生駒里奈、久しぶりの制服に「恥ずかしいけど楽しんでもらえたら」舞台「かがみの孤城」開幕

エンタメ総合
2020年08月29日
舞台「かがみの孤城」
©かがみの孤城

「本屋大賞」など8冠受賞の話題作を舞台化した「かがみの孤城」が、8月28日(金)より東京・サンシャイン劇場で上演中。公演に先立ってマスコミ向けのゲネプロと囲み取材が行われ、キャストの生駒里奈、溝口琢矢、原作者の辻村深月、脚本・演出の成井豊が出席した。

オファーを受けた時の感想について、生駒は「主人公のこころが、昔の私自身に似たような境遇にあるところに興味を引かれました。こころはクラスメイトの間でトラブルがあって不登校になってしまうのですが、私も小中学生の時はそんなに明るい子ではなく、いじめられっ子だったので」と告白。

溝口は「僕も中学校に入った時に人間関係に少し悩んだ時期があったので、原作を読んで心がザワザワしました。舞台化するにあたってどこまで描かれるのかなと思っていたんですが、台本を読んだら全部入っていて。まずそこに感動して。今すごくやりがいを感じてます」と意気込みを語った。

感染症対策のため、稽古中はずっとマスク姿だったキャスト陣。前日の場当たりで初めて共演者と“顔合わせ”をしたという生駒は「みんなこんな顔してたんだって思いました。毎日稽古を重ねてきたんですけど、お互いに目しか見えなくて…。やっと人間を見た感じでした(笑)」と感想を。溝口は「ある意味、新鮮な気持ちで今日から本番に臨めそうです」と意気込んだ。

また生駒には、乃木坂46時代以来久しぶりに制服衣装を着ることについての質問も。本人は「その質問来るだろうなと思ってました!現役時代と比べると恥ずかしく、なるべく着たくない気持ちになってしまっています(笑)。でも、こころという人間になれるからこそ着られるというのがあると思うので。見てくださる方は、そこも含めて楽しんでいただけたら」とアピール。

さらに、ロングヘアーになった髪形についても聞かれると、「特に意図はないです(笑)。おうち時間が多くなって、なかなか美容院に行けなくて。そしたらこんなに伸びちゃいました…」と明かした。

本作は9月6日(日)までサンシャイン劇場で上演後、大阪と愛知でも公演が予定されている。

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作品情報

舞台「かがみの孤城」

<STAFF&CAST>
原作:辻村深月
脚本・演出:成井豊
出演:生駒里奈、溝口琢矢、野田裕貴 (梅棒)、山本沙羅、前田航基、原田樹里、河内美里、渡邊安理、多田直人、木村玲衣、石森美咲、稲田ひかる、澤田美紀

<STORY>
入学早々、同級生から嫌がらせを受け、家に閉じこもる生活を送っていた中学1年生の安西こころ(生駒)は、ある日自分の部屋の鏡がまばゆい光を発していることに気づく。恐る恐る鏡に手を触れた瞬間、こころは見知れぬ城がそびえ立つ異世界に引き込まれてしまう。「オオカミさま」と呼ばれる城の管理人と、彼女に召還された7人の中学生が過ごす世界。そこでは「願いの鍵」を見つけた者が、何でも望みをかなえられるという。果たして「願いの鍵」は見つかるのか。7人が城に集められた驚くべき理由とは。

<公演スケジュール>
2020年8月28日(金)~9月6日(日)東京・サンシャイン劇場
2020年9月18日(金)~20日(日)大阪・サンケイホールブリーゼ
2020年9月22日(火)愛知・刈谷市総合文化センター 大ホール

©かがみの孤城