生田斗真主演、劇団☆新感線いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌』開幕!

エンタメ総合
2019年03月08日

『偽義経冥界歌』
 2019年劇団☆新感線39興行・春公演 いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌』が、3月8日(金)より大阪・フェスティバルホールで開幕する。

『偽義経冥界歌』は、2017年春から2018年大晦日まで約2年間、IHIステージアラウンド東京でのロングラン公演という前代未聞のチャレンジを敢行した劇団☆新感線の3年ぶりの劇団本公演。座付き作家・中島かずきによる約5年ぶりのいのうえ歌舞伎シリーズ完全新作となる。

 物語のモチーフは“奥州三代”と“義経黄金伝説”。源義経の偽物説、影武者説といったドラマティックなエピソードをベースに、義経が実際に奥州に匿われていたという史実と奥州三代の盛衰の行方を絡めつつ物語は展開。主人公の偽義経を中心としながらも、群像劇のような、それぞれの人間ドラマも堪能できる作品。新感線ならではの笑いたっぷり、殺陣、アクション満載の王道エンターテインメントだ。

 主人公の偽義経<源九郎義経>を演じるのは4度目の新感線出演で、いのうえ歌舞伎作品で主演を務めるのは初となる生田斗真。共演には、2度目の新感線出演となるりょう、早乙女友貴、今作が新感線初参加となる中山優馬、本作が初舞台の藤原さくら、5回目の新感線となる山内圭哉、6回目の新感線となる三宅弘城(東京・福岡公演のみ)、昨年の『メタルマクベス』disc1で退団以来21年ぶりに劇団公演に参加した橋本さとしといった豪華なキャストが顔をそろえる。

 さらに、橋本じゅん(大阪・金沢・松本公演のみ)、粟根まことといった劇団員も多数出演。おなじみの特徴を大いに生かしたキャラクターでステージ上をところ狭しと暴れ回る。

<いのうえひでのり(劇団☆新感線主宰・演出)コメント>

『偽義経冥界歌』は劇団☆新感線史上最大といえるほど立ち回りの多い公演です。立ち回りがダンスのようにお芝居として複雑に入り込んでいて、キャストの動きにうまく馴染まないと台詞とのリズムが悪くなり、物語のうねりが客席に伝わらなくなってしまうので、開幕までにしっかり間に合わせて良い形でお届けしたいと思っています。
生田斗真くんは、今では弟キャラではなく、すっかり立派な俳優さん。新感線のことも良く分かってくれていて、差し引き、駆け引き、気遣いすべてにおいて任せられる主役です。
大阪公演は3年ぶり。豊洲(IHIステージアラウンド東京)にずっといたので、一つの場所から解放されるエネルギー、そして劇団員が揃う楽しさもある公演です。ぜひご期待ください。

<生田斗真(源九郎義経役)コメント>

前作『Vamp Bamboo Burn~ヴァン!バン!バーン!~』(2016年)は大阪フェスティバルホールにて大千秋楽を迎えました。あれから3年近く時が経ち、また同じ場所からスタート出来る事に喜びを感じています。かなり大きな会場ですが、最前列から、2階席、3階席の1番後ろのお客様まで、誰一人置いていかない、お芝居にしたいと思っています。
 稽古中は橋本さとし先輩の天然ぶりに終始翻弄された稽古場でした。久しぶりに本公演に参加する、さとしさんと、それを心から喜んでいる劇団員の皆さん。素晴らしい連帯感と幸せに満ちた稽古場でした。
 『偽義経冥界歌』は久しぶりの劇団☆新感線の新作!とにかく役者が駆け回る!闘う!歌う!少年漫画のようでありながら、誰もが楽しめるスペクタクル作品です。難しい事は考えず、僕らが創り上げる劇空間にお付き合い下さい。
劇団☆新感線版アベンジャーズ×ハムレット×リメンバー・ミー!さぁ訳が分からなくなってきただろう?楽しみになってきただろう?自信あり!そして当日券も数枚あり!劇場にて…否!冥界にて待つ!

2019年劇団☆新感線39興行・春公演
いのうえ歌舞伎『偽義経冥界歌』
作:中島かずき
演出:いのうえひでのり
出演:生田斗真、りょう、中山優馬、藤原さくら、粟根まこと、山内圭哉、早乙女友貴、橋本じゅん(大阪・金沢・松本)、三宅弘城(東京・福岡)、橋本さとしほか

<公演日程>
大阪公演:3月8日(金)~21日(木・祝)
金沢公演:4月2日(火)~7日(日)
松本公演:4月18日(木)~21日(日)
東京公演:2020年2月予定
福岡公演:2020年4月予定

©2019『偽義経冥界歌』
©2019『偽義経冥界歌』/ヴィレッヂ・劇団☆新感線

撮影:田中亜紀