V6・岡田准一、テレ朝『白い巨塔』に主演「今やることに意味や意義がある」

ドラマ
2018年10月18日
©テレビ朝日
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 V6の岡田准一が、来年放送のテレビ朝日開局60周年記念5夜連続ドラマスペシャル『山崎豊子 白い巨塔』に主演する。

 作家・山崎豊子の同名ベストセラー小説が原作。大阪の大学病院を舞台に、野心家で自らの才能に絶対的な自信を持つ外科医・財前五郎が悲願である教授の座に向かってなりふり構わず邁進する姿を通し、人間の本性に迫った名作だ。1966年には、田宮二郎主演で映画化。以降も幾度となくドラマ化され、国内では2003年に唐沢寿明が主演して以来、16年ぶりとなる。

 岡田は、物語を2019年に置き換え、現代の最新医療を取り入れた新たな『白い巨塔』で財前を演じる。ドラマ出演は2015年の『図書館戦争 BOOK OF MEMORIES』(TBS系)以来、4年ぶり。テレビ朝日では、2001年のスペシャルドラマ『反乱のボヤージュ』以来、18年ぶりに主演を務める。

 昨年の映画「関ヶ原」で日本アカデミー賞優秀主演男優賞を受賞するなど俳優として目覚ましい活躍を見せる岡田だが、山崎作品は初出演。「山崎豊子さんの作品というのはどれも人間模様が深く描かれたものばかりですし、中でも『白い巨塔』は誰もが知る名作」と気を引き締め、財前については「何かに慮っていないと生きづらい世の中にあって、財前は絶対の自信と揺るがない信念を持ち続け、野心を抱きながらギラギラとエネルギッシュに生きています。医師として、この“白い巨塔”を登っていこうとあがき、もがく男なのだと思います」と分析する。

 メガホンをとるのは、巨匠・鶴橋康夫監督。撮影は既にスタートしており、岡田は「“やるからには財前五郎を味わい尽くそう”という気持ちで、監督を信じてついていきたいです」と意気込む。医師役は初挑戦だが「医学の進歩にともなって、今の時代だからこそできる『白い巨塔』になっていると思いますので、そういった部分にもご期待ください」と自信たっぷりだ。

 さらに「『白い巨塔』という作品を制作することも、僕が財前五郎という人物を演じることも、“今やること”に何らかの意味や意義があると思います。それを探し、見つけながら、監督はじめ、みんなでエネルギーをぶつけて『白い巨塔』と戦っていますので、ぜひ出来上がりを期待してお待ち下さい!」と力強く語っている。

<財前五郎役・岡田准一 コメント>
 山崎豊子さんの作品というのはどれも人間模様が深く描かれたものばかりですし、中でも『白い巨塔』は誰もが知る名作。人間の欲望や思惑、生き様がドラマチックに表現されています。

 財前五郎という人物は現代にはなかなかいないキャラクター。何かに慮っていないと生きづらい世の中にあって、財前は絶対の自信と揺るがない信念を持ち続け、野心を抱きながらギラギラとエネルギッシュに生きています。医師として、この“白い巨塔”を登っていこうとあがき、もがく男なのだと思います。「やるからには財前五郎を味わい尽くそう」という気持ちで、監督を信じてついていきたいです。

 撮影は始まったばかりですが、現場はとても楽しいです。難しいシーンばかりでどのシーンも気が抜けないのですが、他の出演者の方々もどんな芝居をするのか模索されたり、楽しみながら撮影に臨んでいらっしゃるのを感じています。

 また、今回“医師役”にも初めて挑戦していますが、今作は設定を現代に置き換えているので、医療技術なども現代風にアレンジされています。医学の進歩にともなって、今の時代だからこそできる『白い巨塔』になっていると思いますので、そういった部分にもご期待ください。

『白い巨塔』という作品を制作することも、僕が財前五郎という人物を演じることも、“今やること”に何らかの意味や意義があると思います。それを探し、見つけながら、監督はじめ、みんなでエネルギーをぶつけて『白い巨塔』と戦っていますので、ぜひ出来上がりを期待してお待ち下さい!

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