白井健三『クレヨンしんちゃん』で新技考案「おしりぶりぶり後方2回宙返り4回ひねり」

エンタメ総合
2018年10月17日
©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK
©臼井儀人/双葉社・シンエイ・テレビ朝日・ADK

 体操の白井健三が、テレビ朝日系アニメ『クレヨンしんちゃん』((金)後7・30)のために“新技”を考案した。同局が中継する『世界体操』(10月29日(月)より6夜連続)とのコラボ企画で、10月19日に放送される。

 新技はこの日のショートストーリー「白井選手ガンバレ!だゾ」に登場し、主人公・野原しんのすけが成功を目指してチャレンジ。最高難度の“I難度”の技にしんのすけのギャグ“ケツだけ星人”を盛り込んだ白井のオリジナルで、その名も「おしりぶりぶり後方2回宙返り4回ひねり」だ。

 このほど白井は、お礼にと陣中見舞いにやって来たしんのすけと初対面。『世界体操』に向けて練習中の体育館で「しんちゃん、こんにちはー!」とハイタッチで歓迎すると、しんのすけからタオルをプレゼントされ、「新しい勝負タオルにしたい!」と大喜びした。

 しんのすけから手紙でエールも送られた白井は「お手紙ありがとう! うれしいですね」と感謝し、「僕は小さいころから『クレヨンしんちゃん』のファンなので、憧れのオリンピック選手に会ったような気分です。それぐらい、しんちゃんは僕のヒーローなんです!」と興奮冷めやらず。

 新技については「ひざをしっかり曲げることを意識してほしい」とアドバイスし、「しんちゃんを見ていると、“やってみないとわからない”みたいなスリルを感じる。体操って、そういう勇気がすごく大事。しんちゃんは体操にとても向いていると思います」と太鼓判を押した。

<白井健三選手コメント>
◆しんのすけと初対面した感想は?

 僕は小さい頃から『クレヨンしんちゃん』のファンなので、憧れのオリンピック選手に会ったような気分です。それぐらい、しんちゃんは僕のヒーローなんです! 
『クレヨンしんちゃん』は兄と一緒に映画を見たり、風邪で練習に行けないときに母がビデオを借りてきてくれたり…と、寂しいとき、楽しくなりたいなと思うときに見ていた覚えがあります。子どもの頃から感動と笑いをたくさんもらったアニメなので、今回しんちゃんに会えて本当にうれしかったですね! しんちゃんとの記念写真は宝物です。

◆しんのすけのために考えた新技についてアドバイスをお願いします。

 しんちゃんならアドバイスしなくてもできると思うのですが、とにかくいっぱいひねる技なので、遠心力でひざが伸びてしまいがち。ひざをしっかり曲げることを意識してほしいと思います。

◆しんのすけに体操の才能はありそう?

 しんちゃんを見ていると、“やってみないとわからない”みたいなスリルを感じるんです。体操って、そういう勇気がすごく大事。どんな新しい技も、まさにやってみないことには始まらないので…。そういった意味では、しんちゃんは体操にとても向いていると思います。でも、調子に乗ってすぐケガしちゃうタイプかもしれませんね(笑)。

◆しんのすけは“嵐を呼ぶ5歳児”ですが、白井選手は5歳の頃、どんな子どもでしたか?

 昔は人見知りでしたね。“嵐を好まない少年”でした(笑)。でもしんちゃんと同じく、好奇心は強かったかな。いろいろなことをやってみたいという気持ちはすごく強かったですね。

◆今回のコラボのみどころは?

 体操はほかのジャンルと絡ませづらいスポーツかなと思っていたのですが、今回のコラボはとてもわかりやすい企画! しんちゃんと体操、それぞれの良いところを子どもたちに見つけてもらいたいなと思います。

◆『世界体操』への意気込みをお願いします!

 今年は、昨年にはなかった団体戦が入ってくるので、個人のことだけではなくてまわりの皆のことも考えて戦う世界選手権になると思います。そういう意味では、自分だけではなく、楽しめる材料はいっぱいあると思う。今は、いつもの試合どおりに世界選手権を楽しんできたいな、という思いでいっぱいです。

◆『世界体操』では東京五輪への団体出場権もかかっていますが…?

 自分たちのできることをやれば出場権が取れるレベルだということは皆、わかっていると思うので、まわりは気にせず、自分たちが笑って終われるような演技と結果を残して来たいなと思います。