12月6日(日)放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系)は、プロサッカー選手の永里優季に迫る。
今年9月、元なでしこジャパンの永里優季が発表した「女子プロサッカー選手が男子チームに移籍」という決断は、驚きをもって伝えられた。
アメリカNWSL『シカゴ・レッドスターズ』から神奈川県社会人2部リーグ『はやぶさイレブン』に3か月間の期限付き移籍。世界が驚く挑戦だが彼女は当たり前のように「昔から男子チームでプレーしたいと思っていた」という。
もともと、興味を持ったものは突き詰めたい性格。この決断に至った理由は、スピードやフィジカルで勝る相手と競うことでサッカーの技術を磨くこと。
グラウンドを出れば、音楽やイラスト、動画編集など多趣味な横顔を見せる永里。アメリカではバンドを組み、ドラムを担当。職業は「プロサッカー選手ではなくアーティスト志望」だと笑うが、本格的に取り組んでいる。
「ドラムは両手両足違う動きをするからサッカーに生きる」と熱く語る。少女時代から26年間サッカーに魅せられ続けているのだ。
女子サッカー選手として前代未聞の移籍。男子と厳しい練習を共にして永里は6試合に出場した。果たして結果を残すことができるのか、そして彼女は何を得るのか。その挑戦の日々に迫る。
<プロサッカー選手/永里優季 プロフィール>
1987年生まれ、神奈川県厚木市出身。小1の時、兄・源気の影響でサッカーを始める。
2004年、16歳で日本代表デビュー。歴代2位となる代表通算58ゴールを決めている。
2010年、22歳の時に1.FFCトゥルビネ・ポツダム(ドイツ)に移籍。日本人で初めてチャンピオンズリーグ優勝を果たした。
2011年W杯優勝、2012年ロンドン五輪銀メダル、なでしこジャパンの一時代を築いた。
2013年には、ドイツ・ブンデスリーガで得点王に輝く。
2020年9月、男子チーム(神奈川県社会人2部リーグ・はやぶさイレブン)へ期限付き移籍し、世界を驚かせた。ポジションはフォワード。
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