井上尚弥の入場曲を布袋寅泰が提供!「鮮やかなKOを期待」

エンタメ総合
2019年11月06日
布袋寅泰、井上尚弥
©Michiko.Yamamoto

『WBSSバンタム級決勝 井上尚弥vsノニト・ドネア』がフジテレビ系で11月7日(木)後7時57分から生中継される。この試合での井上の新しい入場曲を、布袋寅泰が提供することが決定した。

 主要4団体の世界チャンピオンや世界ランカーによる真の世界一を決めるトーナメント「ワールド・ボクシング・スーパー・シリーズ(WBSS)」。バンタム級決勝のカードは、日本が世界に誇る“モンスター”井上尚弥vs世界5階級制覇の名王者“フィリピーノ・フラッシュ”ノニト・ドネア。さらに、井上の弟・拓真も同じリングに上がる。彼らが幼少のころから夢見てきた、共に世界王者として出場する初めてのダブル世界タイトルマッチをフジテレビが生中継する。

 世紀の一戦を前に、井上(尚)、ドネア両選手の記者会見が行われた。まず、ここまでを振り返っての心境を聞かれたドネアは「ここまで大変素晴らしい経験をさせてもらったと思っています。そして、決勝まで来られたことはファイターとしての誇りですし、東京で対戦できることをうれしく思っています」とコメント。

 WBSSの決勝を迎えることに対しては「井上尚弥選手と対戦できるという事実が、私を特別な気持ちにさせており、大きなモチベーションになっています。今までたくさんの栄光を手にしましたが、プロとしての活動を続けていく中で、そういったモチベーションは必要なものです。井上選手も、集中力を持ってこの試合に挑んでくると思います。彼は“世代交代”という言葉を使っていますが、自分は“世代交代の前に立ちはだかる大きな壁”だと思っています」と力強く語った。

 一方、試合を前に今の心境を聞かれた井上は「このトーナメントが始まって1年がたちますが、いよいよこの舞台まで来たな、という思いがあります。そしてこの決勝をドネア選手と戦えることは、自分にとって一番望んでいた形なので、楽しみな気持ちでいっぱいです」と、試合に対する喜びをコメント。

 「自分が日本代表を背負うつもりでやっていますが、この決勝に勝てなければ今後日本人選手がここまで上ることはできないだろうと思っているので、自分が突破口としてトーナメントで優勝し、この先見てみたい景色に向けて頑張りたいです」と決勝への思いを語った。

 そして、どんなボクシングを試合で見せてくれるのかという問いに、ドネアは「自分自身の力を最大限に信頼することを今までの経験から学びました。そしてこの試合のカギとなるのは、的確な戦略を立て、それを遂行すること。また、相手の動きに適応していくこと。この適応能力が大切になってくると思います」と。

 井上は「体調はすごく良いですし、自分の最大のパフォーマンスが発揮できると思っています。準々決勝、準決勝と最高の形で試合ができているので、決勝もそれと変わらないパフォーマンスを見せたいと思います」と語った。

 ドネアと対戦することに対しては「ドネア選手のボクシングはプロに転向する前からずっと見てきたもので、自分にとって憧れの選手の1人でもあります。彼と決勝で戦えることを誇りに思って、“世代交代”を確実に成し遂げるだけです」と語り、「KOでも、判定でも、どちらに転んでもいいように準備をしてきているので、すべてに対応できると思っています」と自信に満ちあふれた様子を見せた。

 また、同日のWBC世界バンタム級王座統一戦で兄と同じリングに上がる井上拓真と、対戦相手でWBC正規王者のノルディーヌ・ウバーリが記者会見に臨んだ。正規王者として、暫定王者がいることに対する心境を問われたウバーリは「今回、チャレンジャーとして拓真選手と戦うことになりますが、“やはり自分がWBC世界バンタム級のナンバーワンだ”というところを皆さんに見せたいと思います」と。

 一方の拓真は、勝利の明暗を分けるポイントを聞かれると「いかに自分のボクシングを出せるか、ということがカギだと思います。試合当日に自分のボクシングを出せれば、間違いなく勝てると思います」と語り「練習も試行錯誤してやってきて、今は自信しかないので、まずは自分がしっかり勝って、兄に良いバトンをつなげたいと思います。初の兄弟ダブル世界戦なので、必ず兄弟でダブル勝利したいと思っています」と勝利への意気込みを語った。

 さらに、井上尚弥の入場曲を布袋寅泰が提供することが決定。井上が布袋のライブに何度も足を運ぶなど親交がある2人。この記念すべき一戦に向けて、布袋が井上に「音楽で最大のサポートをしたい」と申し入れ、井上の強い要望により、代表曲である『BATTLE WITHOUT HONOR OR HUMANITY』のスペシャル・バージョン『バトル・オブ・モンスター』をプレゼントするという約束が実現した。

<布袋寅泰 コメント>
「最強王者の風格を身にまとい、威風堂々とリングに向かう圧倒的な強さと美しさを、この『バトル・オブ・モンスター』で重厚に表現しました。狙った勝利は逃さない。鮮やかなKOを期待しています」

<プロデューサー 竹内太郎 コメント>
「約1年の歳月をかけて、日本、ロシア、アメリカ、イギリスで熱戦を繰り広げてきたWBSSバンタム級トーナメントが、いよいよ明日7日、ここ日本でフィナーレを迎えます。決勝の舞台に上がるのは、5階級制覇王者の“レジェンド”ノニト・ドネアと、世界に衝撃を与え続けている“モンスター”井上尚弥。この2人に共通するのは、普段はとても穏やかで優しい、誰からも慕われる人柄だということ。リングの上では、想像を超えたスペクタクルなKOシーンをやってのけるところも似ています。ドネアは、井上が10代の頃からお手本にしていた選手、憧れの遠い遠い存在でした。ついに井上が、あのドネアと拳を交える、何か運命的なものを感じます。日本ボクシング史上、最も刺激的で魅力的なマッチアップ、2つの傑出した才能の激突は、はたしてどのような奇跡の瞬間を生み出すのでしょうか!?」

『WBSSバンタム級決勝 井上尚弥vsノニト・ドネア』
©フジテレビ

<試合カード>
◆WBSSバンタム級トーナメント決勝(WBA・IBF世界バンタム級王座統一戦)
WBA・IBF王者:井上尚弥(大橋)vsWBAスーパー王者:ノニト・ドネア(フィリピン)

◆WBC世界バンタム級王座統一戦
WBC王者:ノルディーヌ・ウバーリ(フランス)vs WBC暫定王者:井上拓真(大橋)

『WBSSバンタム級決勝 井上尚弥vsノニト・ドネア』
フジテレビ系
11月7日(木)後7時57分~9時54分 生中継(延長対応あり)

<出演者>
ゲスト:村田諒太、香川照之
解説:長谷川穂積、山中慎介
実況:森昭一郎(フジテレビアナウンサー)、竹下陽平(フジテレビアナウンサー)
MC:三宅正治(フジテレビアナウンサー)、中村アン
FUJI BOXING 応援団長:ビートたけし

公式HP:https://www.fujitv.co.jp/sports/fuji_boxing/
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