佐藤勝利&髙橋海人&田中樹の“撮影中のカッコいい話”に会場の反応は?

映画
2019年10月25日

 映画「ブラック校則」の完成披露舞台あいさつが行われ、佐藤勝利、髙橋海人、モトーラ世理奈、田中樹、箭内夢菜、堀田真由、菅原伸太郎監督が登壇した。

 本作はブラックな校則によってまっとうな学園生活を送れない女子生徒に恋をした主人公・小野田創楽が彼女を救うため、そして自由を手に入れるためにブラックな校則と戦う青春ストーリー。創楽を演じる佐藤は本作が映画単独初主演、親友・中弥には映画初主演の髙橋、ヒロイン・希央役にはモトーラ、さらに田中、箭内、堀田という旬の俳優が集結している。

 佐藤は「すごく社会的なメッセージも入っていて、学校のこともそうですし、社会の理不尽なことも描かれているので高校生だけじゃなくて、大人も楽しめる映画になっています。すごい余白のある映画なので、いろんな想像をして受け取ってほしい」と作品に込めた思いを語った。

 撮影の印象的なエピソードを聞かれると、小さな声で「俺のカッコいいやつ」と田中から注文が。それを受けて佐藤が「樹君のカッコいい話で言うと、生徒役のキャストでご飯に行ったんです。舞台中だった樹君が先に帰ったんでメールで『ありがとうございました』って言ったら『もう払ってるから』って。本当にカッコいい先輩です」と話すと、田中は「ありがとう。気持ちがいい!」と笑顔を見せた。

 続いて、佐藤から「俺のカッコ いいエピソードを待ってる」と振られた髙橋が、撮影前に2人で決起集会をしたことに触れ「勝利君が『海人はこの作品を楽しんでくれればいい。主演の俺が現場作りをするから、とにかく海人は中弥として作品を楽しんで』って言われて。本当に頼りになる方だったんですけど、撮影に入って楽屋あけたら一番端っこにちんまり座って台本読んでるんですよ」と暴露。まさかのオチに会場は笑いに包まれた。

 不良グループのボス・ミチロウを演じる田中は、複雑な気持ちになった瞬間を振り返り、「僕が創楽に突っかかるシーンがあったんですけど、そこで『OK』ってカットがかかった後に監督が僕のところに来て『本当に嫌な奴に見えますね』って言ってきた。ミチロウを演じられてるっていう気持ちと、本当に嫌な奴に見えてるんだっていう気持ちになった」と。監督から「素晴らしいってことですよ」とフォローを受けると、「素晴らしいって監督が言ってたってSNSで拡散してください!」と観客に呼び掛けた。

 映画の内容にちなんで、自身が経験したブラックなルールについて聞かれると、同じ高校出身の佐藤、髙橋、田中は「ほぼブラック校則」と母校の話に。「学校に入る前に校門のところにラインがあって、そこで止まって校舎に礼をしてからじゃないと入っちゃいけない」「恋愛禁止」という校則があったという流れから、髙橋はKing & Princeには「メンバー内恋愛禁止」というルールがあることを告白。「この先ずっと一緒に歩んでいくと何が起こるか分からないから作っておこうってウチのリーダー(岸優太)が」と、謎のルールが出来た経緯を明かした。

「もしも校則を作れるとしたらどんな校則を作る?」という質問には、佐藤が「ブラック校則を自腹で見ないといけない」と共演者も「いいじゃん!」と絶賛の回答を。一方、「1日5時間以上、笑わないといけない」という過酷な校則を挙げた髙橋は「笑顔は平和だよ。笑えない日も5時間笑わらないとダメ。結構いい案出ましたね」と自画自賛し、会場の笑いを誘った。

映画『ブラック校則』
11月1日(金)全国ロードショー
配給:松竹

©2019 日本テレビ/ジェイ・ストーム