井浦新主演!阪神・淡路大震災の被災地で奇跡を起こした男のドラマ『BRIDGE』19年1・15放送決定

エンタメ総合
2018年11月07日

BRIDGE

 阪神・淡路大震災後に六甲道駅をわずか74日間で復旧させた実話をドラマ化した『BRIDGE』(カンテレ/フジ系)が、井浦新の主演で2019年1月15日(火)に放送されることが明らかになった。

 1995年1月17日午前5時46分、関西を襲った未曽有の大震災。圧倒的な自然の力は容赦なく人々の命を奪い、生活を破壊した。神戸の街は、一瞬にしてがれきの山と化し、交通は分断され、陸の孤島となった。中でも線路ごと崩落するなど被害の大きかったのがJR六甲道駅。カンテレ開局60周年特別ドラマ『BRIDGE』は、過酷な状況の中、倒壊した駅をわずか74日間で復旧させた男たちの実話に基づいた物語だ。

 主演は井浦新。井浦が演じるのは、震災直後、JRからの依頼により倒壊した六甲道駅の復旧工事を担う建設会社・磐巻組の工事所長・高倉昭。その高倉とふいに出会い、突然工事の記録係を命じられ、ビデオカメラを回し続けた少年・春日豊を野村周平が演じる。六甲道で生まれ育った春日の幼なじみの女性を葵わかなが、時を経て2018年秋、42歳になりこのエピソードの語り部となる現在の春日を椎名桔平が演じる。

 高倉のモデルとなったのは、1995年1月、実際に六甲道駅を74日間で復旧させた工事を指揮した奥村組の岡本啓氏(当時)。岡本氏は当初、六甲道駅の惨状を目の当たりにして、この復旧には少なくとも1年、もしくはそれ以上の時間を要すると考えた。だが、六甲道駅は大阪から神戸へと東西をつなぐ東海道本線の要所。ここを開通させなければ、人や物資を運べず、神戸は陸の孤島。電車が走る“日常”を取り戻す使命感に突き動かされた岡本氏は、仲間たちと共に難工事を指揮し、見事にわずか74日間で電車を開通させた。

 高倉という男を「凛としたたたずまいの奥に、誰よりも熱い情熱を秘めた人」と語る米田孝プロデューサーは、井浦の起用について「まさに、井浦新さんその人です。これまでで最高に熱く美しい井浦新の姿が見られることをお約束します」とコメント。「震災が私たちに残したものは、悲劇ばかりではない。非常事態だからこそ手を取り合い、共に困難に立ち向かった優しく強い人間の姿を描きたい。それこそが、今を生きる私たちへのメッセージになるはずだと考えました」と力を込めた。

 カンテレ開局60周年特別ドラマ『BRIDGE』は、2019年1月15日、後9・00から放送。映像配信サービス「U-NEXT」とタッグを組んでドラマ連動コンテンツを制作・配信することも決定している。

『カンテレ開局60周年特別ドラマ BRIDGE
はじまりは1995.1.17神戸』

2019年1月15日(火)カンテレ・フジ系 後9・00~11・18
演出:白木啓一郎(カンテレ)
脚本:一色伸幸
音楽:イケガミキヨシ
特別協力:奥村組