横浜流星×藤井道人監督「ヴィレッジ」追加キャストに黒木華、奥平大兼、HiHi Jets作間龍斗ら 特報映像も解禁【コメントあり】

映画
2022年10月18日
©2023「ヴィレッジ」製作委員会

横浜流星主演×藤井道人監督の映画「ヴィレッジ」(2023年全国公開)に、黒木華、一ノ瀬ワタル、奥平大兼、作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)、中村獅童、古田新太らが共演することが決定。追加キャストのコメントと特報映像が公開された。

本作は、「新聞記者」(2019)、「ヤクザと家族 The Family」(2021)、「空白」(2021)などの話題作を世に送り出してきたスターサンズ・河村光庸プロデューサーが企画、「新聞記者」で第43回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞、記録的大ヒットとなった「余命10年」のメガホンを取った藤井道人が監督・オリジナル脚本で挑むサスペンス・エンターテインメント。

とある日本の集落・霞門村(かもんむら)を舞台に、環境問題、限界集落に若者の貧困、広がり続ける格差社会と、道を誤ったら這い上がることが困難な社会構造の歪みといった、現代日本が抱える闇を描き出していく。

横浜流星演じる主人公・片山優は、過去のある事件によって村中から蔑まれ、母親が作った多額の借金返済のためにゴミ処理施設で不法投棄を強制させられるどん底の日々を送っていた。逃げることもできず、閉ざされた世界で一人苦悩し、絶望と共にただ生きるしかない。横浜が暗く深い闇を抱え、無精髭を生やして「薪能」をうつろな表情で見つめる闇落ちした姿で新境地を見せる。

このたび、優(横浜)を取り巻く面々を演じる追加キャストが解禁。黒木華が一度は村を出て上京したものの再び霞門村に戻り、優に手を差し伸べる幼なじみの中井美咲役、古田新太が霞門村の村長・大橋修作役、中村獅童が修作の弟で、幼い頃に優や美咲に能を教えていたが、ある事件をきっかけに村を出た大橋光吉を演じる。

また、村長の息子という権力を傘に、ゴミ処理施設で働く大橋透役で一ノ瀬ワタル、借金返済のため、優と共にゴミ処理施設で働く青年・筧龍太役で奥平大兼、人とコミュニケーションを取るのが苦手で内気な性格の美咲の弟・中井恵一役で作間龍斗(HiHi Jets/ジャニーズJr.)が共演。

さらに杉本哲太がゴミ処理施設を使って不法投棄を行い、影で村を牛耳るヤクザ・丸岡勝役、西田尚美がギャンブルに溺れて多額の借金を抱える優の母親・片山君枝役、木野花が霞門村の村長を代々務めてきた大橋一族の母として絶大な権力を持つ大橋ふみ役を演じる。

今年6月に亡くなった河村プロデューサーは、本作の制作決定時に「皆さんは恐らくこの映画が完成した時に驚がくすることでしょう」と語っていたが、その言葉通り、解禁された特報映像では、美しい村の風景と神秘的な「薪能」の儀式による荘厳な世界が映し出される。

いっぽう大自然を切り裂いて山の間にそびえたつ巨大なゴミの最終処分場は、伝統文化を継承しながらも、生きてゆかねばならない村の事情をうかがわせる。「伝統」と「実利」、その間で揺れ動く人々。「村」という閉ざされた世界で生きるしかない人間たちのリアルを切り取った、まさに現代日本の縮図といえる、魂を揺さぶる傑作の誕生への期待が高まる。

横浜は「京都で1か月オールロケをしたことにより、作品に集中して優として生き、すごく良い環境の中で撮影できました。何度も何度も書き直して、愛のある最高な脚本を作り上げてくれた監督には感謝しています」と。

さらに「監督と出会って7年。お互い切磋琢磨して、少しずつ力をつけて、このタイミングで今回主演を務めさせていただき、素晴らしいキャスト、スタッフの皆さまと作品作りができ、得るものがたくさんあり、宝物のような時間を過ごせました」と撮影を振り返っている。横浜をはじめ、黒木、一ノ瀬、奥平、作間、中村、古田ら出演者のコメント全文と特報映像は次ページに掲載。

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