にも見てほしいです」

■【高木完 × 孫GONG】チームコメント

◇初めてタッグを組んでみてどうでしたか?

高木完「元々音はチェックしていたんだけれど、会ってみたら実際に声がよくて、ラップっぽい感じだけじゃなく歌も歌えて、歌もすごくよかったので、これは大丈夫だ。と思いました。何が大丈夫か、分かんないけど(笑)」

孫GONG「俺はただただ、見たことある人がおる!と思って、初めて会う時遅刻していったのに全然いいよみたいな感じでとても気さくに優しく接してくれて、普通に優しいお父さん?やな、と思って。初めて会った感じがしなかったです。そんな風にすぐに近くなれたので曲は作りやすかったと思います」

◇楽曲を作る過程で苦労した点はありますか?

2人「悩んだポイントは正直ない、、ですね。番組だからもっと悩んでいるところを見せてくれって言われたんだけれど、何も困らなかった。」

高木「孫君の声を聞いて、自分がさまざまな曲を作っている中でいつも持っているストックの中から、こういう風にしたいなというイメージができて、そこに声をあててもらったらやっぱり合っていたので、とんとんと進んだ感じ。やりたいと思ったイメージ通りにできた」

孫GONG「お互いやっているのがHipHopなので、HipHopの曲を作れと言われてもそんなに困らなかったですね」

◇ライブに来てくれるお客さんへのアピールポイントは?

孫GONG「今日は生音(ギターなどの生演奏)でやるのだけれども、普段クラブに遊びに来るような人もあまり生音でHipHopを聞くっていうことはないと思うから、それをぜひ楽しみにしてほしいし、俺自身もそんなに経験のないことなんで、すげえ楽しみっす」

高木「俺は結構この曲気に入っているから、みんなにも気に入ってほしいな。来てくれている人のお父さんお母さんにも気に入ってもらえるような曲だと思うし、見てくれる人のお父さんお母さんも、家族みんなで聴ける曲だと思う」

■【ACE1 × CzTIGER】チームコメント

◇初めてチームを組んでみてどうでしたか?

ACE1「会ってちょっと話してみただけで、音楽にかける思いとか、パッションはすごく伝わってきて、海外でも活動しているという話を聞いて、自分とも共通する部分があったんで、そういうのをいい曲につなげたいなという風に初めて会った時点ですぐ思いました」

CzTIGER「ACE1さんのいう通りで。まず(ACE1さんがEDMのDJだということで)自分としてはあまり普段交わらないジャンルの音楽なので、どうなるんやろっていう不安と、期待のほうが100倍大きかったんですけど、海外で活躍したり、とらわれず、ジャンルレスに国も関係なく動いているっていうのが共通しているなと思って、そこで一致したなという気がします」

◇制作過程で揉めたりとかはなかったんですか?

CzTIGER 「う~ん、揉めたりはなかった。揉めるというよりは、お互いが知らないことをお互いに助け合うという感じでしたね」

ACE1「曲をどっちにするとか、意見が割れることはもちろんあったけれど、真剣なんで、お互いにちゃんと意見を言ったっていう感じです」

2人「見た目全然違いますけど、合わないとか揉めたとかはないですよ(笑)」

ACE1「譲るところは譲ったり、譲ってもらったり、結果的にうまい形でできたと思う」

CzTIGER「短い時間のわりにはしっかり話してよいものができたなって感じ」

◇バトル形式ということに関して

CzTIGER「やるからには当然負けられないというのは大前提としてありつつも、どれだけ新しい音楽に出会ってもらって、好きになってもらうかが大きいし、僕たちにはそこに勝ち以上の大きな利益があって、それが楽しみ。
しかも対戦相手(の孫GONG)はめちゃくちゃ知っている人やし(笑)
もう本当にいい先輩で、音楽的にも俺とは全然違って、でも面白い人なので。俺も好きなようにやるし、相手もそうすると思う。変なバチバチとかじゃないので、悪い同士がどうとかじゃなくて、綺麗な音楽同士の戦いなので、それを楽しんでもらえたらと思う」

AbemaTV『SMASH HIT』
4月4日(水)深夜0時~

<出演者>
番組オーガナイザー:AK-69
新シリーズMC:とろサーモン
須藤凜々花

番組URL:https://abema.tv/channels/abema-special/slots/EutgC1Bm1Sr9Cj

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