昨年の「第15回全日本国民的美少女コンテスト」でグランプリを受賞した井本彩花が、木村佳乃主演のテレビ朝日系『あなたには渡さない』(11月10日スタート(土)後11・15)で“連ドラデビュー”を果たす。
作家・連城三紀彦さんの小説「隠れ菊」が原作のラブ・サスペンス。専業主婦の通子(木村)と料亭の御曹司で板長を務める旬平(萩原聖人)は、結婚して20年になる夫婦。しかしある日、通子は旬平の愛人と名乗る多衣(水野美紀)から「ご主人をいただきにまいりました」と俊平の署名入りの離婚届をつきつけられ、料亭が多額の負債を抱えて倒産寸前であることが発覚。通子は多衣に、旬平との婚姻届を6000万円で買い取ってもらい、それを元手に自らが女将となって料亭を立て直す決意をする。
井本が演じるのは、通子と旬平の娘である高校生、優美。思春期真っ盛りで、通子に対しては距離感に息苦しさを感じて対話を敬遠しがち。そんな中で両親の離婚を知り、通子とアパート暮らしを開始。最初は反発心をあらわにするが、料亭の再建に孤軍奮闘する通子の背中を見つめるうちに、徐々に心境が変わっていくという役どころ。
井本は昨年、事務所の先輩・米倉涼子が主演を務めた同局系『ドクターX~外科医・大門未知子~』にゲスト出演して女優デビュー。連ドラレギュラーは今回が初めてで、「最初に聞いた時は本当にビックリしました。自分にできるのかとても心配でしたが、台本や原作を読み込んで役を理解していくうちに、少しだけ自信がつきました」と意気込む。
クランクイン初日の撮影では早速木村と共演し、「すごく明るくて気さくで、優しい方でした。撮影の合間にたくさん話し掛けてくださったおかげで緊張もほぐれました。『失敗を恐れずに何でもやっていいよ』という言葉をいただけてうれしかったです」と感謝。女優としての目標については「見て下さる方々に、感動をお届けできるような女優さんになりたいです。そして、いつか魅力的でキレイな女性になれたらいいなと思っています」と語った。