『情熱大陸』現役唯一の松坂世代・和田毅 プロ21年目、成長のためギリギリを攻め続ける姿を追う

エンタメ総合
2023年04月08日
『情熱大陸』和田毅 ©MBS

『情熱大陸』(MBS/TBS系 午後11時~11時30分)の放送25年を記念し、かつて番組で取材した人たちの“今”を3週連続で届ける特別シリーズ「不屈」。2週目となる4月9日(日)の放送には、プロ野球選手の和田毅が登場する。

今年42歳を迎えた、福岡ソフトバンクホークスの和田毅。松坂大輔を筆頭に藤川球児・杉内俊哉・新垣渚など数多くの有力選手が肩を並べた、いわゆる「松坂世代」。その世代で唯一、現役を続ける和田は、いまだ衰え知らずの日本球界を代表する左腕だ。

『情熱大陸』は21年前、当時早稲田大学野球部のエースだった和田に密着していた。そこにいたのは笑顔が印象的で純朴な青年。和田は江川卓が持っていた東京六大学の奪三振記録を更新し、一躍プロ注目の投手となった。

高校まで平凡だった和田が、飛躍的な成長を遂げる礎となったのは、絶対的な練習量。「走り込み」だった。プロ21年目を迎えた今年1月、リーグや年齢、実績もバラバラの10人の若手が教えを請おうと、和田恒例の自主トレに参加していた。いわば「和田塾」。そこでも和田は誰よりも走り込む。それは、若手が顔を引きつらせるほどの質と量だった。

ある日は80メートルのシャトルランを10本、それを5分のインターバルを置いて3セット。また別の日は200メートルのダッシュを20本。長距離と短距離を組み合わせて、強度と持久力を鍛える。ただ走るだけではなく、姿勢やフォームなど細かい部分を意識して続ける。昔もいまも、そうやってシーズンを戦う体をつくるのだ。

1年目に14勝を挙げ新人王に輝き、日本で最多勝を2度獲得。31歳でメジャーに挑戦するなど、日米通算155勝という成績は輝かしく映る。

しかし、和田のプロ野球人生は苦難の連続だった。度重なる肘や肩のけがに見舞われるなど、決して順風満帆ではない。だが和田は、立ちふさがる壁を必ず乗り越えて進化し続けてきた。

今年の宮崎キャンプ中盤、左足を痛めるアクシデントに見舞われた。一時、戦線離脱を余儀なくされたが、それでもリハビリ期間中に新しい変化球に挑戦することを決めた。

自分がどこまでできるのか。自分の可能性はどこまで広がるのか。42歳、成長のためにギリギリを攻め続ける。

[プロフィール]
1981年2月21日生まれ。島根県で育つ。
小学1年生から野球を始める。
島根県立浜田高校から早稲田大学に進学。
2002年自由獲得枠で福岡ダイエーホークスに入団。
2012年にメジャーリーグ挑戦。
第1回WBC、アテネ・北京五輪に出場。
新人王・最多勝に2度輝くなどプロ20年で日米通算155勝。
“松坂世代”で唯一の現役選手。

番組情報

『情熱大陸』
MBS/TBS系
2023年4月9日(日)午後11時~11時30分

番組HP:https://www.mbs.jp/jounetsu/
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