TBSとNetflixがタッグ『日本沈没』、リブート版『未来日記』、宮藤官九郎&大石静共同執筆ドラマを世界配信

エンタメ総合
2021年10月06日
『日本沈没―希望のひと―』
『日本沈没-希望のひと-』

TBSテレビが、Netflix合同会社と新作3本を順次全世界配信していくことで合意した。TBSが持つドラマやバラエティ番組をはじめとした多様なIPコンテンツや番組制作力を、190以上の国や地域で動画配信を行っている世界最大級の動画配信サービスNetflixと組んで活用することで、新たな市場を開拓。放送の枠を超えて、魅力あるエンターテインメントコンテンツを広く世界に届けていく。

その第1弾として、10月10日(日)からスタートする小栗旬主演の日曜劇場『日本沈没-希望のひと-』を、Netflixで放送同日の深0・00(地上波放送開始の3時間後)から毎週、世界配信する。

第2弾は、TBSのバラエティ番組から生まれ社会現象にもなった恋愛リアリティ企画『未来日記』をNetflixオリジナル番組としてリブートし、今年12月から全世界独占配信する。

第3弾は、数々のヒット作を手掛けてきた脚本家の宮藤官九郎と大石静が共同執筆し、磯山晶(TBSスパークル)がプロデュースするNetflixシリーズ『離婚しようよ』。2023年に全世界同時独占配信を予定している。

TBS中谷弥生DXビジネス局長 コメント

TBSグループのコンテンツを高く評価していただき、このたびの Netflixさんとの世界配信の取り組みとなりました。TBSグループのドラマや、TBSの人気番組のリブートをグローバル市場で、1人でも多くの皆さんにご覧いただきたいと思っております。TBSは成長戦略として、世界のマーケットへの進出・拡大を掲げており、今後もTBSグループのコンテンツを世界の皆様に届け、世界コンテンツと切磋琢磨していきたいと思っております。

Netflix 佐藤菜穂美コンテンツ・アクイジション部門 マネージャー コメント

このたび、TBSの皆様が手掛けられる、日曜劇場『日本沈没-希望のひと-』、社会現象を巻き起こした『未来日記』のリブート、そして、オリジナルドラマ『離婚しようよ』の3作品を、世界中のNetflixメンバーへ届けられることをうれしく思います。日本の映像作品づくりを牽引する素晴らしい才能とのコラボレーションで、世界市場に向け、日本ならではのストーリーを紡ぐ機会をいただき、大変光栄です。テレビに加え、さまざまなメディアが視聴者に作品を提供できる今、このような取り組みはエンターテインメントの裾野を広げるとともに、視聴者に愛されるメディアが共存できる道を拓くものと確信しております。

Netflixシリーズ『離婚しようよ』脚本・宮藤官九郎 コメント

今のところすごくうまくいっている、と思っているのは僕だけでしょうか。大先輩の大石さんとの共同執筆はめちゃめちゃ楽しくて学ぶことばかり。どうやって書いてるのか。藤子不二雄スタイルなのか、ゆでたまごスタイルなのか。もったいないから教えません。このセリフは大石さんぽい、と思いきや宮藤、ここ宮藤だろうな、と思いきや大石さん、というふうになってると思います。かみ合ってないところも多分なくはないけど、夫婦ってそういうもんだし、磯山さんがそこまで見越していたのなら、さすがです。離婚に向かう夫婦の物語を男女の脚本家で書き分けるという斬新な企画、しかも初めての配信ドラマ、最後まで楽しく完走したいです。

宮藤官九郎
宮藤官九郎
Netflixシリーズ『離婚しようよ』脚本・大石静 コメント

どういう発想で宮藤さんと私を組ませようと考えたのか、磯山Pの狙いはいまだよく分かりませんが、当代一の脚本家だと思って、遠くから見ていた宮藤さんの傍らに、私がいるというドキドキ感はステキです。でも、やってることはいつもと同じですね。1組の夫婦の思うようにはいかない人生のやり切れなさは、宮藤さんのそれでもあり、私のそれでもあり、視聴者の皆さんの哀しみでもあると思うので、そのあたりを、それぞれの個性をチラリと出しつつ、面白おかしく描けたらな…と思っています。世界中の人に楽しんでもらえることを信じて!

大石静
大石静

この記事の写真

©TBS