稲垣吾郎&草彅剛&香取慎吾「NSTまつり」囲み取材レポート【前編】

エンタメ総合
2018年10月01日

「NSTまつり」 9月29日(土)に新潟県・万代シテイで、新潟総合テレビ NSTまつり2018「日本財団パラリンピックサポートセンターpresents稲垣吾郎・草彅剛・香取慎吾×パラアスリートスペシャルトーク」イベントが開催。2300人の観客を前に、日本財団パラリンピックサポートセンター(パラサポ)のスペシャルサポーターである稲垣、草彅、香取がそれぞれ、車いすバスケ、パラ・パワーリフティング、ボッチャを体験。その後、パラスポーツ応援ソング「雨あがりのステップ」を披露し、会場を盛り上げた。

 TV LIFE webでは、イベント終了後の囲み取材の模様を詳しくお届け。【前編】では3人が“パラサポ”としてイベントの感想&選手たちとの交流について語ってくれました!

◆まずはイベントの感想をお願いします。

稲垣:僕らコンサートで来た以来、久々に新潟に来まして。短い時間でしたが、何より地元のファンの方にお会いできてすごくうれしかったです。パラリンピックのスペシャルサポーターとして、そういった形の番組内容でもお届けしたんですが、この内容もまた、新潟から全国に発信されたり、パラリンピック、スポーツのことも、もっともっと広がっていけばいいなと思いました。いよいよ本当に始まりつつあるなって感じがしました。

草彅:とても楽しい時間を過ごせた事と、NSTさんには、昨日から番組をやらせていただいて、今日もこういう形で実際に会場にお客さんも入っていただいて、そこで歌う「雨あがりのステップ」は、パラリンピックの本当にいい応援歌なんだと実感できたし、いつもの『ななにー(AbemaTV 7.2 新しい別の窓)』で歌ってるのとは違うなと。山本篤選手(プロ陸上競技選手で平昌冬季パラリンピック・スノーボード日本代表)もおっしゃってましたが、本当に「誰もが新しい道を行ける」素晴らしさを、パラサポやパラリンピックを通して、日本全国の方に知っていただきたいと思いました。まだまだ時間があるので、2020年のパラリンピックに向けて少しでも活動出来たらなと思います。

香取:すごく楽しかったです。草彅は最後まで晴れるって言ってたんですけど(笑)、最後に雨が来て、その件について今聞いたら、「あの雨がロマンチックだった」って(笑)。ロマンチックっていうのがよく分からないんですけど。

草彅:あれは(解体されてしまう)レインボータワーの、多分うれし泣きじゃないですか?

稲垣:なるほどね。雨が止んだ後、虹が出てくるかもしれないからね。

香取:いや。僕は納得しないです。

草彅:(香取は)タワー好きだからね。

香取:そうなんです。エッフェル塔からレインボータワーへ(笑)やって来たんですけど。新潟も久々でうれしかったですし、NSTさん、初めてみたいで僕ら。今まで来たことがないみたいで、それにびっくりしたんですけど。初めてでこんな(NST)50周年の記念の会に登場させていただいて、しかも、僕らが今みんなに一番知ってもらいたいパラスポーツのイベントに参加させていただいて、本当にうれしく思ってます。

◆実際にパラスポーツを体験した感想は?

稲垣:今までも雑誌の取材やイベントでいろんな競技を体験させていただいてますが、本当に楽しいですね。自分が経験した感覚じゃないスポーツというか、見ているだけでは全然伝わらないものもあって。特に僕が今日体験させていただいた車いすバスケは、健常者の皆さんも一緒に競技に参加したりとかもできて、実際に試合でもそういう制度もあるみたいで。障害者の方も健常者の方もみんなで楽しめるっていうのが、車いすバスケは素晴らしいなと。僕のプレーは酷かったんですけど、最後の最後に、球が入って香取くんからOKもらいました。

香取:生放送的にギリギリでした。後1球遅かったら、あーちょっとやばいなーあれって。編集できないし。

稲垣:3人でも一回体験した事があったんですけど、草彅くんが、剛がすっごく上手で。

草彅:まあ僕はそういうの器用なんで。

稲垣:器用だよね。だからもう途中で何度も替わって貰おうと思ったんですけど(笑)。まあでも、楽しい経験でした。他のスポーツも含めて楽しかったです。

草彅:僕はパワーリフティングを。下半身の力を入れずに、上半身だけで上げるっていうのが、体を使う楽しさがより分かった。後は選手の皆さんがすごくカッコいい。自分の使える体をフルに使ったり、義足をおしゃれにしたり、選手の方の強さが本当に素晴らしいなって。スポーツのすばらしさを改めて気付かせてくれますね。僕、自分の体重と同じ重さをなかなか上げられないんですよ。(体重が)60、3、4キロぐらいで、今日(上げたのは)60キロなんですけど、本気でやると上がるか上がらないかぐらい。ってことは4キロ足すと、絶対上がらないんです。だから2020年までに、自分の体重を上げたい。そしたら自分のパフォーマンスも上がるんじゃないかって。だけどいつもだいたい妥協しちゃう。やっぱ自分の体重はいいや、みたいな。

香取:…もうその話いいんじゃないかな。何急にスポーツ選手かのように…(笑)。

草彅:いや、結構自分の課題なんですよ。何年も前から。自分の体重を上げるっていうのが。でもだいたい60キロぐらいまでは上げられるけど、あと4キロってなると…。

稲垣:自分の体重ってとこポイントだよね。自分と向き合うみたいな。

香取:…もうその話(記事に)載らないと思うよ?

草彅:(構わず)そこだけがちょっと、どうしようかなっていう。ちゃんと鍛えないと上がらない。あと4キロ。

香取:個人的に、個人的にやってくださいよ。

草彅:(さらに構わず)あとウェイト、ウェイトを落として…。

香取:…もう本当いい。

稲垣:選手ですか?

草彅:50、7、8キロにすれば上がるんじゃないかなと。

香取:ジムで、ジムで勝手にやってください。

◆香取さんはいかがですか?

香取:僕はボッチャが本当に好きで。ちょっとでしたけどやれてよかったです。

稲垣:結構作戦っていうか、狙ってたの?ボールを近くに投げるだけじゃなくて、けっこう遠くとかに飛ばしてたから。あれは狙いだったのかな?って。

香取:いやいやそんなことできないですよ、難しいんだって。あれは本当にゲームとして面白いんですよ。だからぜひそれぞれの職場で一つずつセットを買ってもらえれば。僕もまだ体験してないけど、あれ、お酒飲みながら友達と遊んだら絶対楽しいと思うんだよね。

◆山本さんの話で心に残っていることは?

稲垣:山本さんもそうですが、やっぱり皆さん共通して、本当に諦めないというか、壁があるほど燃え上がるというか、そのモチベーションとか精神状態っていうのは僕らには全然想像できないことだし。僕も挫けちゃうタイプなので。いつもそれは感じますね。それはもしかしたらスポーツ選手全員、オリンピック、パラリンピック選手関係なく、スポーツをしている選手の方皆さんに言えることかもしれない。そのタフさに尊敬しか感じられないというか。「雨あがりのステップ」の歌詞もすごく噛み締めて聴いてくださって一緒に歌ってくださったので、それもすごくうれしかったですね。

草彅:そうですね。最後の「雨上がりのステップ」で選手の皆さんが出てきてくれて。選手たちの強い精神力っていうか、試合に向けて鍛えたり、自分の種目をつきつめるっていう。シンプルな事ですけど、選手の精神の強さみたいなものも見習って、僕も頑張りたいなって。山本選手にお会いして言葉の節々から、素晴らしいなって思わせてくれました。

香取:元は陸上をやっていて、スノーボードを一度やってみて、また陸上とか、こう…競技を帰るっていうのが本当に信じられなくて、どういうモチベーションで突き進めるのかなって思ってたんですけど、その諦めずに突き進みたい思いっていうのが強いんだなと。その感じが、信じられないなと思ってたんですけど、今日聞いてみたら、あ、自分たちも新しい道を歩み始めて、ちょうど去年から、1年。その思いと変わらないのかなとは思いましたね。

◆励まされたというか?

香取:そうですね。諦めずにもっともっと先へ、新しい事に挑戦したいっていう感じ、自分にもあったなって、思い出させてくれた気がします。

レポート後編はこちら(https://www.tvlife.jp/entame/190841