水木しげるや西原理恵子など漫画家&クリエイターによる『みんなのアマビエ』発売

エンタメ総合
2020年05月19日

 水木しげる、西原理恵子など漫画家やクリエイターによる、話題のアマビエ作品を収録した書籍『みんなのアマビエ』が5月19日に発売された。

 本書には水木しげる、西原理恵子、おかざき真里、松田洋子、永野のりこ、寺田克也、田中圭一、なかはら・ももたの漫画家8名をはじめ、ツイッターで「#みんなのアマビエ」ハッシュタグをつけて投稿されたイラストや工芸、ハンドクラフトなど、総勢87名の作品を収録している。

京都大学附属図書館所蔵

 アマビエとは江戸時代、弘化3年(1846年)の瓦版に描き残された妖怪のこと。長髪にくちばし、体にウロコ、3本足のようなヒレを持ち、肥後(熊本)の海に出現して、「私は海中に住むアマビエと申すもの。今から6年間は諸国で豊作が続くが、病も流行する。早々に私の姿を写して人々に見せよ」と予言して海に消えたと伝えられている。

 そんなアニメ『ゲゲゲの鬼太郎』にも登場する妖怪が、新型コロナウイルス禍の日本で、疫病退散を祈る人々の間で広く描かれている。140年の時を経てよみがえり、SNSを中心に拡散されてブームになっているアマビエ。

 現代のアマビエは、絵だけにとどまらず、デフォルメされて彫刻、陶芸、ガラス、織物、和菓子、あみぐるみなど様々な表現で形にされている。そんなイマジネーションあふれる個性的なアマビエたちを1冊にまとめたものが本書だ。

 本書の内容を紹介する動画も、YouTubeにて公開中。なお、本書の売上げの一部は、新型コロナウイルス対策基金に寄付されるとのことだ。

<動画>
みんなのアマビエ

<商品情報>
『みんなのアマビエ』
2020年5月19日発売

定価:本体1,000円+税
判型:四六判
発売元:株式会社 扶桑社
ISBN:978-4-594-08513-1