渡部豪太「熱いものが目に…」『西郷どん』撮了時の思いを明かす

ドラマ
2018年10月09日

『西郷どん』 大河ドラマ『西郷どん』のトークショーが東京・墨田区で行われ、西郷吉二郎役の渡部豪太、芸能指導の友吉鶴心が出演した。

 渡部は、お気に入りのシーンとして、第2回の西郷家一同が吉之助(鈴木亮平)のお手当を心待ちにしているシーン、第4回の島津斉彬(渡辺謙)が島津斉興(鹿賀丈史)に対峙するシーン、第36回の吉之助が天子様に京都に外国人医師を入れてほしいと懇願するシーンの3つを挙げた。

 第36回のシーンについて渡部は「信吾(錦戸亮)が鳥羽伏見の戦いで撃たれて生死の境をさまよっている時に、大久保(瑛太)さんからこんな医師がいるんだって聞いた吉之助さんが当時、京都に外国人が入れなかったところに天子様に頭を下げて外国人の医師を入れてくださいって懇願するシーンは、私は台本を読んでいただけで、現場にもいなかったんですが、このシーンの吉之助さんを見て、すごいいろんな感情が渦巻いているなって思いました。新政府軍として戦わなければいけない、長としてその場を治めないといけないという気持ちが立ちながらも、傷ついた兵士たちのために医師を呼んでくれ、たとえそれが外国人でもとにかく入れてくれという気持ちの一番根底に、俺の弟を助けてくれっていう気持ちが見て取れて、それがすごい伝わってきたので素敵なシーンだなと思ってテレビで見てました」と語った。

 さらに、クランクアップした時のことを渡部は「ひと足先にクランクアップしたのですが、私と信吾役の錦戸さんとの2人のシーンが最後だった。亮平さんや妻・園役の柏木由紀さん、熊吉役の塚地武雅さん、西郷小兵衛役の上川周作さんは撮影が終わっていたんですが、私が終わるまで待っていてくださって、最後、お花を届けに駆けつけてくれました。すごくうれしくて、自然と熱いものが目に溜まってしまいました」と明かした。

 渡部がクランクアップした『西郷どん』第38回「傷だらけの維新」は、10月14日(日)にNHK総合で後8・00、BSプレミアムで後6・00より放送される。