内藤瑛亮監督8年ぶりの映画「許された子どもたち」韓国&ドイツの映画祭に出品決定 | TV LIFE web

内藤瑛亮監督8年ぶりの映画「許された子どもたち」韓国&ドイツの映画祭に出品決定

映画
2020年05月19日

 内藤瑛亮監督8年ぶりの自主制作映画「許された子どもたち」(6月1日公開予定)が、韓国の第21回全州国際映画祭とドイツの第20回ニッポン・コネクションに正式出品されることが決定した。

 本作は、これまでに「先生を流産させる会」「ライチ☆光クラブ」「ミスミソウ」など、その衝撃的な内容により作品を発表するたびに物議を醸してきた内藤が、自主映画として完成させなくてはならなかった問題作。実際に起きた複数の少年事件に着想を得たオリジナル作品だ。監督は8年の歳月をかけて構想し、いじめによる死亡事件を起こした加害少年とその家族、そして被害者家族の姿を描いた。

 いじめや少年事件という社会問題を通じて、現代に蔓延する生きづらさを鋭く切り取った本作。制作するにあたって内藤は、10代の出演者を対象にワークショップを開催し、少年犯罪や贖罪の在り様について共に考えを巡らせたという。撮影は2017年夏から冬、2018年春と長期間に渡って行われた。季節による風景の変化や役者の成長を取り込んだことが、作品に豊かな広がりをもたらしている。

 いじめにより同級生を殺してしまう主人公・市川絆星を演じるのは、オーディションで主演の座を勝ち取った無名の新人・上村侑。罪を認めながらも母親の助言により罪から逃れる道を選んでしまうが、転校先で出会った桃子との交流により少年の倫理観が大きく揺れ動くという、非常に難しい役どころを演じた。演技経験のない上村だが、野性味のある鋭い眼光と小学生らしいあどけない表情の2面性をうまく表現し、観る者を圧倒している。

 映画『許された子どもたち』は、6月1日(月・映画の日)よりユーロスペースほかで全国順次公開を予定。なお、今回出品が決まった両映画祭では新型コロナ情勢を鑑みて、海外ゲストの招待およびスクリーン上映はなくなり、オンライン上映のみを予定している。

<動画>
■『許された子どもたち』予告篇

<映画祭情報>
■第21回全州国際映画祭
開催期間:2020年5月28日(木)〜6月6日(土)
出品部門:ワールドシネマセクション
プレミア:ワールド プレミア(韓国国内からのみ視聴可能)
公式HP:http://eng.jiff.or.kr/

■第20回ニッポン・コネクション
開催期間:2020年6月9日(火)〜6月14日(日)
プレミア:ヨーロッパプレミア(ドイツ国内からのみ視聴可能)
公式HP:https://www.nipponconnection.com/nc-2020.html

<作品情報>
映画『許された子どもたち』
2020年6月1日(月)ユーロスペースほかにて全国順次公開

出演:上村侑 黒岩よし 名倉雪乃/地曵豪 門田麻衣子 三原哲郎 相馬絵美
監督:内藤瑛亮 脚本:内藤瑛亮 山形哲生
制作協力:レスパスフィルム 製作:内藤組
配給:SPACE SHOWER FILMS

公式HP:http://www.yurusaretakodomotachi.com/

© 2020「許された子どもたち」製作委員会