二階堂ふみ×GACKT『翔んで埼玉』伊勢谷友介、京本政樹ら追加キャスト解禁

映画
2018年10月16日

『翔んで埼玉』 二階堂ふみ×GACKTのW主演映画『翔んで埼玉』の追加キャストが解禁された。

 『翔んで埼玉』は、「パタリロ」などで知られる漫画家・魔夜峰央(まやみねお)が1982年に発表した作品で、2015年に『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』(宝島社)として30年ぶりに単行本として復刊。当時、埼玉県所沢市に住んでいたことから“埼玉”を題材に、「埼玉から東京に行くには通行手形がいる!」「埼玉県人にはそこらへんの草でも食わせておけ!」「埼玉狩りだー!」など、埼玉県を徹底的にディスるセリフが話題を呼び、大ヒットを記録した。

 東京都知事の息子であり、白鵬堂学院の生徒会長=エリートとして華々しく学生生活を送る、壇ノ浦百美を演じるのは二階堂ふみ。そして、百美が淡い恋心を抱く、容姿端麗でアメリカ帰り、でも実は埼玉県出身の転校生・麻実麗をGACKTが演じる。

 映画は、原作の舞台や設定を生かし、百美や麗が活躍する【伝説パート】と、埼玉県在住のある家族を通して、その伝説を振り返り、埼玉への郷土愛を再認識する【現代パート】の2部構成になることが判明。

【伝説パート】では、埼玉県人が東京へ入るための必須アイテムとして登場する“通行手形”の撤廃と、自由を求めて戦う百美・麗の前に、埼玉同様、自県の通行手形の撤廃をもくろむ対抗勢力として、千葉県が立ちはだかる。

 一方、東京都と密な関係を築き、埼玉と千葉の東京進出を快く思わない神奈川県という勢力も登場。東京、埼玉、千葉、神奈川をはじめ、群馬、栃木、茨城をも巻き込んだ関東一帯の各勢力が複雑に絡み合う、壮大なスケールで物語は展開する。

【現代パート】は、埼玉県在住の菅原家を中心に物語が展開される。娘の結納のため一路東京へ向かう道中、車内のラジオから流れてきたのは、百美と麗らが埼玉県人の自由と誇りをかけた戦いの日々をつづった物語。果たしてこの物語は、菅原一家や婚約者たちを、どんな結末に導くのか。

 解禁された追加キャストは、伊勢谷友介、京本政樹、ブラザートム、麻生久美子、島崎遥香、成田凌、間宮祥太朗、益若つばさ、武田久美子、麿赤兒、竹中直人、中尾彬の総勢12名。ブラザートム、麻生、島崎、成田が現代パートで演じる役柄は、それぞれの出身県に合わせた設定となっている。

<各キャストが演じるキャラクター>

【伝説パート】
■壇ノ浦百美(as 二階堂ふみ)
2年生ながらも、東京屈指の名門校・白鵬堂学院の生徒会長を務めている。
東京都知事の息子で、父を誰よりも尊敬している。都知事の息子であることを鼻にかけており、東京都民であっても都心や高級住宅街以外に住む者には冷たい視線を向け、とりわけ埼玉県人には横暴な態度をとっている。しかし、麻実麗の登場により次第に心変わりしていくことに…。

■麻実麗(as GACKT)
アメリカ帰りの白鵬堂学院3年A組の転入生。容姿端麗で都会的なセンスを持つ。大手証券会社の御曹司で、学院内でも特別扱いをされている。しかし、その正体は埼玉県で一二を争う大地主・西園寺家の子息で、父親が政治家に育てるために養子に出し、埼玉らしさを払拭するためにアメリカに留学させていた。都知事となって埼玉県の差別を撤廃することを目標とする。

■阿久津翔(as 伊勢谷友介)
百美の父親である東京都知事・壇ノ浦建造の執事。
しかし、その正体は千葉解放戦線のリーダー。都知事に仕えることで、埼玉とは違う形で、千葉県の差別を撤廃するために動いている。千葉解放戦線として動く際は、常に“あわび”と“さざえ”という2人の女性を従えて行動している。

■埼玉デューク(as 京本政樹)
埼玉県人でありながら、東京を歩いても誰からも疑われずに、むしろ山手に住む金持ちにも間違えられる、伝説の埼玉県人。東京で虐げられていた埼玉県人たちに声を掛け、クーデターを仕掛けようとしていたが、何者かに正体を知られ、命を落としたと思われていた。

■壇ノ浦建造(as 中尾彬)
現東京都知事で百美の父。どんな時も強いリーダーシップで都民を導く。百美の憧れの存在だが…。
崎陽軒の“ひょうちゃん”をこよなく愛し、収集している。

■壇ノ浦恵子(as 武田久美子)
現東京都知事・建造の妻で百美の母。何かと頑固な夫に不満を抱いている様子。執事の阿久津とは、ただならぬ関係のようで…。

■西園寺宗十郎(as 麿赤兒)
麗の父親。おかよを通して、麗にメッセージを送っている。念には念を入れるタイプなのか、メッセージを聞くと跡形もなく爆破するタイプの旧型テレビを使用している。

■神奈川県知事(as 竹中直人)
現職の神奈川県知事。埼玉、千葉が自由に東京、神奈川にはびこることを快く思っていない。

■おかよ(as 益若つばさ)
麗のお手伝いさん。時折、麗の父・西園寺からの連絡を手助けする。

■埼玉県人の青年(as 間宮祥太朗)
東京都に不正に入り込んだ埼玉県人。都民のふりをして東京を満喫しているところをSAT(Saitama Atack Team:埼玉急襲部隊)に発見される。

■下川信男 (as 加藤諒)
白鵬堂学院の3年生。埼玉県出身者で構成され、常に学園中からひどい扱いを受けている「Z組」の生徒。度重なる東京都民からの迫害に、埼玉への愛と誇りを失いかけていたのだが…。

【現代パート】
■菅原好海(as ブラザートム)
菅原家の父。埼玉県熊谷市在住。娘・愛海の結納のために車で東京へ向かう道中、ラジオから流れる埼玉にまつわる伝説の物語を聞き…。とにかく、埼玉をディスられるのが気に入らない。

■菅原真紀(as 麻生久美子) 
菅原家の母。千葉県出身で今は埼玉県に嫁いでいる。普段は優しいが、千葉をディスられると豹変する。

■菅原愛海(as 島崎遥香)
菅原家の娘。埼玉出身。自分が埼玉県出身であることをよく思っておらず、冷めた発言を繰り返す。同じく埼玉出身の春翔との結婚を機に、東京に住むことを夢見ている。

■五十嵐春翔(as 成田凌)
愛海の婚約者。埼玉出身(浦和)。東京に勤めている埼玉“都民”。

『翔んで埼玉』
2019年2月22日(金)公開

<キャスト>
二階堂ふみ GACKT
伊勢谷友介 ブラザートム 麻生久美子 島崎遥香 成田凌(友情出演)
間宮祥太朗 加藤諒 益若つばさ/中尾彬/武田久美子 麿赤兒 竹中直人 京本政樹 他

<スタッフ>
原作:『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』魔夜峰央(宝島社)
脚本:徳永友一(ドラマ「探偵の探偵」「HOPE~期待ゼロの新入社員~」「僕たちがやりました」「海月姫」「グッド・ドクター」他)
音楽:Face 2 fAKE
監督:武内英樹(「のだめカンタービレ」シリーズ「テルマエ・ロマエ」シリーズ「今夜、ロマンス劇場で」他)

公式HP:tondesaitama.com

©2019映画「翔んで埼玉」製作委員会
©魔夜峰央『このマンガがすごい!comics 翔んで埼玉』/宝島社