吉田美月喜×常盤貴子“母娘”を取り巻く奥平大兼、佐藤緋美、前田敦子の新場面カット解禁「あつい胸さわぎ」

映画
2023年01月19日
©2023映画『あつい胸さわぎ』製作委員会

吉田美月喜と常盤貴子が母娘役でダブル主演する映画「あつい胸さわぎ」(1月27日(金)公開)より、共演する奥平大兼、佐藤緋美、前田敦子の場面カットが解禁された。

若年性乳がんを患った主人公・千夏(吉田美月喜)と、子離れできない母・昭子(常盤貴子)の複雑な親心を描く本作。吉田と常盤がダブル主演を務め、奥平大兼、前田敦子、佐藤緋美らが出演する。

このたび、作品を彩る奥平大兼、佐藤緋美、前田敦子の注目シーンの場面カット5点が新たに公開。

主人公・千夏の幼なじみで初恋の相手である川柳光輝(通称・こうちゃん)を演じたのは、2020年、「MOTHER マザー」で日本アカデミー賞ほか新人賞を総なめにして衝撃的デビューを果たした奥平大兼。2023年は本作に加え、「映画 ネメシス 黄金螺旋の謎」ら出演映画の公開を多数控え、日本映画界で引っ張りだこの実力派俳優だ。

これまではどこか影のある役が多かった奥平が、大学生らしい感情に真っすぐな青年を明るく演じ切っている。大学生が普段接することが少ない大人の女性・トコちゃん(前田)と出会い、恋と憧れを抱いたままに引かれてゆく表情、さらに役者として初挑戦となったキスシーンにも注目。

いっぽう、主人公・千夏の二人目の幼なじみ・水森崇(通称・ター坊)を演じたのは、俳優でありミュージシャンの佐藤緋美。2021年、映画「ムーンライト・シャドウ」で日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。その後、「ケイコ 目を澄ませて」で主人公の弟役を好演、映画「少女は卒業しない」やディズニープラス配信の『シコふんじゃった!』など出演作が続いている。

©2023映画『あつい胸さわぎ』製作委員会

本作で佐藤が演じるター坊は、軽度知的障害でなかなか社会になじめずも、懸命に日々を生き、真っすぐに幼なじみの千夏を思いやる青年。母親に伝わらない思い、うまくいかない恋と病に悩む千夏は、わけも知らずに話しかけてくるター坊に嫌気が差し、八つ当たりしてひどい言葉をぶつけてしまう。

すぐに反省して悩みを打ち明けた千夏が、思わずター坊にこぼした「おっぱいなくなったら、もう恋とか無理なんかな」という不安。「あんまおっぱいのこと考えたことないからなあ」とはぐらかしたター坊だったが、後に千夏を励ますある行動を起こすことに。

そして千夏の母の同僚であり、千夏にとっては年上の頼れる友人・花内透子(通称・トコちゃん)を演じたのは、前田敦子。AKB48の初代センターとして一世を風靡した後、女優として本格的に活動し始め約10年。映画・舞台・ドラマなど演技の場を広げ、着実に女優としての立ち位置を確立し、2022年には「もっと超越した所へ。」ほか2作に出演し活躍している。

前田が演じるトコちゃんは、思春期の心の変化から目を背けそうになる母娘にそっと寄り添い支える温かさが魅力の役どころ。注目すべきは、トコちゃん自身、「自分が千夏の幸せを一番に願っている」はずなのに、その千夏の心をかき乱す存在になっていると気づいたシーン。

その戸惑いと罪悪感、彼女なりの決断がひしめきあう表情が、トコちゃんの心の葛藤を言葉なくとも表現している。千夏と透子、母娘とは違った「女同士の感情のぶつかり合い」をリアルに表現したシーンにも期待が高まる。

©2023映画『あつい胸さわぎ』製作委員会

作品情報

「あつい胸さわぎ」
2023年1月27日(金)新宿武蔵野館、イオンシネマほか全国ロードショー

出演:吉田美月喜、常盤貴子
前田敦子、奥平大兼、三浦誠己、佐藤緋美、石原理衣 ほか

原作:戯曲『あつい胸さわぎ』横山拓也(iaku)
監督:まつむらしんご
脚本:髙橋泉
配給:イオンエンターテイメント/SDP

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