橋幸夫が“ラグビー界のラスボス”役で大泉洋主演『ノーサイド・ゲーム』第6話から登場

ドラマ
2019年08月17日
『ノーサイド・ゲーム』
©TBS

 大泉洋主演の日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』(TBS系)第6話(8月18日(日)放送)から、橋幸夫が登場する。

 TBSの連続ドラマにレギュラー出演するのは『水戸黄門』第30部(2002年)以来17年ぶりとなる橋が演じるのは、日本のラグビー界を束ねる日本蹴球協会の会長・富永重信役。大泉演じる君嶋が直面する大きな壁のひとつとなる、ラグビー界の閉塞的な状況を作っている張本人だ。

 富永は、ラグビーがプロスポーツではなくアマチュアであることを神聖視し、収益性を求めることを悪とする考えの持ち主。ラグビーの素人でアストロズを実力とともに経営的な面から立て直している君嶋とは対極にいる。君嶋にとって富永はまさにラグビー界のラスボス的存在だ。

 そして橋といえばトキワ自動車社長・島本博役で出演中の西郷輝彦と共に“御三家”として一世を風靡した往年のスター。橋は西郷について「同じシーンで共演できたらこれまで積み上げてきた関係性が画面からにじみ出て面白いと思います。そんなシーンがあるといいですね(笑)」とコメントしている。

『ノーサイド・ゲーム』
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<橋幸夫 コメント>
これまではテレビの前で拝見していました。なかなかよくできているといいますか、脚本が素晴らしいです。僕はラグビーという競技をあまり知らなかったんですが、このドラマがきっかけで面白いものだと知りました。
主演の大泉洋さんは、出演されているドラマや映画をいくつか観たことがありますが、人間性を感じる演技をされていますね。どんな役でも素晴らしく演じていらっしゃると思います。
僕が演じる富永は大泉さん演じる君嶋とは考え方が真っ向から違う人物です。年齢的にも昔の考え方を持った人物がプラチナリーグのトップに立っている。悪役とまではいきませんが、「ニヒルでいいから“方針が違う”ということを上から目線でやってほしい」と監督からリクエストされました。できているかどうかはドラマをご覧になって確認してください(笑)。富永のような嫌われそうな役を演じるのは初めてですが、楽しめそうです。
西郷さんが出演しているシーンも拝見しましたが、いい社長さんを演じていますよね。彼の身体のことを案じていたんですが、元気そうで安心しました。もっともっと元気になって大社長を演じてください!彼とは御三家時代からの仲間ですから、同じシーンで共演できたらこれまで積み上げてきた関係性が画面からにじみ出て面白いと思います。そんなシーンがあるといいですね(笑)
このドラマには、一度観たら「また見たい!」と思わせるものがあります。わたしもそうですし、視聴者の皆さんもそうだと思います。きっとどんどん引き込まれますよ!楽しみにしていてください!!

<西郷輝彦 コメント>
日本蹴球協会長とトキワ自動車社長。共演シーンがあるか微妙ですが、ロケ先でぱったりなんてことはありそうですね。ようこそアストロズワールドへ!

日曜劇場『ノーサイド・ゲーム』
TBS系
毎週日曜 後9・00~9・54

<第6話(8月18日放送)あらすじ>
サイクロンズ戦には敗れたもののプラチナリーグを2位という好成績で終えたアストロズ。選手たちが喜ぶ中、GMの君嶋(大泉洋)は渋い顔だ。優勝という目標を達成できなかったうえに収支もほぼ改善していない。来年度予算を承認してもらうため君嶋は役員会議に臨むが、全社的な予算圧縮を目論む滝川常務(上川隆也)から全否定されてしまう。島本社長(西郷輝彦)のとりなしで辛くも予算は承認されたが、アストロズを取り巻く環境は厳しいままだった。
数日後、脇坂(石川禅)に呼び出された君嶋は経営戦略室に戻ってくるよう勧誘される。脇坂は滝川常務と同期で、増大する滝川の勢いを削ぐために君嶋を手元に置きたいのだ。GMとして自信を失っている君嶋はこの誘いに揺れる。
自らの身の振り方に迷う君嶋だが、GMとしてできることをやろうと決める。やはりラグビー界全体が変わらない限り各チームの収支は改善しない。君嶋は昨年同様GM会議の席上で改革案を提案する。すると、その席に日本蹴球協会会長・富永(橋幸夫)が現れる。

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