『情熱大陸』雲研究者・荒木健太郎が目指す“ゲリラ”と呼ばせない天気予報の最前線に迫る

エンタメ総合
2021年08月08日

『情熱大陸』

8月8日(日)放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系 後11・00~11・30)に、雲研究者の荒木健太郎が登場する。

気象庁が有する唯一の研究機関・気象研究所。ここに勤務する荒木健太郎は自身を“雲研究者”と名乗る。

日課は雲の観察。白から虹色に変化したり、動物の形をしていたり…その姿は季節、時間とともに移ろいゆく。「雲は一期一会」と語る荒木。注文したラーメンの湯気を見ながら雲の原理を語りだしてしまうほど魅了されている。

多くの人に気象に関心を持ってほしいと願い、多種多様の雲を自ら撮影し、SNSで発信。今ではツイッターのフォロワー数は24万人を超えるまでになった。

昨今、日本ではゲリラ豪雨や線状降水帯が頻発し、雨による災害は引きも切らない。荒木の大切なミッションのひとつが雲の動きを計算して天気予報の確度を上げることだ。

今、間近に迫る豪雨を的確に予測する“鍵”を見いだそうと奮闘する荒木。目指すのは“ゲリラ”と呼ばせない気象予報だ。雲を愛する研究者が取り組む新しい天気予報の最前線に迫る。

<雲研究者/荒木健太郎 プロフィール>
1984年11月30日茨城県生まれ。
雲研究者・気象庁気象研究所台風・災害気象研究部第二研究室研究官・博士(学術)。
2008年3月気象大学校を卒業後、気象庁に入庁。新潟や千葉・銚子で地方気象台での予報・観測業務に従事したのち、2012年4月から気象庁気象研究所の研究官に。
専門は雲科学・気象学。防災・減災のために、豪雨・豪雪などによる気象災害をもたらす雲の仕組みの研究に取り組んでいる。
2019年公開の映画「天気の子」(新海誠監督)では、雲の形や雨粒の動きなど気象監修を担当。自身も本人役で映画に出演。多くの雲に関する著書を出版し、今年発売された「天気の図鑑」(KADOKAWA)は、天気のジャンルで異例の10万部発行を記録した。

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