稲垣吾郎「僕にとって朝ドラは特別」『スカーレット』3・4から登場

ドラマ
2020年02月29日

 連続テレビ小説『スカーレット』(NHK総合ほか)に出演する稲垣吾郎からコメントが届いた。

 稲垣が演じるのは、喜美子(戸田恵梨香)が病院で知り合う医師・大崎茂義。息子の武志(伊藤健太郎)が病気になった際の主治医で、穏やかで親しみやすく、武志と母・喜美子を精神的にも支えていく存在になる。

 連続テレビ小説への出演は、1989年の『青春家族』以来となる稲垣。「僕にとって“朝ドラ”は特別なんです。(『青春家族』に出演した頃)まだ14歳だった僕は、部活をやっていたわけでも学校で優秀だったわけでもなく、ほめられたことがあまりなかったのですが(笑)、共演者の皆さんが僕の演技やアドリブをほめたり励ましてくださって自信になりました」と明かし、「その時、役者を一生やっていきたいなと心に誓ったんです。そういう原体験を作ってくれた“朝ドラ”にまたいつか出演したいと強く思っていたので、とても光栄です」と語った。

 役柄については「医師・大崎茂義という人物は一見風変わりに見えるかもしれませんが、なにか突拍子もないことをするわけではなく、医者としての信念を持ち、理想と現実に苦しみながらも、ヒロイン・喜美子と息子の武志を支えていく誠実な医者だと思いながら演じています」と。

 稲垣演じる大崎医師は3月4日(水)放送の第22週の129回から登場する。「内田チーフプロデューサーから頂いた言葉がすごく印象的でした。これから喜美子は息子の病気という苦難を迎えるわけですが、その中で、“生きる”ということをテーマにしたお話にしたいとおっしゃっていて…。希望や勇気、そして生きることを、視聴者の皆さんにもう一度考えていただく作品になるよう、その一部として貢献できたらいいなと思います」と語った。

連続テレビ小説『スカーレット』
NHK総合ほか
毎週(月)~(土)前8・00~8・15

©NHK