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鈴木裕美演出「絢爛とか爛漫とか」顔合わせとか本読みとかレポート

舞台「絢爛とか爛漫とか

 8月20日(火)からDDD青山クロスシアターで上演される舞台「絢爛とか爛漫とか」の顔合わせ、本読み稽古が行われた。

 本作は、あまたのカンパニーが繰り返し上演してきた、作:飯島早苗、演出:鈴木裕美不朽の名作を、初演演出の鈴木裕美により再び上演。昭和のはじめを舞台に、安西慎太郎、鈴木勝大、川原一馬、加治将樹が4人の若き文士たちを演じる。

「絢爛とか爛漫とか」

 処女作以降、2作目が書けず悩む新人小説家・古賀(安西慎太郎)の部屋に集う批評家志望のモダンボーイ・泉(鈴木勝大)、自称・耽美小説家の加藤(川原一馬)、非凡な才能を持ち、破天荒で自由に生きる諸岡(加治将樹)。移り変わる季節のようにゆれうごく夢と才能、理想と現実の葛藤の中で、友情や恋にもがきながら、それぞれの道を探していく。

舞台「絢爛とか爛漫とか

 顔合わせのあいさつで、演出家の鈴木裕美は本作について「特に解釈が難しい本ではない」と説明し「すごく“役者だな”と思う方たちに集まっていただけているので、どう生き生きと人物を作っていくかということが稽古の中心になる」と。また「初演、再演の読み方にこだわるつもりはまったくありません。この4名、私を入れた5名でたどり着けるところにたどり着きたいなと思います」と語った。

 作者の飯島早苗は「ざっくり言うと、自分のことを利口だと思っている青くさい馬鹿がしゃべっている、それだけの話です(笑)」と笑わせ、「この本に関しては、俳優さんが魅力的な人でないと目も当てられないというような本になっています。すてきな俳優さんを長い時間見られて、見ている人にとっては楽しいんですけど、やる人にとってはせりふがすごく多くて、本当に申し訳ありませんという感じなんですが(笑)、私も楽しみにしています」と語った。

舞台「絢爛とか爛漫とか

 4人の俳優陣も「とにかく思考、考えることをやめないで、皆さんと手をつなぎながら戦っていけたら」(安西慎太郎)、「皆さんの芝居を観て、1つずつ自分の中で答えを見つけていければ」(鈴木勝大)、「この4人で一緒にこのバカなところとかわいいところを前面に出せるように頑張っていきたい」(川原一馬)、「最後のほうには4人で全裸でこれをやっても楽しめるくらいになれば」(加治将樹)とそれぞれ作品に懸ける思いを語った。

 その後、1回目の本読み稽古が行われ、プロデューサーが「当て書きしたかのよう」と評したように、早くも4人の俳優陣が文士たちのキャラクターを色とりどりに演じ、相当の準備を重ねて臨んでいることをうかがわせた。

舞台「絢爛とか爛漫とか

 鈴木裕美からは「言ってない、ではなくて、言ってはいない、というように、小説家の話なので、言葉を大切に言ってほしい。なぜその単語を選んでいるのか、それを言っているのかというところに意識的。ぼんやりしていても意識的だということを押さえておいていただけるといいなと思います」と、昭和初期の文士たちという登場人物を作り上げるための軸となるポイントが示された。

舞台「絢爛とか爛漫とか

 1993年の初演から26年の時を経て、「初演、再演の読み方にこだわるつもりはない」という鈴木裕美と4人の“役者”たちがどんな「絢爛とか爛漫とか」にたどり着くのか、8月の上演がいまから待ち遠しい。

<顔合わせあいさつ>

舞台「絢爛とか爛漫とか

■演出家・鈴木裕美
初演の演出をしていたんですけど、今回面白そうな面子でもう一回これをやれるのをうれしく思っています。
例えばシェークスピアとかチェーホフになると、いろいろなやり方があるので、演出家がまず大きな解釈を申し上げないと皆さん迷われるかと思うんですが、この本は読んだとおりやろうと。特に解釈が難しい本ではないと思います。
だからとにかく読んだとおりということなんですけど、すごく役者だなと思う方たちに集まっていただけているので、どう生き生きと人物を作っていくかということが稽古の中心になると思います。
初演の演出していますけれども、やっぱり新しくお芝居を作るわけなので、この本こういう読み方もできるのかというか、初演だったり再演だったりというときの読み方にこだわるつもりはまったくありません。
この4名、私をいれて5名でたどり着けるところにたどり着きたいなと思います。
よろしくお願いします。

■作者・飯島早苗
このたび上演していただくことになりまして、大変光栄に思っています。
ざっくり言うと、自分のことを利口だと思っている青くさい馬鹿がしゃべっている、それだけの話です(笑)。
なので、この本に関しては、俳優さんが魅力的な人でないと目も当てられないというような本になっていますので、すてきな俳優さんを長い時間見られて、見ている人にとっては楽しいんですけど、やる人にとってはせりふがすごく多くて本当に申し訳ありませんという感じなんですが、私も楽しみにしています。
よろしくお願いいたします。

舞台「絢爛とか爛漫とか
古賀大介役・安西慎太郎

■古賀大介役・安西慎太郎
この日をすごく楽しみにしていたという気持ちと、4人ですのでいろんなプレッシャーもあるんですけど、さっき当て書きされたようという話がありましたが、僕はとにかくぐずぐずしている人間なので、そのいいところを使いつつ、思考、考えることをやめないで皆さんと手をつなぎながら戦っていけたらと思いますので、最後までよろしくお願いします。

舞台「絢爛とか爛漫とか
泉謙一郎役・鈴木勝大

■泉謙一郎役・鈴木勝大
読んでいる間によく分かんなくなってきてしまって、最初にこの本を手にして読んだ時よりも自分の中ではさまよってしまっているので、皆さんの芝居を観て、いろんな言葉をもらいながら1つずつ自分の中で答えを見つけていければと思っています。
よろしくお願いします

舞台「絢爛とか爛漫とか
加藤常吉役・川原一馬

■加藤常吉役・川原一馬
僕自身こんな声ですし、こういうしゃべり方ですし、わりと男が好きなんじゃないかって思われがちなんですけど(笑)、そういう意味でも雰囲気的にもこの役は僕がやりやすいというか。
あとは変態的な部分もすごく持っていると思うので(笑)、そこを存分に出させていただいて、この4人で一緒にこの馬鹿なところとかわいいところを前面に出せるように頑張っていきたいと思います。

舞台「絢爛とか爛漫とか
諸岡一馬役・加治将樹

■ 諸岡一馬役・加治将樹
4人なのでいろんなものがバレると思います。なので楽しんで、最後のほうには4人で全裸でこれをやっても楽しめるくらいになればいいなと思っているので…(大きな声で)よろしくお願いします!

舞台「絢爛とか爛漫とか

舞台「絢爛とか爛漫とか」
作:飯島早苗
演出:鈴木裕美
出演:安西慎太郎 鈴木勝大 川原一馬 加治将樹
公演スケジュール:8月20日(火)~9月13日(金)
劇場:DDD青山クロスシアター

お問い合わせ:ワタナベエンターテインメント
TEL 03-5410-1885(平日11:00~18:00)

チケット発売中
料金:7,800円(全席指定/税込)※未就学児入場不可

「絢爛とか爛漫とか」公式ホームページ:http://kenran.westage.jp

主催・企画・製作:ワタナベエンターテインメント

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