毎熊克哉&武田梨奈W主演『いざなぎ暮れた。』が世界17冠達成!

映画
2020年05月16日

 毎熊克哉と武田梨奈のW主演、笠木望の脚本・監督による映画『いざなぎ暮れた。』が、世界17冠を達成した。

 神話が息づく町を、崖っぷちの男女が東京から弾丸旅行する様子がブラックでスリリングに描かれた映画『いざなぎ暮れた。』。同作品が第53回ヒューストン国際映画祭で最優秀外国語映画賞(最優秀国際映画賞)と特別審査員賞(凖グランプリ相当)を受賞し、世界17冠を達成した。邦画による最優秀外国語映画賞の受賞は、53年の歴史上初めてとなる。

 ヒューストン国際映画祭は、世界で最も古いインディペンデント国際映画祭。過去にはスティーブン・スピルバーグ、ジョージ・ルーカス、デビッド・リンチ、リドリー・スコットを輩出していることで有名だ。

 世界75カ国から約4500作品がエントリーされた中で、制作費150万円(「カメラを止めるな!」の半分)、撮影日3日半で制作された本作が、史上初の最優秀外国語映画賞と特別審査員賞をW受賞したのは快挙と言えるだろう。

 日本の古代が漂う詩情の中で、切羽詰まった男が実の親戚にオレオレ詐欺をするという本作。審査員は「予期せぬ旅に出た若きビジネスマンのノボルと恋人ノリコ。美保関までの800キロノンストップの旅路は、奇妙な出来事によって彼らの人生をリセットし、別の方向へいざなった」と高く評価した。

 W主演の毎熊と武田、ゴロウ役の青山フォール勝ち(ネルソンズ)らキャスト陣と笠木監督からは、映画祭からのメッセージをテレビ電話で共有した写真と、喜びのコメントが届いた。4人からのコメントは下記を参照。

 映画『いざなぎ暮れた。』は、4月4日に公開終了。今のところ再上映やDVD化などの動きは未定だが、17冠目となる大きなタイトルを受賞したことで国内外での評価をますます高めた。今回の受賞の喜びと上映時の感謝を伝えるため、5月16日後8・00からキャストと監督によるYouTube生配信が行われる予定だ。詳細は公式HPを参照。

<コメント>
■毎熊克哉
不安のなか1ヶ月以上自宅に籠もる日々が続き気が滅入りそうでしたが、歴史ある映画祭でのダブル受賞の吉報が届き飛び跳ねて喜びたい気持ちです!
この映画に携わった全員と、美保関の皆様と喜びを分かち合いたいですし、出来ればまた良い状態で劇場公開できたらいいなと密かな希望を抱いています。
多くの人に観てもらいたいですから。
活力を頂きました!
ありがとうございます。

■武田梨奈
「またリベンジ上映したいね」と話していた矢先、まるで背中を押してくれるかのようなニュースが届きました。
映画にまた大きな希望を与えていただきました。
事態が終息したら、また映画館でお客様とお顔を合わせたいです。
そして美保関の皆さんに“ありがとう”と伝えに行きたいです。

■青山フォール勝ち(ネルソンズ)
僕の地元で撮った映画が海外で評価されている事に正直驚いています。
まだ大変な時期が続いていますが、これを機にもっとたくさんの人にこの映画を見て頂きたいです!!

■笠木望 監督
歴史ある映画祭で大変な賞をいただいて光栄です。時代の変わり目を描いた本作は、いみじくもコロナ禍が最高潮の中での上映となりました。
この受賞が、コロナ以前・以後どちらの時代にも響く日本の映画があることを知ってもらう機会になれば嬉しいです。

<作品情報>
映画『いざなぎ暮れた。』

出演:毎熊克哉、武田梨奈
青山フォール勝ち(ネルソンズ)、岸健之助(ネルソンズ)、和田まんじゅう(ネルソンズ)、小池澄子
脚本・監督:笠木望

公式HP:https://izanagi-kureta.com

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