森川葵主演『B面女子』4・4スタート!ゲストに松本まりから

ドラマ
2020年03月24日
『B面女子』

 森川葵主演のドラマ『B面女子』(フジテレビ系)が4月4日(土)にスタートする。

 本作は、おいしいモノを変態的に愛し、奇抜なファッションにウィッグを付けて飲食店に繰り出す主人公・星野あさが、なぜか“人生をこじらせた”人々に出会う全5話のオムニバスドラマ。

 主演は森川葵。個性的なファッションでクセが強いセリフの数々を繰り出し、一見奇妙だがキュートなヒロイン・星野あさを魅力的に演じる。そしてゲストとして、奥田瑛二、松本まりか、沢田亜矢子、陽月華、多田愛佳(元AKB48)が出演する。

『B面女子』

<森川葵/星野あさ役 コメント>

 星野あさはとても難しかったです。A面とB面の部分はビジュアルや雰囲気も変えて別人格のように振り切ったので、果たして同一人物に見えるのかというのは少し不安ではあります(苦笑)。でも、池田千尋監督とは以前ご一緒させていただいたこともあり、世界観を共有させていただき、一つ一つ考えながらやらせていただきました。
 武装して自分の鎧を作ることで、普段とは違う自分を出して人とコミュニケーションを取っている。でもそれは、女優の仕事とあまり変わらないのではという気もしています。私も普段はあまり前に出ることができないですが、役があればいろいろと試せる部分もあります。この気持ちは分からなくない、むしろ共感できる部分は多いと思います。
 私は、休みの日はひとりでぼーっとしているのが好きなんです。ただ、撮影現場では人と話をするのが好きな私もいて。仕事の私はB面になる、家での私はA面のような気がします。
 最近はSNSで違う自分を発信したりする若者も多いですが、顔が見えない分ひとつ間違えると悪意がある行為にもなりかねない。でも、あさのようにウィッグやメイクなど自分の武器を身に付けて人とコミュニケーションを取る方法も堂々としてすてきだと思います。
 このドラマは自分を肯定して自分らしく生きてもいいのでは?と背中を押してくれるお話になっています。ぜひ観ていただいて、あさから勇気をもらって自分らしく生活してくださればと思います。

『B面女子』

<奥田瑛二/菊池義雄役 コメント>

 長年頑張ってきた営業マンが定年間際に窓際に追いやられ、焼き鳥屋で店主に愚痴や自慢話を聞かせていたところ、隣の女性(森川葵)に我が身を気付かされる。義雄のような団塊世代の人間は、世の中に多いように思います。
 義雄は、命を懸けて会社のために生きてきた人間だと自信を持っていて、居場所を失くしても心折れずにこれから先の人生のことも考えている。奥さんの趣味である社交ダンスを内緒で自分も始め、心では「きっと一緒に踊ってくれる」と思っているところに、彼の人間味を感じますよね。
 何より、この夫婦がこれからも支え合って生きていけるという“救い”を残してくれたのは、このドラマのいいところだなと思います。
 森川葵さんは、最初から面白い演技をされる方だと感じました。とても集中力があり、その中でリラックスしてギアを入れることができる、スイッチの切り替えが上手な女優さんだと思いました。
 例えるならこのドラマは、ご主人も奥さんもその場では顔を見返すことができず、観終わった後に「いや、うん…」「ねっ」と言って顔を見合わせてほっこりできる。どんな職業でも当てはまるようなワンシチュエーションドラマだと思います。

『B面女子』

<松本まりか/高野しのぶ役 コメント>

このドラマは、結婚・出産・年齢というパワーワードの呪いの沼に悩めるB面女子たちへ贈る、ひらめきのプレゼントだなと思いました。
私自身シリアスな役が多いのですが、こんなコミカルな役をこれまで演った事があったかしら?こんなに夢中でしゃべり倒す役もあったかしら?と思いました。池田千尋監督の世界観や、こじらせながらもアタフタ邁進するこの役に、「楽しそう!遊びたい!」とワクワクしました。ワクワクの原動力って、何でもやってのけるものだなと。この役を通し、そんな忘れちゃもったいない童心に気付くことができました。
 超個性的ないでたちとキャラクターの森川葵さん。私はいつの間にかフワッと、森川葵ワールドへの魔法にかかったようでした。すごく心地の良い時間で…。 余談ですが、ふたりの共通点は“酢飯愛”。それはそれは熱く語らいました(笑)。

『B面女子』
東海テレビ・フジテレビ系全国ネット
4月4日(土)スタート
毎週(土)後11時40分~深0時35分

企画:市野直親(東海テレビ)
脚本:伴一彦、池田千尋(2話)
音楽:小山絵里奈
プロデューサー:後藤勝利(東海テレビ)、沼田通嗣(テレパック)、齋藤寛朗(カズモ)
協力プロデューサー:松本圭右(東海テレビ)
演出:池田千尋
製作:東海テレビ テレパック
制作協力:KAZUMO