吉岡里帆主演「ハケンアニメ!」劇中アニメに豪華声優陣集結 梶裕貴、花澤香菜らが実写パートで声優役

映画
2022年02月24日
©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会
©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会

5月20日(金)公開の吉岡里帆が主演を務める映画「ハケンアニメ!」の劇中アニメに出演する豪華声優陣12人が解禁。さらに、梶裕貴、潘めぐみ、高橋李依、花澤香菜らが実写パートに“声優役”で出演することも発表された。

原作は、アニメ業界で奮闘する者たちを描いたお仕事ドラマで、本屋大賞にもノミネートされた辻村深月による同名小説。発売から7年の時を経てついに映画化が決定した。主演の吉岡をはじめ、中村倫也、柄本佑、尾野真千子が出演。監督は映画「水曜日が消えた」の吉野耕平が務める。

アニメ業界を舞台とするお仕事映画となる本作では、主人公・瞳(吉岡)や王子(中村)らアニメ監督、行城(柄本)や香屋子(尾野)らプロデューサーだけでなく、さまざまな業種の人々が登場。作品、業界を盛り上げるために不可欠な人々の姿が、しっかりと描かれている。

既に「群野葵」というアイドル的人気声優という役柄で、声優の高野麻里佳が実写映画に初出演していることが発表されているが、このたび、劇中アニメに出演する声優陣が決定。さらに一部の出演者は、実写パートでも“声優役”として出演する。

瞳が監督する劇中アニメ『サウンドバック 奏の石』(『サバク』)で、トワコたちと共にロボット「サウンドバック」に乗って戦う、どこか影のある少年リュウイチに『進撃の巨人』のエレン・イェーガー役で有名な梶裕貴。同じく彼らの仲間で、熱血漢の少年タカヤ役に『HUNTER×HUNTER』ゴン=フリークス役などで知られる潘めぐみ。ヒロイン・トワコの妹でしっかり者の少女・マユに『スター☆トゥインクルプリキュア」』フワ役などの木野日菜。音を吸収してロボットに変形する謎の「奏の石」役に『ヒプノシスマイク』の神宮寺寂雷役などの速水奨が決定。実力派声優たちによって命を吹き込まれた、王道ジュブナイルロボットアニメに期待が高まる。

王子が監督する『運命戦線リデルライト』(『リデル』)では、行方不明の妹を探す主人公の魔法少女・充莉に『Re:ゼロから始める異世界生活』エミリア役などで知られる高橋李依。一話に一歳ずつ年を重ねる「成長するヒロイン」を演じている。ライバルの謎めいた魔法少女・清良に『PSYCHO-PASS サイコパス』常守朱役などの花澤香菜。充莉に「運命を変える力」を与えるマスコットキャラクターのデルに『魔法つかいプリキュア!』キュアマジカル役などの堀江由衣。文学好きな魔法少女・詩織に『銀魂』猿飛あやめ役などの小林ゆう。充莉の親友にして魔法少女仲間の七菜香に『ドロヘドロ』ニカイドウ役などの近藤玲奈。芸能活動を行う魔法少女・圭に『東京24区』きなこ役などの兎丸七海。スポーツ万能で天然な魔法少女の悠樹に『アイカツスターズ!』香澄夜空役などの大橋彩香が決定した。

また、映画のナレーションは、『鋼の錬金術師』のエドワード・エルリック役などで知られる朴璐美が務める。さらに、梶、潘、木野、速水、高橋、小林、近藤、兎丸、大橋は声優役で実写パートにも出演する。

劇中アニメの声優キャスティングについて、吉野監督は「決定した声優陣のお名前を伺った時は『まさかこんなことになってしまうとは』と、幸運すぎて怖くなりました」とコメントしている。吉野監督のほか、声優陣のコメントは次のページに掲載。

<劇中アニメ『サウンドバック 奏の石』シーンカット>

梶裕貴(リュウイチ役)コメント

ひとつのアニメーションが完成するまでにどれだけの時間がかかっているか、どれほどのプロフェッショナルが死力を尽くしているか、それが伝わってくる作品です。声優もその一部。辻村深月先生の繊細でありつつエモーショナルな世界観がどのように映像化されるのか、僕自身とても楽しみにしています。参加させていただき、光栄です。

潘めぐみ(タカヤ役)コメント

普段の仕事がカット割りされて撮影されていくので、シーンやカットごとで、自分の動作をつながりとして記憶しておく感覚は新鮮でした。作品一つ、その一秒、一瞬ができるまでに込められた人の想いや時間の中にあるドラマを考えると、そうした方々と共にこの役を演じさせていただいているんだなと、あらためてありがたみを感じました。

木野日菜(マユ役)コメント

声優役としての出演に最初はびっくりしましたが、普段お仕事をしている時のように自然体で出演させて頂きました。とても貴重な機会を頂きまして光栄に思います。私も知らなかったような裏側や、監督の葛藤。さまざまな人が関わり合って、作品を想い合ってひとつの作品が出来上がるんだとあらためて強く感じました。ぜひご覧ください!

速水奨(奏の石役)コメント

初めて実写映画に出演させていただきましたが、いやあ、短いシーンも丁寧にさまざまなアングルで撮影するんですね。アフレコ現場だと、テスト、本番の2回で録り切りますから、その違いに驚きました。でも、手作り感と、演技の情熱を垣間見ることができ、本当に幸せでした。

『サウンドバック 奏の石』特報

<劇中アニメ『運命戦線リデルライト』シーンカット>

高橋李依(充莉役)コメント

「運命戦線リデルライト」主人公の充莉役、そして、アフレコスタジオでの撮影にも参加させていただきました! 「リデルライト」は、運命を変えるバイクレースに参加する物語。不思議な世界観を、時に可愛く、時に熱く描いています。劇中劇でありながら、このアニメを追っていきたい! と思っちゃう、覇権アニメのオーラを感じました! 大好きなアニメ業界にスポットライトを当てていただけることが、うれしくて光栄だなぁと思いました。そして、声優という職業の描き方もすごく最先端だったなぁと。今作を見終わった皆さまは、どの職種にどんな想いを抱くのか、楽しみです。

花澤香菜(清良役)コメント

原作の大ファンなので、こういう形で作品に関わることができてうれしいです。アニメ制作の舞台裏で、それぞれの立場の人たちが悩みを抱えながらも熱を注いでいき、作品が出来上がっていく様子は、アニメのお仕事が好きな私にとってとても刺激になります。お仕事ものとしても楽しめる作品なので、ぜひたくさんの方に観ていただきたいです!

堀江由衣(デル役)コメント

劇中のアニメのキャラクターの声を担当させていただきました。そのアニメは断片的にしか出てこないのですが、とても面白そうで全部見たくなるような作品でした(笑)。近しい業界のお話でしたのでとても感情移入して見てしまい、最後はものすごくジーンとしてしまいました。
お仕事だけでなく、何かを頑張っている人に共感していただける作品なのではないかなと思います。たくさんの方に見ていただけたらうれしいです。

小林ゆう(詩織役)コメント

大好きな辻村深月先生の作品に、声優として携わらせていただくことができて心から感謝しております。恐縮ながら以前『ハケンアニメ!』文庫本の帯を書かせていただきました。この素晴らしい小説が映画化され、さらに出演までさせて頂けた事を大変光栄に思います。アニメ業界を描いた今作の公開がファンの1人としてとても楽しみです!

近藤玲奈(七菜香役)コメント

劇中に登場するアニメの細かい資料がたくさんあり、実際に放送されるのではないかと錯覚するくらい、本格的な作りに感動しました。日本の誇りであるアニメーションをテーマとした映画に、声優として出演させていただけてとてもうれしかったです。アニメ業界の命を懸けた本気のアニメ作りの現場をぜひご覧ください!

兎丸七海(圭役)コメント

声優として映像作品に出演させていただくのは初めてだったので、お話を頂いた時はすごくうれしかったです。普段のアフレコ現場とは収録方法が違っており、それがまた面白く、声優役として演じるのも初めての経験だったのでとても楽しかったです! 声優やアニメ制作関係者の舞台裏を観られる作品として絶対に楽しめると思いますので、ぜひ劇場でお楽しみください!

大橋彩香(悠樹役)コメント

悠樹役と、実写で声優役としても出演させていただいて…いつもと全然違う雰囲気でのアフレコシーンはとっても緊張しました!! アニメを制作する上でスタッフの皆さまにはたくさんお世話になっていますが、裏側はなかなか見られないので勉強になりました…! 劇中アニメも設定等とても丁寧に作られているので、楽しみにしていてください♪

『運命戦線リデルライト』特報

ナレーション・朴璐美 コメント

本作を通じて「貴方にとって『尊いもの』とは、何ですか?」と、『モノづくり』に携わる人間として、あらためて問われた気がしています。この作品がはらむ濃厚な熱量に触れ、そっと日常とクロスフェードさせながら世界に没入してご覧ください。

吉野耕平監督 コメント

決定した声優陣のお名前を伺った時は「まさかこんなことになってしまうとは」と、幸運すぎて怖くなりました。アフレコ現場でキャラクターに命が宿る瞬間を特等席で撮影できたのは、アニメのファンの一人としてとても幸せな時間でした。頂いた熱量をそのままスクリーンから届けられるように最後まで頑張りたいと思います。

作品情報

©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会
©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会

「ハケンアニメ!」
2022年5月20日(金)公開

原作:辻村深月「ハケンアニメ!」(マガジンハウス刊)
監督:吉野耕平
脚本:政池洋佑
出演:吉岡里帆、中村倫也/柄本佑/尾野真千子
制作プロダクション:東映東京撮影所
配給:東映
公式サイト:https://haken-anime.jp

この記事の写真

©️2022 映画「ハケンアニメ!」製作委員会