岸洋子・藤圭子・青江三奈の波瀾万丈な人生に迫る『武田鉄矢の昭和は輝いていた』1・17放送

エンタメ総合
2020年01月14日
『武田鉄矢の昭和は輝いていた』

『武田鉄矢の昭和を輝いていた 女性歌手列伝~岸洋子・藤圭子・青江三奈~3時間スペシャル』(BSテレ東)が1月17日(金)に放送される。

 昭和を彩った3人の女性歌手・岸洋子、藤圭子、青江三奈。己を貫きながら、栄光と挫折を繰り返し、波瀾万丈な人生を送っていた。そんな彼女たちが生んだヒット曲の裏では、一体どんなことがあったのか。それぞれが人生の転機に深く関わった人物とは…。壮絶な人生にあらがいながら歌とともに生きた3人の光と闇に迫る3時間スペシャル。

 スタジオには、かつてスポーツニッポン音楽担当記者として活躍した音楽プロデューサー・小西良太郎、コメンテーターとして活躍中のノンフィクション作家・吉永みち子がゲストとして登場する。

<出演者コメント>

■小西良太郎
昭和の育ちで、昭和の歌好きとしては、番組に出ているというよりも、楽しんでいました。殊に記者としての現場取材が長かったから、わりと身内の話をいっぱいしているんで、ちょっとしゃべりすぎたかなと。どこかきっと切るんじゃないかな(笑)。それぞれ個性が際立ってる歌い手さんだから、自分の世界をきっちり持ってる3人だから、人生いろいろあった人だから…その辺のところが歌にどう出ているのかを楽しみにすると面白いかなと思います。

■吉永みち子
日本の音楽史の中ですごく豊かな時代に、オンタイムで生きてきたんだなっていうのをあらためて思います。この音は何だったんだろう?その時の自分は何だったんだろう?なぜこの歌はヒットしたんだろう?なぜこんなに浸透したんだろう?…と考えてみると、歌の景色が変わるんですよね。何となくなく当時の芸能ニュースとかで知っていた歌い手さんの人生を歌と共に振り返ってみると、歌の背景とか、歌が実は訴えていたものとか、まったく違う方向から迫ってくるものがありました。私たち聞き手のほうも、ものすごく歌にかける思いがあって、その思いに応えようとするから、そこに歌い手さんの苦しさが生まれて…そんな聞く人間と歌い手との心の交流というものも感じられましたね。そしてもう一度聞いた時に、おそらく自分が若い時に思っていたものとまた違う行間・情感が発見できるかもしれない。「あ、こういうことだったのか!」と思うかもしれない。そういう楽しみにつながってもらえたらと思います。

<橋本かおりプロデューサー コメント>
昭和の時代に鮮やかな存在感としてヒット曲を世に出した3人の女性歌手。岸洋子、藤圭子、青江三奈。病と向き合いながら最後まで歌とともに生きた岸洋子、貧しい家族から彗星のごとく現れ、たちまち人気が出たが自らの命を絶った藤圭子、40年間慕った最愛の師と入籍し2か月後に亡くなった青江三奈。
それぞれ壮絶な人生を歩みながら3人に共通したのは“歌があった”こと…。音楽プロデューサーの小西氏が番組内で、「大成した歌手、男性は幸せな人生、女性は不幸せな人生…」と言っているが、自らの人生を犠牲にしても歌を世に出した3人の歌手は私たちに訴えかける強烈なものがあります。そんな光と闇を番組で味わってください。

<番組内容>

「昭和女性歌手列伝」と題して、壮絶な人生を歩んだ昭和歌謡を代表する3人の女性歌手の光と影に迫る。その歌手とは、岸洋子、藤圭子、そして青江三奈。この3人に共通することとは。
その人生は常に病魔との闘いだった、岸洋子。心臓の病のため目指していたオペラ歌手を諦めながらも、「夜明けのうた」「希望」など次々とヒット曲を発表。しかし、度重なる病が彼女を襲う。病を抱えながらステージに立ち続けた岸の想いとは?
昭和44年「新宿の女」で鮮烈なデビューを果たした藤圭子は、その圧倒的な歌唱力と個性で「女のブルース」「圭子の夢は夜ひらく」などヒットを連発。その後、結婚、離婚、芸能界引退と波乱万丈な人生を歩む。どこか影を背負いながら人々を魅了し続けた藤圭子の素顔とは。
魅惑のハスキーボイスの持ち主、青江三奈。「恍惚のブルース」でデビューしたのち、「伊勢佐木町ブルース」「池袋の夜」など、さまざまなご当地ソングをヒットさせる。そんな彼女を公私共に支えたのが、作曲家の花礼二。その後の彼女の人生と歌に影響を与えた花礼二の存在と絆とは。

『武田鉄矢の昭和は輝いていた 女性歌手列伝~岸洋子・藤圭子・青江三奈~3時間スペシャル』
BSテレ東
1月17日(金)後7・00~9・54

司会:武田鉄矢、須黒清華(テレビ東京アナウンサー)
ゲスト:小西良太郎、吉永みち子

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