清水尋也の魅力に迫るインタビュー公開!松雪泰子 主演「甘いお酒でうがい」

映画
2020年09月18日

9月25日(金)に全国公開となる映画「甘いお酒でうがい」。主人公・佳子(松雪泰子)の生活に大きな影響をもたらす岡本くん役を演じる、清水尋也のメイキング画像とインタビューが公開された。

原作は、お笑い芸人のシソンヌ・じろうが、ネタの中で長年演じてきた代表的キャラクターの「川嶋佳子」がもし日記を書いたら…というテーマで執筆した同名小説。2015年に出版されると、佳子が日記に綴る詩的な言葉の感性や、日記が持つ世界観、佳子と同僚・若林ちゃんの世代を超えた仲睦まじい関係に共感する感想でネット上がざわついた。

じろう本人も「自分の中の女性が勝手に書いている」と公言するほど、日記の中のエピソードは女性が共感するものばかり。まさに佳子はじろうであり、じろうは佳子なのだろう。

そんな一心同体となって書き綴られた、日記という形式の数々のエピソードから選りすぐったものをじろうが脚本化。「勝手にふるえてろ」「美人が婚活してみたら」の大九明子監督が映像化した。

主演の松雪泰子は、平凡だけれど、切ないことも、そして嬉しいことも起きる日常の中に散りばめられている喜びに、そっと寄り添って生きる川嶋佳子役を丁寧に演じている。

そんな彼女が一番幸せな時間を一緒に過ごせる後輩の同僚・若林ちゃん役は、黒木華。そして佳子の生活に大きな変化をもたらす、ふた回り年下の岡本くん役を清水尋也がフレッシュかつ愛らしく演じた。

加えて「勝手にふるえてろ」で“釣りおじさん”として大きなインパクトを与えた古舘寛治や、前野朋哉、渡辺大知らがそれぞれのシーンで松雪とインパクトに満ちた共演を果たす。さらに、レイザーラモン・RGや空気階段・鈴木もぐらも、本作では芸人としてではなく、役者として見事に存在感を発揮している。

「お母さんでも、奥さんでもない、大人の女性を主人公にした映画を撮りたいと思っていた」という、大九監督の穏やかで優しい映像美と演出。そして、佳子+若林ちゃん+岡本くんという3人の行く末が気になる展開と結末は、多くの人の心に温かな幸せの時間をもたらすだろう。

この度、岡本くんを演じる清水のメイキング画像が新たに解禁。撮影に挑む彼のナチュラルな表情が映し出されている。併せて、インタビューも公開された。

本作での役柄にちなんだ、年が離れた女性との恋愛についての質問には「好きになってから年齢を聞いて、それがふた回り上だったとしても『そうなんですね』くらいの感じです」と全く気にしないと回答。

続けて「恋愛に限らず、友人でも自分より長く生きている人の方が多くの物事を自分の目で見ているので、自分の持っていない知識を持った年上の人には魅力を感じます」と思いを語った。

最後は「それぞれが持てる力を最大限発揮し、良い作品を作りたいという想いの元に完成した映画です。どこか常に緊張しているような、ふと気疲れしそうになってしまう毎日ではありますが、この映画を通して少しでも安らぎをお届け出来れば嬉しいです」とメッセージを寄せている。清水へのインタビュー全文は、次ページを参照。

<清水尋也 インタビュー>

◆本作のように、実際に、ふた回り近く年が離れている女性を恋人の候補として考えられますか?

好きになったら何歳でも気にしない、候補として考えられますかということですが、年齢は条件として考えていなくて。好きになってから年齢を聞いて、それがふた回り上だったとしても「そうなんですね」くらいの感じです。

◆年上の女性の魅力、憧れる部分はありますか?

落ち着きや自分の知らない知識を聞けること。撮影現場でも録音、照明、カメラマン、製作、演出など様々な部署の1人1人が別の角度から現場を見ているから、景色が違い、考え方も違う。俳優部の自分が見えていないものや自分の知らない知識を持っている人の話を聞くことが好きです。
恋愛に限らず、友人でも自分より長く生きている人の方が、多くの物事を自分の目で見ているので、自分の持っていない知識を持った年上の人には魅力を感じます。

◆人生の中で心奪われることはありますか?

人生で一度、中学生の時にすれ違った人に一目惚れしたことがあります。
洋服が好きで、ビビッと来たものは何が何でもその日のうちに買います。音楽が好きで、瞬発的に好きになる曲と、曲を何回も聴いて、構造や歌詞などの奥深い部分を理解し好きになることがあります。

◆実際の自分と、演じた岡本くんは似ていますか?

岡本くんと自分を全体的に評価すると似ていません。ただ、恋愛、家族、友人の中で人として好きだなと感情を抱くのは、何かをひたむきに楽しんでいる、その人が好きなものと触れ合っている瞬間を見た時で、劇中の岡本くんも佳子さんがワインを飲んでいる姿が好きなので、その感覚は理解し共感できます。

◆役者を目指したきっかけは?

4つ上の兄が役者で、兄が主演の映画の初号試写を母と観に行った時、当時のマネージャーに「弟君もやらないか」と言われたことです。
はじめは興味がなくて何度か断ったのですが、レッスンに行く機会があり、それが思いのほか楽しかったのでやることにしました。

◆今後の俳優像、目指しているものは?

俳優にこだわっているわけではなく、直面している作品をいかにいいものにするかに全力を注ぎたいです。それを積み重ねていけば、どういう結果でも後悔はしないと思います。
ゴールを決めるとプロセスも決まってしまうし、レールに敷かれるのが嫌いだから、自分の道は自分で選びたいです。

◆9月25日(金)の新公開日決定について。

無事、皆様にお届け出来る事が決まり、楽しみな気持ちとホッとした気持ちで胸が一杯です。劇場での鑑賞には、まだ不安な気持ちが残る方もいらっしゃるかと思いますが、充分な予防対策の上、出来るだけ多くの方に足を運んで頂ければ嬉しいなと思っています。
撮影からは約1年半が経過し、スタッフ、キャストの皆さんと共に奮闘した日々が懐かしいです。それぞれが持てる力を最大限発揮し、良い作品を作りたいという想いの元に完成した映画「甘いお酒でうがい」です。
どこか常に緊張しているような、ふと気疲れしそうになってしまう毎日ではありますが、この映画を通して少しでも安らぎをお届け出来れば嬉しいです。是非、劇場でご覧下さい。

<作品情報>

「甘いお酒でうがい」
2020年9月25日(金)ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル新宿ほか全国ロードショー

出演:松雪泰子
黒木華 清水尋也
古舘寛治 前野朋哉 渡辺大知 RG(レイザーラモン)
佐藤貢三 中原和宏 小磯勝弥 坂本慶介 鈴木もぐら(空気階段)

監督:大九明子
脚本:じろう(シソンヌ)
原作:川嶋佳子(シソンヌじろう)『甘いお酒でうがい』(KADOKAWA刊)

製作・配給:吉本興業

<ストーリー>

ベテラン派遣社員として働く40代独身OLの川嶋佳子は毎日、日記をつけていた。撤去された自転車との再会を喜んだり、変化を追い求めて逆方向の電車に乗ったり、踏切の向こう側に思いを馳せたり、亡き母の面影を追い求めたり…。
そんな佳子の一番の幸せは会社の同僚である若林ちゃんと過ごす時間。そんな佳子に、ある変化が訪れる。それは、ふた回り年下の岡本くんとの恋の始まりだった…。

<WEB>

公式サイト:https://amasake-ugai.official-movie.com
公式Twitter:https://twitter.com/AmaiOsakeDeUgai

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