春日俊彰が極秘で1年間英語学習に挑んだ日々を公開「綾部（祐二）君と追いつけ追い越せでやっていけたら」NHK『世界の春日プロジェクト』

春日俊彰（オードリー）の1年間の英語学習に密着した番組『世界の春日プロジェクト』（NHK総合　午後10時45分～11時44分）が、3月26日（火）に放送。それに先駆けて取材会が開催され、春日が登壇した。

この番組では、春日俊彰の1年間の英語学習に密着。春日は忙しい日々の中で、ネイティブの先生とマンツーマンで毎週2時間の英語のレッスンを受け、英語力の向上を図ってきた。なお、春日が受けたレッスンは「チャンク（言葉の塊）」にフォーカスしたもので、言葉を塊で丸ごと覚えてしまうというもの。さらに、片時も英語のことを忘れないようにと、1年間毎日30秒の自撮り動画を英語のコメント付きで撮影してきたという。

さらに、今月にはロサンゼルスでハリウッド関係者に接触を試みるなど“世界の春日”としての一歩を踏み出しており、同番組では澤部佑（ハライチ）、井桁弘恵、王林、影山優佳、サッシャらゲストと共にそんな春日の1年間を笑いあり感動で楽しむことができる。なお、3月26日（火）の放送に先駆け、収録後には取材会が開催され、春日が登壇した。

収録を終え、春日は「楽しかったです。この1年、妻にも誰にも言わず英語の勉強をやってきましたが、それがようやく世間に出るというね。1年前から今日収録をするというスケジュールと、英語をペラペラ話せる状態で番組をやる、ということは決まっていたのですが、それ以外は何も知らされてない状況で。“今日から英語の勉強をしてください”というところから始まったので」と。

「今日の出演者の方々には“よく1年も毎日やれましたね”なんてことを言ってもらったのですが、もうこの番組の放送が決まっていて枠も押さえているということだったので、やるしかないというか、やらざるを得ないというか（笑）。でもこうして今日を迎えられたので、本当に良かったです」と安堵の表情を浮かべた。

なお、収録時には流ちょうな英語を披露していた春日だが、英語はこれまで決して得意ではなかったそうで「今回ロサンゼルスに行った時に綾部（祐二）君に会ったのですが、4年ぐらい前まではスーパーボールを見に毎年アメリカに行っていたので、毎年1回は会っていたんです。でも、英語が全然上達しないといいますか、店員さんとのやりとりを聞いていてもいつも“去年と同じぐらいの感じだな”と思っていて（笑）。でも、綾部君に聞いたら日本人に会わないようにして、英語漬けで暮らしていても難しいと言っていたので、もう子供の頃からやっていないといけない、大人になってから習得するのが難しい最たるものというイメージがありました」と告白。

さらに「学生時代も英語は得意ではなく、大学に行けるかどうかという大事な試験で、英語で100点満点中8点を取ったことがあり、希望する学部に行けなかったこともあるので、今回はなかなか大変だろうなと思いました」とも明かした。

そんな中、春日が英語を習得すべく挑んだ勉強方法は番組内でも紹介されるが「僕のレベルを分かった上で、番組と先生が“チャンクで覚える”ということを提案してくださって。文法ではなく、塊で覚えていこうと。1個1個の単語だと全く別の意味なのですが、2～3つ合わせるとこの意味になる…というようなものもあったりするんです。実際にチャンクを覚えたことである程度話せるようになりましたし、授業も結構楽くて」とのこと。

レッスンの際も「いわゆる教科書に載っているような定番のやりとりではなく、“ピンクのベストがどう”とか、そういう感じで登場人物を春日に寄せてくださって」と。「スタッフさんが僕らのラジオを聞いてくださっていたのか、春日のその時点でのタイムリーな話題が入ってきたり、そういう感じでレッスンの本を書いてもらえたので頭に入ってきやすく、モチベーションにもなっていた」とスタッフ陣へ感謝を述べた。

さらに、今回の挑戦を振り返り「これまでいろんな競技に挑戦してきた時もそうなのですが、スタッフさんが引くぐらいやってやろうって思うんです。練習の回数とかも“そんなにやらなくてもいいですよ”って言わせるぐらいやってやろう、と。今回も5レッスンに1回ぐらい確認のテストみたいなものがあったのですが、なんとかして毎回満点を取ってやろうと思ってやっていました」と。

「これまでいろいろ挑戦してきたことも、無駄になっていることは1個もなくて。それこそボディービルやエアロビも番組をきっかけに始めましたが、今もそれが生かされていますし。今回も海外の番組とか映画とかに出られたら面白いでしょうし、その可能性も全然あると思うので、人生にとってすごくプラスになるなって。ケン・ワタナベやヒロユキ・サナダに続くべく、綾部君と追いつけ追い越せでやっていけたら（笑）」と今後に向けて意気込んだ。

最後は、今回の挑戦を知った相方の若林正恭がどう思うかと問われ、「“英語なんだ、今回は。体壊す系じゃないんだ”くらいで、驚きはしないと思いますけどね（笑）。でも、エアロビをやっていた時は漫才にエアロビネタが組み込まれたり、その都度ネタに還元されることはあるので、今後ワンフレーズぐらい英語をネタに入れてみるか、みたいなことはあるかも」と笑顔を浮かべた。