ヨルシカ「夜行」が志田未来×花江夏樹『泣き猫』挿入歌に

映画
2020年04月12日
『泣きたい私は猫をかぶる』

 志田未来と花江夏樹がW主演を務める長編アニメ映画『泣きたい私は猫をかぶる』の挿入歌が、ヨルシカの最新曲「夜行」に決定した。

 本作は、周囲の人々には本当の「私」を出すことができず、猫に変身できるお面を持っていることや本音も“秘密”にして、お面をかぶり猫の姿で同級生の男の子の元へと通う少女の物語。監督は、日本アニメ界の重鎮・佐藤順一と、本作で長編監督デビューを飾る柴山智隆が担当する。

 クラスメイトから「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれるちょっと変わった中学2年生・笹木美代に志田未来、美代が猛烈な思いを寄せるクラスメイト・日之出賢人を花江夏樹が演じる。また、ムゲを「猫」世界へと導く謎のお面屋・猫店主で山寺宏一、ムゲと日之出の担任教師役でおぎやはぎの小木博明が出演する。

 主題歌は、ヨルシカの「花に亡霊」。さらに挿入歌が、3月4日リリースの最新曲「夜行」に決定した。この楽曲は、佐藤監督と柴山監督がヨルシカのメンバー・n-buna、suisと映画の世界観について直接語り合って生み出された。

<佐藤順一監督 コメント>
『夜行』はヨルシカさんに完成途中の作品を観てもらって作ってもらいました。日之出が主人公・ムゲの本当の気持ちを知った場面なので、普通はかなりしっとりした曲になるところですが、ヨルシカさんの曲ならば、ややリズムのあるちょっと切ない系の曲もよいのではと試していただくことに。曲を初めて聞いたとき、言葉が意味を超えて心の風景を描くように紡がれたヨルシカさんらしい楽曲が出来たと感じて嬉しかったです。ムゲや日之出の感情と組み合わさることで更なる広がりがイメージできました。

<柴山智隆監督 コメント>
音響監督でもある佐藤監督からは、「作品に寄り添い過ぎなくても大丈夫」というようなお話があったと記憶しています。『夜行』が届いて、初めて映像に合わせて曲を聴いたときにはイメージがふわっと拡がっていくような感覚があって驚きました。日之出の心情を大切にしていただきつつも、次々と浮かんでくる情景が心地よくて、その日から毎日のように聴いています。素晴らしい楽曲をありがとうございました。

『泣きたい私は猫をかぶる』挿入歌 ヨルシカ「夜行」MV

<配信情報>
Digital Single「夜行」ダウンロード&サブスクリプション配信中
https://umj.lnk.to/2GYAx

『泣きたい私は猫をかぶる』
6月5日(金)公開

出演:志田未来、花江夏樹、小木博明、山寺宏一
監督:佐藤順一、柴山智隆
脚本:岡田麿里
主題歌:「花に亡霊」ヨルシカ(ユニバーサル J)
企画:ツインエンジン
制作:スタジオコロリド
配給:東宝映像事業部

<ストーリー>
笹木美代は、いつも明るく陽気な中学二年生の女の子。空気を読まない言動で周囲を驚かせ、クラスメイトからは「ムゲ(無限大謎人間)」というあだ名で呼ばれている。しかし本当は周りに気を使い、「無限大謎人間」とは裏腹に自分の感情を抑えて日々を過ごしていた。そんなムゲは、熱烈な想いを寄せるクラスメイトの日之出賢人へ毎日果敢にアタックを続けるが全く相手にされない。めげずにアピールし続ける彼女には誰にも言えないとっておきの秘密があった…。それは、猫の姿になって大好きな日之出に会いにいくこと。 実はムゲは、ある夏祭りの夜お面屋にいた猫の店主から、「かぶると猫へと姿を変えることができる」という不思議なお面をもらって以来、猫・太郎として日之出の家に通っていたのだ。普段はクールに振舞う日之出だが、太郎にだけは素直な気持ちを打ち明けることができ、いつしか太郎は日之出の支えになっていた。≪人間≫のときには距離を取られてしまうが、≪猫≫のときには近づけるふたりの関係。ムゲもまた、猫でいれば周囲との関係に悩むことない自由さを知り、次第に心地よさを覚えていく。猫として長く過ごすほど、いつしか猫と自分の境界があいまいになるムゲ。 ある日、再び現れた猫店主から、猫の“お面”とムゲの“顔”を交換し、≪人間≫を捨て≪猫≫として生きるよう迫られる…。

© 2020「泣きたい私は猫をかぶる」製作委員会