笠松将×祷キララ「ファンファーレが鳴り響く」特報・場面写真・コメント解禁

映画
2020年08月27日

笠松将と祷キララが共演する映画「ファンファーレが鳴り響く」が、10月17日(金)より公開される。それに先立ち、特報と場面写真、主演を務めた笠松のコメントが解禁された。

9月18日(金)から開催される「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2020」で、特別招待作品となることが決まっている本作。2019年の「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2019」でグランプリ&シネガーアワード(批評家賞)の二冠を受賞した「されど青春の端くれ」の監督を務めた、森田和樹の待望の最新作だ。

病気のせいで、仕事の面接で面接官に相手にもされなかった森田監督が、吃音症についての動画を見た時に、自分の中でリンクして、自分を吃音症の主人公に投影させ、執筆した。本作で商業作品デビューとなる森田監督の人生を投影する、スプラッター青春群像劇となっている。

主演は「デイアンドナイト」「ラ」「花と雨」などの話題作に次々と出演する、笠松将。ヒロインには「左様なら」「アイネクライネナハトムジーク」「楽園」など、存在感のある役柄を演じることに定評がある、祷キララ。そのほか、川瀬陽太、黒沢あすか、大西信満、日高七海、上西雄大、木下ほうかなどが脇を固める。

笠松は「吃音でいじめられている主人公が殻を破るのに、血を見たいという女の子との出会いがきっかけになっていて、スプラッター映画になっているけれどスプラッターは過程です」と本作について語った。

「殺人シーンもありますが彼らなりの正義もあり、突き抜けているこの作品が結構好きで、一度見ていただきたいです」とコメントしている。

そんな映画「ファンファーレが鳴り響く」は、10月17日(土)より新宿K’s cinemaを皮切りに、横浜シネマジャック&ベティ(神奈川)、名古屋シネマスコーレ(愛知)、第七藝術劇場(大阪)などでの上映が決定している。

<動画>

「ファンファーレが鳴り響く」特報

<作品情報>

「ファンファーレが鳴り響く」
2020年10月17日(土)より新宿K’s cinemaほか全国順次公開

出演:笠松将、祷キララ、黒沢あすか、川瀬陽太、日高七海、上西雄大、大西信満、木下ほうか 他

監督・脚本:森田和樹
製作:塩月隆史、人見剛史、小林未生和、森田和樹
プロデューサー:小林良二、鈴木祐介、角田陸、塩月隆史
主題歌:sachi.「美しい人生」

制作・配給・宣伝:渋谷プロダクション
製作:「ファンファーレが鳴り響く」製作委員会

<STORY>

高校生の明彦(笠松将)は、鬱屈した日々を過ごしている。持病の吃音症が原因でクラスメイトからイジメられ、家族にその悩みを打ち明けられないどころか、厳格な父親(川瀬陽太)からは厳しく叱咤され、母親(黒沢あすか)からは憐れんで過度な心配をされ、脳内で空想の神を殺しなんとか自身を保っている状態だ。
そんなある日、明彦はクラスメイトの才色兼備な女子生徒・光莉(祷キララ)が野良猫を殺している現場に偶然居合わせてしまう。光莉は、生理の時に見た自分の血に興味を駆られ、他者の血を見たい欲求を持っていた。光莉は「イジメてくる奴らを殺したいと思わない?」と明彦に問いかける。その日から明彦の中で、何かが変わったのだった。
明彦は、自身が学校でイジメられていることをホームルーム中に訴える。そのせいで明彦はさらにイジメグループから追い回されることになり、街中逃げ回るが、ついに追いつめられる。しかしそこで、光莉がまた野良猫を殺していた。そしてそのナイフで、光莉はなんと明彦をイジメている同級生を殺してしまう…。
二人はその現実から逃げるように都会へと向かう。その最中に出会う、汚い大人たちをさらに殺していき、二人の血に塗れた逃亡劇は確実に悲劇に向かっていくのだった…。

<WEB>
公式Twitter:@fanfaremovie

©「ファンファーレが鳴り響く」製作委員会