生駒里奈が私物の“hideジャージ”で登壇!「HURRY GO ROUND」舞台あいさつ

エンタメ総合
2018年05月28日

172462_01_R 1998年5月2日に他界したX JAPANのギタリスト・hide。その功績を称える“hide 20 th Memorial Project”の一環として製作された映画「HURRY GO ROUND」が公開中。公開初日の5月26日には東京・角川シネマ新宿で舞台あいさつが行われ、ナビゲーターの矢本、hide with Spread Beaverのメンバーであり、hideの共同プロデューサーでもあるI.N.A.、石川智徹監督、スペシャルゲストとしてhideファンを公言している元乃木坂46の生駒里奈が登壇した。

本作は、生前のhideについて知らない俳優・矢本悠馬が、hideの生まれ育った横須賀や、亡くなる3か月前を過ごしたアメリカ・ロサンゼルスを訪ね、hideの関係者やゆかりの人物たちと対面し、hideの足跡をたどるドキュメンタリー。hideの墓石に刻まれている事実上最期の楽曲「HURRY GO ROUND」の歌詞に隠されたメッセージなど、初めて明らかになる真実が盛り込まれている。

ドキュメンタリー作品初挑戦となった矢本は「相当プレッシャーです。偉大な方を背負っての宣伝なので、今日も緊張して結構口がカピカピです(笑)」と緊張気味。もともとhideに関しては初心者で、事前の打ち合わせでは“何も知らないまま撮影に入ってくれ”と言われたという。「どこに行って誰と話すのかも知らないまま撮影が進んでいきました。でもインタビューをするうちに、途中から完全にhideさんのファンになって、ロサンゼルスではしゃいじゃってましたね。『ピンク スパイダー』のロケ地のアレクサンドロスホテルとか、スタッフさんと一緒に少年に戻っちゃってる自分が映ってて、恥ずかしかったです(笑)」

そんな矢本をナビゲーターとして起用した理由として「矢本君だったら面白いものが作れると思った」と話す石川監督。「この映画は、hideさんのファンの方はもちろんですが、いろんな方々に見ていただきたいという気持ちがあって。そういう意味では、hideさんを全く知らない人がhideさんと出会える映画を作ったらいいんじゃないかと。そんな中で、一緒に仕事をしたことがある矢本君がhide初心者ということを知ってオファーしました」

主題歌は「HURRY GO ROUND(hide vocal Take2)」。映画の製作中、オリジナルとは別バージョンの未発表ボーカル音源ファイルをI.N.A.が偶然発見。誰にも聴かれることがなかったhideの歌声が20年の時を経てよみがえるという奇跡が起こった。I.N.A.は「見つけた僕自身、すごくびっくりしたんですよ。とにかくこの曲を完成させて、皆さんの元に届けられたらと思いました。ギターはX JAPANのPATAさんが弾いていて。当時『HURRY GO ROUND』をレコーディングした時に弾いたアコースティックギターです」と明かした。

舞台あいさつの途中、私物の“hideジャージ”を着用し、自身が好きだというhideの曲「DOUBT」をBGMに登場したのは生駒。hideの魅力について聞かれると、「とにかく作るものが新鮮だなと思います。あと、ライブのMCとかで時々ポロッと人間味のあふれる言葉を話されるところにひかれますね。実は私自身もライブで、ちょっとhideさんっぽい歩き方をしたりしてました。『DOUBT』はよくメイク中に聴いたりするんですけど、聴くと安心してお昼寝できるんです。まだ私が10代で思春期でワーってなっていた時、hideさんの曲を聴いて心を鎮めてました(笑)」と告白。元アイドルの意外なエピソードにI.N.A.も「びっくりですね(笑)」と驚きを隠せないようだった。

(作品情報)
タイトル:HURRY GO ROUND
公開日:2018年5月26日(土)~

監督:石川 智徹  ナビゲーター:矢本 悠馬
出演:YOSHIKI / I.N.A. / 山崎洋一郎(ロッキング・オン・ジャパン編集長)/
ERIC WESTFALL(ロサンゼルス・レコーディングエンジニア)/ 松本裕士(株式会社ヘッドワックスオーガナイゼーション) 他 
主題歌:「HURRY GO ROUND」
©2018 「HURRY GO ROUND」製作委員会  
配給:KADOKAWA  
企画・製作:UNIVERSAL CONNECT