『おっさんずラブ』最終回!田中圭&吉田鋼太郎クライマックスシーン現場レポート

ドラマ
2018年06月02日

『おっさんずラブ』 田中圭が主演を務めるテレビ朝日系土曜ナイトドラマ『おっさんずラブ』(6月2日(土)最終回)のクライマックスシーンの撮影現場を密着レポート。

 女好きだがモテない主人公・春田創一(田中)が、乙女心を隠し持つ上司・黒澤武蔵(吉田鋼太郎)とイケメンでドSな後輩・牧凌太(林遣都)から告白されるラブコメディ『おっさんずラブ』もいよいよ最終回。その見せ場となる、春田が黒澤にプロポーズをされるシーンと、2人の結婚式の撮影現場に密着した。

 ショッピングデートを終えた春田と黒澤がカフェでお茶していると、黒澤の仕掛けたフラッシュモブが始まる。撮影では、テストと本番でアドリブを交えて芝居を変える田中。意識しているのではなく、「春田になると自然とそうなる」とのことで、予想できない春田の動きに毎回スタッフや報道陣も笑いをこらえるのに必死だった。

 それに負けじと吉田の演技もヒートアップ。回を重ねるごとに「はるたんブラボー!」「はるたんカッコいい!」とさまざまなバリエーションで春田を応援していた。

 フラッシュモブのシーンは撮影現場とモニターのあるベースが離れていたため「カット」がかかると走ってモニターを見に行く田中。その帰りに、エキストラの男の子に気さくに話しかけたりするなど、フレンドリーな様子も見せていた。

 そしていよいよ、吉田が主役となるプロポーズのシーン。ダンスをしながらプロポーズをして春田を抱き締めるシーンのあとは、今度は吉田が走ってモニターを確認しに行く(笑)。本番では帽子を投げるアドリブや「フォー!」と叫ぶなど、気合の入った芝居で春田の気持ちを盛り上げる。

 一方、プロポーズを受ける側の田中は、カメラアングルがエキストラとは逆サイドになるため、田中が芝居をする際にはエキストラが映らない。フラッシュモブに驚く芝居に感情を入れるために、映っていないところでも踊ってくれたエキストラたちに、田中は「すみません、ありがとう」ときちんと頭を下げて感謝していた。

 場所を移して結婚式のシーンでは、緊張する春田に向かって、身体をさするなどのアドリブを吉田が入れる。誓いの言葉のシーンでは、チャペル中に響き渡るほどの声量で激しく「誓いまぁす!」と宣誓する吉田。緊張した春田を演じる田中の目線の動きにも注目してほしい。

 結婚式のシーンでは、2人のドラマチックなシーンを演出すべく、スタッフ陣がいろいろと案を練って撮影。バージンロードを歩く際には、逆光に浮かんだ二人のシルエットを浮き立たせるためにドライアイスを炊くなど、さまざまな効果で春田と黒澤のウエディングを盛り上げる。チャペル内の何十個という小さなキャンドルすべてに火が灯され、結婚式は感動的なムードに包まれていた。
 
●photo/徳永 徹