原田泰造「Toshlさんは妖精みたい」『大全力失踪』4・7スタート

ドラマ
2019年04月03日

『プレミアムドラマ 大全力失踪』
 4月7日(日)スタートの『プレミアムドラマ 大全力失踪』(BSプレミアム)の試写会に、主演の原田泰造、緒川たまき、優希美青が出席した。

 本作は、2017年に放送された『全力失踪』の続編。人生のリセットを求めて7年の完全失踪を遂げた磯山武(原田泰造)が、友人の怪しい頼み事を引き受けたことから、今度は殺人犯として追われることになる。

 原田は「普通のおじさんが逃げ回る悲惨な話だけど、明るく撮っていて、僕にとってはすごく夢のあるドラマで現実逃避できているんじゃないかなって思います。嫌なことから逃げるのがそんなに悪いことではなって言ってるようなドラマだと思います」と語った。

 磯山の妻・聖子を演じた緒川は「聖子は『全力失踪』では磯山に対して上から目線で過ごしていたけど、『大全力失踪』では7年間の失踪をやり遂げた磯山を見直した感が聖子の中で芽生えているように感じました」と。

 大変だったシーンについて、原田は「雪を走るシーンで坂道を走ってくださいって言われた場所が信じられないほどの斜面で、本当に使うんだろうなって思って走って本編を見たら案の定、使われてなかったです(笑)。あとは、普段がやさしいので聖子とななみ(優希)に厳しいこと言われるのが今回、1番つらかったです」と。緒川は「原田さんがショックを受けていたのは本当だと思います。撮影中に原田さんが捨てられた子犬のような目をされるので、よりさげすんだ演技をしました」と明かした。

 娘のななみの彼氏・白金雅也役の山田裕貴、バーテンダー役のToshlとの共演について聞かれると、原田は「山田君は普段いい子なんですけど、役に入っているので娘のななみとイチャついていて本当にむかつきました(笑)。Toshlさんは妖精みたいでした。強いオーラを放たれていて、現場が異常な世界でした」と語った。

 優希は「台本を読んだ時よりも山田さんとの掛け合いがバカップルでやっていて楽しかったです。それを見て親が少しイラついてるの感じていました(笑)」と。

「“失踪”したくなったことは?」という質問に、優希は「小学校の頃に九九が言えないと居残りさせられていていつも残っていたので、その時は逃げ出したくなりました。あと、テストの前は失踪したくなります」と語った。

『プレミアムドラマ 大全力失踪』
BSプレミアム
4月7日(日)スタート
後10・00~10・50

BS4K
4月3日(水)スタート
後8・00~8・50

作:嶋田うれ葉
出演:原田泰造、緒川たまき、優希美青/浅野温子(第3回・最終回)/山田裕貴、手塚とおる、石丸謙二郎

公式サイト:https://www.nhk.or.jp/drama/pd/daizen/