『世界遺産』富士山の四季の絶景をヘリ&ドローンで撮影!ナレーションは杏が担当

エンタメ総合
2022年01月01日
雪化粧を装う富士山と桜
雪化粧を装う富士山と桜

2022年、年明け最初の放送となる1月9日(日)の『世界遺産』(TBS系)は、放送25周年スペシャルとして4K8K特別編「富士山の四季」を送る。

1996年4月から放送を開始し、2021年春に放送25周年を迎えた『世界遺産』(毎週(日)後6・00)。番組では4月に放送25周年スペシャルの特別企画として「空から見る京都 四季の絶景」を放送。続く10月の放送では、空海の開創から1200年以上の歴史を刻む「高野山の四季」を放送した。

太古の時代から日本人にとって大きな存在であった富士山。そんな日本を象徴する独立峰・富士山は2013年に「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産に登録された。

田貫湖から撮影したダイヤモンド富士
田貫湖から撮影したダイヤモンド富士

今回、この日本一の山を、現在最高の画質で記録すべく、全編を高精細の4Kカメラと8Kカメラで撮影(地上波放送のため、映像はフルハイビジョンに変換して放送)。1年かけて四季折々の絶景を捉えた。さらに富士山の噴火によって形成された富士五湖の中でも透明度の高い本栖湖を、初めて8Kカメラで水中撮影。湖底から地下水が吹き出す様子を捉えた、貴重な映像を公開する。こうした富士山周辺の伏流水が生み出す、豊かな自然が今回の大きなテーマだ。また富士山は文化遺産として世界遺産に登録されたが、日本人がこの山を聖地とし、いかに信仰してきたかも描いていく。

ナレーション・杏コメント

今回の番組を通じて、富士山は自然と文化、そのふたつが融合した存在だと感じました。富士山をご神体とする古い神社を見ると、大昔から日本人の心の原風景だったことが分かりますし、美しくも厳しい自然もあり、さまざまな味わい方ができる所だと思います。驚いたのは、富士山麓の本栖湖の水中撮影です。本栖湖は川にはつながっていなくて、富士山の伏流水が湖の底から湧き出しているのが映像で分かります。私は富士山はまだ登ったことがないのですが、一度は登って御来光を見てみたいです。

©Junko Tamaki(t.cube)
©Junko Tamaki(t.cube)
担当ディレクター・三浦上 コメント

今回の目玉は8K撮影です。白糸の滝ではミラーレス一眼カメラを大型ドローンに搭載、高精細最高画質で鮮やかな紅葉の撮影に成功しました。滝にかかる虹をフォローするという離れ業です。透明度を誇る本栖湖では、やはりミラーレス一眼を水中ハウジングに入れ、日本ではまだ珍しい8K水中撮影を敢行しました。 そして湖底から湧き出る冷たい水とその周囲の水の温度差によるサーモクラインという水のゆらぎを撮影することができたのです。

プロデューサー・堤慶太 コメント

「一富士二鷹三茄子」と、初夢に出てくると縁起が良いものでも一番の富士山。これほどお正月にふさわしい世界遺産はありません。1年がかりで撮影した中から選りすぐった、とにかく見ていて気持ちの良い映像ばかりとなっています。新年最初の放送にふさわしい番組になったと思います。地上波放送なので、4Kと8Kの映像をフルハイビジョンに変換して放送しますが、映像の美しさは存分に楽しめると思います。

番組情報

『世界遺産』
TBS系
毎週日曜 後6・00~6・30

この記事の写真

©TBS