『情熱大陸』日本でわずか数十人“木を切ることで木を守る”アーボリスト・松岡秀治に迫る

エンタメ総合
2021年08月01日

『情熱大陸』

8月1日(日)放送の『情熱大陸』(MBS/TBS系 後11・00~11・30)に、アーボリストの松岡秀治が登場する。

アーボリストは「arbre=木」という名称のとおり「木の専門家」。人と木の共存を図り、重機をなるべく使わず、また木の表面を傷つけないためにロープを使って高い木に登ることで樹木の管理をするのが仕事だ。

欧米由来の「ツリークライミング」と呼ばれる技術を身に付けた、問題のある木の危険を安全に取り除くスペシャリストで、日本でアーボリストの資格を持つ人は、わずか数十人にとどまるという。

欧米でアーボリストという職業は身近な存在で、特に山の多い国ではこの仕事に憧れを持つ子供も多いという。松岡も、アーボリストが小さな子供たちにとって “カッコいい”職業になれることを目指し、ツリークライミング体験会を定期的に開いている。

松岡にオファーがかかる仕事は、“超高木”と呼ばれる素人では管理が難しくなった木が多い。ただ切り倒すのではなく、要らない枝を落とし、木を元気にさせる。

つまり、“木を切ることが木を守ることである”というアーボリストの常識を少しでも多くの人に知ってもらいたいという松岡。

公園にある40メートルものケヤキの危険な枯れ枝剪定や、水害によって崩れた道路際の斜面に生える高木の伐採、さらに美術庭園や寺にある古い高木の生かし方に悩む松岡の現場を追う。

<アーボリスト/松岡秀治 プロフィール>
1972年1月23日東京生まれ。
2000年、長野県飯田市にIターンし、2014年まで森林組合技能職員として勤務。
2013年、JTCC(Japan Tree Climbing Championship)優勝。最近の大会でも優勝した現チャンピオンでもある。世界大会のITCC(International Tree Climbing Championship)に出場し入賞。のちに独立し、ツリーライフサポートを創業した。
アーボリストとして技術力が評価され、世界屈指のチェーンソーメーカー・ハスクバーナーゼノアや、ノコギリメーカー・ユーエム工業のモデルに採用された。近年トレーナーとして樹上のスキル及び安全管理などのセミナーを開催。また将来林業を目指す高校生・大学生らの講師を務める。
樹護士アーボリスト有資格者(ATI認定) 、ツリーワーカークライマースペシャリスト有資格者(ISA認定) 。

©MBS

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