間宮祥太朗×桜井日奈子W主演「殺さない彼と死なない彼女」オーディオコメンタリーの収録後レポートが到着(インタビューあり)

エンタメ総合
2020年04月24日

5月8日(金)発売の映画「殺さない彼と死なない彼女」(デジタル先行配信中)BD&DVDに収録されるオーディオコメンタリーのレポートと収録後のインタビューが公開された。

間宮祥太朗と桜井日奈子がW主演を務めた本作は、SNS漫画家・世紀末の人気四コマ漫画『殺さない彼と死なない彼女』を実写化した青春ラブストーリー。間宮と桜井のほか、恒松祐里、堀田真由、ゆうたろう、箭内夢菜、金子大地、中尾暢樹ら注目の若手俳優が出演している。

BD&DVD特典のオーディオコメンタリー収録では、録音ブースに入るやいなや、「面白い試みですね」と言う桜井に「いやいや、別に斬新な試みじゃない(笑)」と間宮が返し、小林啓一監督が「毎回すごいよね、天然ぶりが」とツッコむ和やかな雰囲気でスタート。

物語序盤、クラスメイトの女子が小坂にLINEのIDを聞くシーンが流れると、「今、人に連絡先を聞きやすくなりすぎじゃないですか?『で、で、電話番号…』みたいなのがなくなりましたよね」という間宮の問題提起に桜井が「人に連絡先を聞く時は、写真を一緒に撮って『写真を送りたいから連絡先を教えて』と言えばいいんだよって教えてもらいました」とまさかのエピソードを披露。間宮は「誰だよそれ教えたの!出てこいよ!」と冗談交じりに声を荒げた。

いっぽう、片思いの八千代(ゆうたろう)に「好き」と伝え続ける撫子(箭内)が登場すると、桜井が「(こんなに『好き』と言われ続けたら)やっぱり好きになりますよね?」と男性陣を直撃。小林は「かわいいよね」とうなずくも、間宮は「この年齢の時に、あんなに『好き』なんて言われたら、『俺は別に好きじゃねえし』って対応しちゃいがちかも(笑)」と、素直になれなかった学生時代を顧みた。

さらにトークは、学生時代のデートエピソードにも発展。小林は「ちょっと大人の映画を観に行ったら、その結論が納得いかなくて、ケンカになったことがある」と苦い思い出を告白。間宮は「映画以外、学生時代に何したらいいかわかんなかった」と映画デートを懐かしみ、「公開中のラインナップで、観たいものを観るスタンス。これを観たら良い雰囲気になれるかなっていうのは特になかった(笑)」と振り返った。

続けて桜井から映画にハマったきっかけを聞かれた間宮は、“映画漬け”の日々に至るまでの意外な経緯を解説。かたや桜井は“部活漬け”だった当時を思い起こすなど、まるで違う青春時代をそれぞれ懐古。映画の終盤には、自身が出演している作品を友人と観ている際、絶対に陥りたくないシチュエーションについて明かすなど、貴重なトークを繰り広げた。

ほかにも、図書室で撫子が読んでいる本に隠された意味や、金子大地演じたイケメンくんの裏設定についての言及、さらには原作者の世紀末、主題歌担当の奥華子のカメオ出演シーンが明かされるなど、もりだくさんの内容が詰め込まれている。

間宮祥太朗×桜井日奈子×小林啓一監督
オーディオコメンタリー収録後インタビュー

◆コメンタリー収録を終えた感想は?

桜井:撮影がなかったので、すごく力を抜いて喋れました。やっぱりカメラがあると、自然に作っちゃうところがあるので(笑)。
小林監督:今までにない話がたくさんできたよね。2人のプライベートを知ることができたのは楽しかったです。間宮君が学生時代に映画デートをしていた話とか。
間宮:俺も、監督が映画を観て彼女とケンカしたっていうのは初めて聞きました(笑)。

◆あらためて作品をご覧になっていかがでしたか?

桜井:小林監督の演出や、美術、全てが細かいなと思いました。広い映画館では拾い切れなかったところも、近くの画面で観ると「あぁ、そうだったんだ」と気づけたりもして。より面白みが増す感じがしましたね。
小林監督:お芝居の小さな仕草も、はっきり見えますよね。気になるところがあれば、意識して何回も観られますし。

◆劇場での復活上映や、SNSでの高評価など、反響がすごいですね。

間宮:実際、友達からも評判がよくて。自分より年上の男性だったり、幅広い人たちが観てくれているのが、すごくうれしいです。
桜井:私は今まで演じてきた役とテイストが違うので、「すごく驚いた」「鹿野役がすごくハマってたね」という声をたくさんいただきました。映画自体を「よかった」と言ってくれる友達もいて、うれしいという言葉に尽きますね。

◆小林監督は、この反響を予想されていましたか?

小林監督:もちろん、作っている時は“絶対に良い作品にしよう”と思ってやっているけど、ここまで反響があるとは、正直予想していなかったですね(笑)。

◆作品のどんなところが、観る人に響いたと思いますか?

小林監督:単純にお涙ちょうだい映画ではなくて、コンセプトの筋が通っている。劇中の「未来の話をしよう」というせりふにもあるように、“繋いでいく想い”みたいなものが、観客にちゃんと伝わっているんじゃないかなと思います。
間宮:何か一つを挙げるのは、難しいですよね。いろんな要素が重ならないと、反響を得ることはできないんじゃないかと思っていて。でも、人との関係が希薄になってきている今、この作品が刺さっているとしたら、「やっぱり、みんな求めてるんじゃん!」と思います。「SNSのフォロワー数以上に、“一対一の深い絆”を本質的には求めてるんじゃん!」って(笑)。
桜井:本当にそうですね。あとは一連で撮っているシーンが多いので、光の加減とか、皆さんが日常で見ているような景色と重なる部分があったのかなと。キャラクターはみんな個性が強いけど、それぞれが“他人にとってはどうでもいいと思える悩み”で葛藤していることで、親近感が湧いたり、共感できる部分があるんじゃないかと思います。

◆確かに長回しのシーンは多いですよね。

間宮:監督は、必ず長回しするって決めているんですか?
小林監督:そんなことはないけど、今回は狙いがあって。漫画原作なので、日常的には喋らないせりふを話すんですよ。でも、実写映画にはある程度リアリティがないとダメだと思っているので、せりふ以外のところでリアリティを出さなくてはいけない。ワンカットで撮影すると、間合いや呼吸がリアルになって、言葉が立体的になるんです。ただ、賭けでもあるんですよね。お二人は本当に自分の言葉としてせりふが出てくるので、違和感がなかったんだと思います。
間宮:なるほど。撮影の時に、テンポを気にしなくて良いのは大きかったです。このせりふだけを撮るということではなくて、一連の会話の流れで撮る。しかも、監督は「本当にこれを言いたい気持ちになるまで、待ってもらっていいです」って。無理してせりふを言うというストレスがなかったので、ありがたかったですね。
桜井:私もありがたかったです。カット割りが多くて、「今から顔に寄る」っていうのがわかったりすると、変に気合いが入っちゃうというか(笑)。一連で撮っていると、カメラの存在を忘れるんですよ。2人だけの空間としてお芝居できるので、すごくやりやすかったです。
間宮:とにかく、贅沢でしたよね。長回しが何度もできるくらいスケジュールに余裕があったこともそうですし、自分たちの思った“間”が一部だけ摘ままれて映像になるんじゃなくて、流れている空気をそのまま映してもらえた。全てをひっくるめて、すごく贅沢な作品になったと思っています。

【商品情報】
「殺さない彼と死なない彼女」
5月8日(金)Blu-ray&DVD発売  
4月24日(金)デジタル先行配信開始

■Blu-ray&DVD コレクターズ・エディション(本編BD+本編DVD+特典DVD)7200円+税
<外装・封入特典>
クリアアウターケース+3つ折りデジパック仕様
封入特典:チェンジングジャケットカード×4枚(1枚 世紀末さん書下ろし
ブックレット(世紀末さん書下ろし4コマ漫画&脚本収録)
<特典>
★Blu-ray本編DISC
音声特典:間宮祥太朗×桜井日奈子×小林監督によるオーディオコメンタリー
特典映像:予告編集
★DVD特典DISC
特典映像
◇メイキング ~完成までの軌跡~
◇イベント映像集
・完成披露試写会 
・東京国際映画祭レッドカーペット 
・東京国際映画祭公式上映 
・公開直前!ハンカチ付き号泣試写会
・初日舞台挨拶
◇未公開シーン集
◇映画主題歌:奥 華子「はなびら」Music Video 映画『殺さない彼と死なない彼女』Ver.
※世紀末さん描き下ろしチェンジングジャケットカードの色味は変更になる可能性があります。
※本編Blu-ray、本編DVDは通常版と共通になります。

■DVD(本編DVD)  
3500円+税

■Blu-ray (本編Blu-ray)  
4700円+税
<特典> Blu-rayのみ
★Blu-ray本編DISC
音声特典:間宮祥太朗×桜井日奈子×小林監督によるオーディオコメンタリー
特典映像:予告編集

©「2019映画『殺さない彼と死なない彼女』製作委員会