櫻井翔「チーム嵐の熱気を感じて」『ARASHI 5×20 FILM』デビュー記念日11・3に先行、大野智の誕生日11・26に全国公開

映画
2021年09月15日

映画「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM“Record of Memories”」ジャパンプレミアイベント

嵐“初”のライブフィルムとなる本作がいよいよ日本のファンに届けられる意義・意味を聞かれた櫻井は「“嵐”初のライブフィルムを今日9月15日僕たちがハワイで結成した記念日に、こういった形でお伝えできるというのが、とてもうれしく思っているのと、およそ2年前のコンサートなんですけれど、とにかくあの時の皆の熱気や我々の思いを真空パックのように閉じ込めたいなと思っていたところだったので、今その真空パックを開いて時の流れを感じずに楽しんでいただける作品になったのではないのかなと思っております」と感慨深い様子。

また、今のご時勢では貴重な有観客でのライブフィルムで、まるで実際のライブ会場の客席にいるような一体感を感じる本作に対して、「このタイミングで満員のファンの方に埋め尽くされた会場をご覧いただきたいですし、その満員の会場をご覧いただいた中で劇場で感じる一体感のようなものもあると思うので、楽しんで、思い出していただきたいのと、またそんな日が1日も早く来るようにという願いも込めながらご覧いただけたらなと思っております」と語った。

堤監督は「2年前とはいえ、我々の日常だった風景がここにあります。その時は5万2000人のお客さんすごいなと思いながらも、ある種自分が挑むべき仕事がそこにある。この人たちに届ける、それを見る多くの人たちに届けるという使命感で心がいっぱいだったんですけれど、こういう事態になり、そのことを伝える意味が大きくなっていきました。いつかネガティブな状況が解消され、人類はそれに打ち勝ち、また日常の風景に戻っていけるように期待しております」と作品への思いを語った。

本作を見た感想を聞かれた櫻井は、「すごく印象的だったのが客席にいるところから僕たちが上を通る映像とか、まるでその会場の客席にいるようなことが体感できるというところと、会場では味わえない興奮や距離感が感じられる作品だなと思っています。通常のDVD、Blu-rayは、いつもコンサートやっている風景を撮ってもらうんですれども、撮影のために集まってもらったので、我々嵐、スタッフ、そしてファンの皆さん。全員で1つの作品を作ろう! という意気込みで作ったので、ファンの皆さんはもちろん、今まで嵐のライブを見たことがない方にもチーム嵐の熱気を感じてもらいたいなと思います。総力戦です」と、この映画ならではの見どころを語った。

さらに125台のカメラを使った特殊な環境での撮影について、櫻井は「スタッフのほとんどが過去に僕ら5人、あるいはそれぞれで仕事したスタッフに集まっていただいたので、僕でいうと『ヤッターマン』(09)でご一緒したカメラマンや他の作品でご一緒した方ばかりで、温かく撮影できました」と感謝した。

堤監督は「5×20なので、“100台”っていうイメージはあったんですよね。やっぱりメンバー一人一人を多角的にもぎ取ろうと、一瞬たりとも撮り忘れている場所をなくそうと思って撮影していました。この映画は途中のMCやアンコールの間や楽屋裏もほとんどないです。ステージの上に登場するところから始まって、本当に一瞬です。だからこそ、そこに嵐がいるというライブな雰囲気を作ることができました。一瞬5人が寄った時にちょっとした手の触れ合いだったり肩に手を乗せていたり、“嵐っていいな”って思うことができるカットが撮れて、125台で正解だったなと思っております」と大掛かりな撮影の裏側を語った。

また、櫻井は「初のチャレンジ、初の試みというのは、ファンの皆さんの協力あってこそで、普段ライブの映像というのは、ご来場いただいたファンの皆さんの視界を遮らない場所にカメラを置くんですね。でも今回はそれをご理解いただいて、熱気もすごかったんですよ。すごくすてきな時間になりました」とファンにも感謝の気持ちを伝えた。

『ピカ☆ンチ』で嵐初主演映画を撮った以来で5人を撮影した堤監督は「やっぱり日本のアーティストの最高峰でありつつも、嵐はエンターテインメントの中心にいる人の余裕を感じますよね。振付、歌い方、立ち振る舞い、サービス精神。何をとっても素晴らしいなと思います。そして、ピアノやダンスなどさまざまなチャレンジをみんなするし、見てて、ほれぼれします」とあらためて嵐の魅力を語った。

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