濱田岳主演×白石和彌監督でデリヘルで働く女性たちの人間模様を描く『フルーツ宅配便』19年1月スタート

ドラマ
2018年11月11日

『フルーツ宅配便』 2019年1月クールのドラマ24枠が濱田岳主演『フルーツ宅配便』(テレビ東京ほか)に決定した。

 本作は、ビッグコミックオリジナルで連載中の漫画家・鈴木良雄の同名作品の映像化。子供の学費を稼ぐシングルマザー、整形した若者、詐欺で借金を背負ったOLなど、デリヘルで働くワケあり女子の人間模様を、デリヘルの店長になったごく普通の男の目線を通して描く。痛くて、切なくて、でもどこか温かいデリヘルを舞台に、女性たちが生きる“今”を描く人生賛歌となっている。

 主人公でデリヘル店長になるごく普通の男・咲田真一役を濱田岳が演じる。濱田は「このドラマはきっと『生きていくということ』が、大事なテーマの1つだと思っています。また、そのドラマの主演を任せていただけることに、喜びと大きな責任を感じております」と。

 さらに「男性しか利用することのない職業のため、いろいろな感情を抱く方も多いとは思いますが、人間がもつ“欲”と“弱さ”が織り成す人情劇になっていると思います。毎週楽しんでいただける作品にするべく、白石監督をはじめ、素敵な仲間たちと撮影をしております、ご期待ください」と語った。

 主演作品に気合が入るとともに、少し残念なこともあるようで「『釣りバカ日誌』の伝助のときのように、朝から元気に、『おはスタ』に出られないことです」と話しつつも、これから始まる、フルーツ宅配便をよろしくお願いいたします!」とアピールした。

 監督を務めるのは、「彼女がその名を知らない鳥たち」「孤狼の血」「止められるか、俺たちを」「凶悪」など話題作を次々と手掛け、今注目を集める白石和彌。

 白石は「映画で何度か描いてきたデリヘルの話を、ドラマ24を舞台に再度挑戦します。それもこれも『フルーツ宅配便』という素敵な原作に出会ったことがすべてです。まだまだ描かなければいけない人生が世の中にはたくさんあると痛感させられています」と。

 また「濱田岳さんという最高のパートナーと一緒に、悲しく苦く、ほんの少しだけ楽しいさまざまな人生を見つめていきたいと思います。撮影、始まったばかりですが快調です。明日は晴れろ!」とコメントしている。

 原作者の鈴木良雄は「自分の描いた漫画が自分以外の方々によって映像化されたら、どう描かれるのかという興味はものすごくありましたが、テーマがテーマだけにテレビでのドラマ化は難しいのかなと思ったりもしました。おそらくテレビ東京さんのドラマ24という枠だからこそ、実現したドラマ化だろうと思います」と。

 また「革新的なドラマを数々世に送りだしているドラマ24の中でも、デリヘルという舞台は異色だと思いますが、デリヘルが舞台であるからこそ描ける、心震える人間ドラマにしていただけるものと心から期待しておりますし、なるものと確信しております。ので、みんな見てね~」と期待を寄せている。

 主演の濱田岳については「濱田岳さんに主人公のサキタを演じていただけると聞き、とてもうれしく、大変光栄に思っております。シリアスだけでなくコミカルも演じられる俳優さんは、それほど多くないように思いますが、濵田さんはシリアスもコミカルも自然に演じられる数少ない俳優さんであると思います。笑えて泣ける濱田さんの演技を一視聴者として楽しみにしております。んで、みんなも見てね~」と語った。

<あらすじ>
東京で勤めていた会社が倒産し、社宅も追い出され、仕方なく地方都市の故郷へ戻って来た主人公・咲田真一(濱田岳)。昔よく通っていたラーメン屋で、強面で謎の多い男・ミスジと再会。ミスジは、咲田に自分の仕事を手伝うように勧め、流されるままに引き受けてしまう咲田だが、その仕事とはミスジがオーナーを務めるデリヘル「フルーツ宅配便」の雇われ店長だった。
ひょんなことからデリヘルの店長になってしまった咲田の運命は!? デリヘルに集まる女性たちの人生とは…

ドラマ24『フルーツ宅配便』
2019年1月クール
テレビ東京ほか
毎週(金)深0・12~
※テレビ大阪のみ、翌週月曜0・12放送

原作:鈴木良雄
主演:濱田岳
脚本:根本ノンジ
監督:白石和彌

©鈴木良雄・小学館/「フルーツ宅配便」製作委員会