7ORDER、“間違いなく熱かった”バンド&ダンスで魅せた「DUAL」ツアー最終公演レポート「今、この7ORDERが最高潮の7ORDERです!」

音楽
2023年06月12日
「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai
「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai

7ORDERの全国ホール&アリーナツアー「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」が、6月4日(日)に東京・武蔵野の森総合スポーツプラザでファイナル公演を迎えた。4月9日の仙台公演を皮切りに、全16公演行われたツアーのオーラス、4日夜公演の模様をレポートする

最新アルバム『DUAL』の世界観を、彼らの原点である「バンド」と「ダンス」の二刀流パフォーマンスをふんだんに盛り込んだステージで表現した今回の全国ツアー。コロナ禍でデビューした7ORDERにとって、初めて“声出しOK”のライブとなり、これまで以上に7人と観客が一体となって創り上げたツアーとなった。

「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai
「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai

ライブの幕開けは『DUAL』のコンセプトを象徴するリードトラック「Who I Am」。イントロが流れ、青いレーザー光線が飛び交うステージに最初に現れたのは萩谷慧悟。続いて、阿部顕嵐、長妻怜央、森田美勇人がスポットライトに照らされる。諸星翔希、真田佑馬が加わり花道を歩き始めると、安井謙太郎が登場。7人がセンターステージにそろうと、まずはダンスパフォーマンスで観客の視線をくぎ付けにした。

そのまま畳みかけるように「Edge」へ。センターステージから花道、メインステージへと移動しながら、全方位の観客に向けて視線を送り、会場の熱気は一気に最高潮。

安井の「ラストだぜ!」という絶叫から、7ORDERのもう一つの武器であるバンドスタイルの「BOW!!」へ。コール&レスポンスで観客から大きな歌声を受け取ると、メンバーも満面の笑みを見せた。続く「Feel So Good」、安井がギターで加わった「Growing up」では、ライブバンドとしての7人の大きな成長を感じさせた。

「SUMMER様様」の阿部の歌い出しは「♪むさしむさし~」。安井はピンク、諸星は黒、阿部は赤のユニークなサングラス姿でカラッと晴れやかな色気を振りまき、安井がサングラスを外して小悪魔的な笑顔を見せると、観客から歓声が沸き上がった。

会場が暗転すると、再びダンススタイルに転換し、「Heavy」で一糸乱れぬダンスを披露。「&Y」ではしなやかにセクシーなダンスで魅せ、曲の途中で真田、森田、萩谷、長妻、諸星がバンドスタイルに戻り、安井、阿部のボーカルと絡み合うという、まさに“DUAL”なパフォーマンスを体現した。

「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai
「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai

真田が作曲、森田、諸星が作詞を手掛けた「F」では、森田が「小悪魔な女子を追っかける希望の歌です(笑)」と語ると、諸星も「歌詞を一緒に書いてるときも、俺らキモいなって言いながら書いてた(笑)」と明かし、会場は爆笑。そんな森田&諸星の“妄想恋愛劇”を真田がおしゃれで都会的に仕上げた楽曲で、観客に“good time”を届けた。

「Sabãoflower」では、センターステージでメンバーがわちゃわちゃ。この曲はスマホで撮影OKで、阿部の「どっち撮ってんの?ここにいるよ俺」という名言も飛び出した。この曲でも途中からバンドスタイルに戻り、真田のメロディアスなギターソロから、バンドならではの掛け合いで楽曲に新たな色を乗せた。

続いてはMCタイム。7ORDERの初めてのCDである「Sabãoflower」について、真田は「懐かしいよ。CD梱包したの」と感慨深げ。萩谷も「MVを撮るとき、自分たちでハイエース運転してたんだよ」と振り返った。

安井が「このツアーの思い出を話そう」と振ると、長妻が「萩ちゃんと大げんかした」とまさかのぶっこみ。メンバーと会場が爆笑する中、萩谷は「1こ前のツアー(「7ORDER LIVE FACTORY ~脱色と着色~」)じゃない?」とニヤリ。その日のうちに仲直りしたというが、心配するスタッフを和ませるために森田がパンツ一丁で出て行ったというエピソードが明かされると、会場は再び笑いに包まれた。

前回の「脱色と着色」ツアーの思い出話で盛り上がる中、安井が「DUALツアーの思い出は?」と冷静にツッコみ、「脱線と爆笑」トークから軌道修正。ツアー中にみんなでご飯に行った話から、真田が「テーブル」を「ステージ」と言い間違えるなど、彼らならではの和やかなトークを繰り広げた。

そして、メンバーが萩谷と長妻をたき付け、けんかミニコントが開幕。一触即発…と見せかけて、2人は熱いハグを交わし、会場は大歓声に包まれた。

「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai
「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai

MC明けは、センターステージで掛け合いが心地いい「Stunnin’」を。メインステージに戻った7人は、ハットをかぶってスタンドマイクの前に立ち「Monday morning」をしっとりと聴かせた。

続いて、スクリーンに電車内の映像が映し出され、車掌(長妻)のお悩み相談コーナーがスタート。「ここの早替え大変ですね…。全部着替えてますから…」とぼやきながら長妻がスーツに眼鏡姿でステージに登場し、「母の日、父の日のプレゼント」についてのお悩みに回答。長妻が「僕は歌をプレゼントしたい」と語り「僕は音楽が結構苦手で。ピアノを始めたのも遅いですし。歌えない曲もたくさんありますし、難しいなと思って。最初は引っ込み思案だったんですよ。でもね、意外と立ち向かってみると楽しいことに気づいて。それはメンバーがいたっていうのが一番大きいんですけど。皆さんにとって友達関係が苦手だったりとか、苦手なことってあると思うんですけど、そこから逃げるのは簡単なんですけど、逃げ切るのが難しいんですよね。逃げ切れないやっぱ…」と話したところで、会場が暗転。

明転すると、メンバーと観客によるバースデーソングの大合唱が響き渡り、6人が大きなケーキと共に登場。何も知らなかった長妻は、このサプライズに「おいおい、ちょっと待ってくれよ…」とびっくり。翌日の6月5日が25歳の誕生日ということで、抱負を求められると「笑って過ごすことですかね。意外と難しいですからね。笑って過ごすって。やることやらないと笑えないですから。宿題残ってると心の底から笑えないでしょ?笑っててもどっかに引っかかってるでしょ?だから本当の意味で笑うっていうのは大事ですよ」と話し「萩ちゃんのこともそうですけど(笑)」とオチをつけて観客を笑わせた。

会場がHappyな空気に包まれる中、客席をバックに記念撮影。安井が「うちの最終兵器の大事な日なんだ」と呼びかけ、大きな「おめでとう!」コールを長妻に贈った。

そして「みんなつらいこともあると思いますけど、明日、笑えるようにせ~の、なんとかやっていきましょう!」という長妻の掛け声で、彼が作詞作曲した「なんとかやってますわ」へ。

長妻が満面の笑顔でメンバーとハグを交わすなど、“ながつおめでとう”バージョンとなった「なんとかやってますわ」に、会場はほっこりとした空気に包まれた。

「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai
「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai

再び暗転、センターステージのスタンドマイクがスポットライトに照らし出されると、阿部が静かに歩み寄り、自身の主演映画の主題歌となった骨太なロックバラード「レスポール」を熱唱。

続いて、スモークと桜吹雪が舞い散る幻想的なステージで、安井が出演した映画の主題歌「爛漫」を披露。豊かな表現力で会場を楽曲の世界観に染め上げた。

ここで、スクリーンにここまでのライブを一気に逆再生する映像が映し出され、1曲目にダンススタイルで披露した「Who I Am」をバンドスタイルで披露。

「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai
「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai

そして、ここからメドレーで一気に畳みかける。「Make it true」「MONSTER」「Perfect」で観客のギアを上げると、諸星が「俺らは『DUAL』ツアー回って、最終駅、ここにたどり着きました。7ORDERプロジェクトは俺らで作っただけじゃない。俺らとみんなで作ったものだ。このライブに俺らは全てを懸けてきてる。どんなことやっても、バンドやっても、ダンスやっても、俺らが一番かっこいいと思ってやってきてる。そしてここにいる全ての人間に、俺らのこの熱さ、そしてかっこいいところを見せて、おまえらが最高の気持ちになればいいと思って俺らはライブをやってる!」と熱いメッセージをぶつけ、諸星、安井、阿部のラップの掛け合いから「Power」へ。

さらに、安井の「一緒に壊れてくれるか!」という煽りから、疾走感あふれる「Break it」で、熱狂を加速させていく。

ラストは、炎が吹き上がる演出の中で「Get Gold」をパフォーマンス。安井の「This is 7ORDER style」という声を合図に、バンドからダンススタイルへ。視線を合わせながら、切れ味鋭いダンスで躍動すると、再びバンドに戻るという誰も彼も真似できないスタイルで観客を魅了。真田がかき鳴らしたギターのノイズを残してステージをあとにした。

「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai
「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai

興奮冷めやらない会場から、アンコールを求める「7ORDER」コールと拍手が鳴り響く中、長妻が生んだキャラクター“小田ちゃん”が登場。小田ちゃんの「7ORDERのライブ、まだまだ楽しみたいってことだよな!」という呼びかけに、観客は「そうだー!」の歓声で応える。そして、メンバー一人一人の名前を呼び、7ORDERを呼び込むと、7人が登場しアンコールがスタート。

7人はステージを下りて客席の間を巡り、観客と間近でコミュニケーションを取りながら「GIRL」「Lonely night」を披露した。

ステージに戻った安井は「この『DUAL』ツアーも今日が最終日、最終公演ということで、まずはこの場所で僕たちと一緒に時間を使ってくれているあなた、そして配信で見届けていてくれるあなた、本当にありがとう」と深々と頭を下げて感謝。

続けて「僕たちは7ORDERという名前で生き始めてから4年がたちました。ありがとう。いろんなことありましたね。もちろん笑ってばっかでいられる日々だけではなかったですけど。でも、ああ、7ORDERを始めてよかったなといつも思う瞬間はあなたが作ってくれます。いつもあなたが作ってくれる景色を見て、ああ、間違ってないかもと思っていました。何かを始めるっていうのは、何でもすごいエネルギーがいることで、続けるっていうのはもっとエネルギーがいることで。でもそうやって何かを始めたり紡いでいったりする先に、きっと楽しいことが待ってると、僕らは身をもって感じたんじゃないかなと思います。メンバーからもたくさんのことを教わりました。さなぴーはとっておきの発想力、モロはとっておきの熱さ、美勇人はとっておきのセンス、萩ちゃんはとっておきの冷静さとクレイジーさ、顕嵐はとっておきの華、ながつはいつもとっておきの笑顔を。一人じゃ何もできなかったけど、こうやって仲間がいて、支えてくれる人がいてここまで走ってきています。みんなも始めることとか、怖いことがあるかもしれないけど、きっとどこかに仲間がいて、その仲間と手をつないで、何かを始めて続けて見れる景色っていうのはかけがえのないものだなって、たぶん俺らが言うのが一番説得力があると思う。だからいろんなことがあってもどうか紡ぐこと、始めることを怖がらないでいてくれたらいいと思います」と語りかけた。

そして「僕らは雨がめちゃくちゃ降るけど、今日は晴れだったけど、始める前にはいろんなことがあって、それでも始めてみたら楽しいことが待ってます。そんなふうに思ってもらえたらうれしいです。次の曲は一緒に歌える曲になっているので、もし良かったら一緒に歌ってください。一緒に歌ってくれる?それじゃ何度だって始めよう!」と呼びかけ、アンコールのラストとなる「雨が始まりの合図」へ。

安井への誕生日プレゼントとしてメンバーが贈り、7ORDERの絆の象徴ともなっているこの曲を7人と観客が共に歌い、会場は一体感に包まれた。演奏が終わると、メンバーそれぞれがツアーへの思いを語った。

「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai
「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai

真田佑馬
「ツアーを駆け抜けれてうれしいです。僕もわりと芸歴が長くてベテランみたいなことを言われるんですけど、今が一番かっこいいと思ってます!でもこれはみんなのおかげです。一つのことをずっと続けられるのは、応援してくれるみんながいるから。だからみんな本当にありがとう。大好きです。ありがとう」

「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai
「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai

萩谷慧悟
「僕らの場合、2つ、いやそれ以上のことを続けてます。たくさんの楽しいことの中から僕らはチョイスするんですけど、やっぱり一つに絞れないです。楽しいことは本当にたくさんあります。7人それぞれ個性があって、みんな違う考え方があって、時にはぶつかることもあるけど、やっぱりみんなでそろってステージに立てる瞬間、それが本当に楽しいです。エンタメって見る側の人たちもたくさんの娯楽の中から選んで来てくれてる。そんなみんなに届けることができて、本当にうれしいです。『DUAL』、このツアーが完遂できて本当にうれしいです。ありがとうございました」

「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai
「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai

森田美勇人
「上のほーう!真ん中!下のみんな!配信のみんな!確かに熱かった!間違いなく熱かった!最高でした!ありがとうございました」

「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai
「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai

阿部顕嵐
「生きてて、心が揺さぶられる瞬間ってそんなに多くないと思うんですけど、今この瞬間をありがとうございます。配信を見てくれてる人も、この会場にいるみんなも、今そこにいてくれてありがとうございます。本当に今日はありがとうございました」

「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai
「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai

長妻怜央
「もう本当にね、皆さんのおかげで、メンバーのおかげで、そしてこれを作っていただいているスタッフ様のおかげで、本当に素晴らしい24歳を…あ、25歳を迎えることができました。(安井「できそうです。これからね(笑)」)これから迎えることができそうであります。ということでね、こんなに幸せなことはないです。人に祝われるって本当に幸せなんだなって思います。それは一緒に頑張ってくれたメンバーのおかげもありますし、これを作ってくれたスタッフさんの…(安井「なんかループしてない?(笑)」)ぐるぐる回っちゃう。皆様に感謝しかない。ありがとう!これからも頑張っていきたいと思います。もう止まらないよ!もう止まりませんよ。もうこの先、止まらないと僕は誓います。ここで、誓います!本日はありがとうございました」

「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai
「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai

諸星翔希
「『DUAL』、完走させてくれて本当にありがとうございます。やっぱり7ORDERっていうのはライブだなって思います。僕たちは今、このステージでイチ人間としてめっちゃ生きてます。だからうそつけないんです。かっこよく見せようとか、キザに見せようとか、こうやったらかっこよくなるかなとかいろいろ考えるんですけど、いざこうやって出ちゃうと、人間です。一人の男です。だからうそつけません。今、この7ORDERが、最高潮の7ORDERです!そしておまえらが、最高潮のおまえらです!この場にいさせてくれてありがとう。本当にありがとうございます。そして、雨の前に一人一人のことを言ってくれてたけど、謙ちゃんに返せてなかったなって。とっておきのリーダーシップと最高の愛をありがとう!(安井とハイタッチ)突き進んでいきます!これからもよろしく」

「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai
「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」Photo by gaku maeda・ryu kasai

安井謙太郎
「めちゃくちゃ楽しかった!ありがとう。俺らと一緒に遊んでくれてありがとう。配信を見てくれているあなたも。あなたとこの時間、この場所で一緒に遊べて最高でした!ありがとうございました」

そして、公演終了のアナウンスが流れると、再び「7ORDER」コールと拍手が沸き起こり、7人が再登場。最終公演ということで、スタッフが作ってくれたというムービーを見たというメンバーは「愛を感じた」とツアーを支えてくれたスタッフに感謝。

安井は「最初は7人ポッキリで…ポッキリ?7人ぼっち?7人だけで始めて。もちろんみんなはいてくれたけど、味方なんて誰もいなかったからさ。すごいよ、この会場でライブするって。すっごいたくさんのスタッフさんが関わってくれてるの。みんなもそうだけど、僕たちのチームも仲間なので、もう一度僕たちの仲間に大きな拍手と歓声をお願いします」とあらためてスタッフをねぎらい、「こうやって、ありがとうとか、いい気持ちをぐるぐる循環させられる僕らでいましょう」と語った。

また、安井は「最近ながつが言っててめちゃくちゃ刺さった言葉があってさ。『人生は点じゃないから。線だから』って言ってたの。おまえが言うとめっちゃ深いんだよな」と長妻の名言を紹介。長妻は照れ笑いを見せつつ「でもね、この間、面でもあるなと思ったんですよ」とさらに深い名言を繰り出し、「新しいの出た!」と安井もびっくり。

長妻が「一個の出来事で何か変わるってことはないんですよ。人生は続きますからね」と話すと、安井は「だからこうやってさ、みんなと会ったのも点だけど、どっかで線になって、また交わることを楽しみましょうよ。人生って最高だな!俺たちも面白い人生歩んでんだから。だいぶ面白いよ」と笑顔を見せ、真田も「“Change it!”していこうぜ!」と続いた。

そして、安井が「命燃やして次の曲やるぜ!命燃やせるか!」と観客を煽り、7ORDER結成当初から大切に歌ってきた「LIFE」へ。振り向かず前へ前へと踏み出してきた7人の軌跡を感じさせる魂のこもった演奏でライブを締めくくった。

最後は、7人が手をつないでステージに並び、充実した表情で声援に応えた。そして、安井の「俺たちと、みんなで!せーの!」を合図に、会場全体が「7ORDER!」と声をそろえ、7人とファン、たくさんの仲間たちで作り上げたツアーは幕を閉じた。

5月22日に結成4周年、5年目を迎えた7ORDER。7人の武器である「バンド」と「ダンス」、2つのパフォーマンススタイルで魅せた『DUAL』ツアーを経て、彼らの表現者としての地力と楽曲の進化、そして全てが見せ場の練り上げられたライブ構成と、これからもさらなる可能性が育ち続けることを感じさせる一夜となった。

公演情報

7ORDER 全国ホール&アリーナツアー
「LIVE TOUR 2023 DUAL」
2023年6月4日(日)夜公演
会場:武蔵野の森総合スポーツプラザ

【セットリスト】
01. Who I Am
02. Edge
03. BOW!!
04. Feel So Good
05. Growing up
06. SUMMER様様
07. Heavy
08. &Y

-Short MC-

09. F
10. Sabãoflower

-MC-

11. Stunnin’
12. Monday morning
13. なんとかやってますわ
14. レスポール
15. 爛漫

-メドレー前INTER(SE)-

16. Who I Am
Make it true
MONSTER
Perfect
Power
Break it
Get Gold

-Encore-

EN1. GIRL
EN2. Lonely night
EN3. 雨が始まりの合図

-W Encore-

EN1. LIFE

Photo by gaku maeda・ryu kasai

7ORDER PROFILE / BIOGRAPHY

2019年5月始動。
「バンド」と「ダンス」、2つのパフォーマンス・スタイルを自由に行き来し、唯一無二のエンターテインメントをセルフプロデュースする7人組アーティスト。
個々でも俳優、声優、映画プロデューサー、ファッションデザイナーなど音楽以外でも積極的な表現・創作活動を行なっている。

安井謙太郎(Vocal,Guitar)、真田佑馬(Guitar,Vocal)、諸星翔希(Sax,Vocal)、森田美勇人(Bass,Vocal)、萩谷慧悟(Drums,Vocal)、阿部顕嵐(Vocal,Guitar)、長妻怜央(Keyboards,Vocal

2021年113日、1stアルバム『ONE』、LIVE DVD/Blu-rayUNORDER』でメジャーデビュー。
デビュー日の日本武道館2daysを皮切り1stワンマンツアー『WE ARE ONE』(全8公演)を開催。
7月7日、メジャー1stシングル『雨が始まりの合図 / SUMMER様様』、LIVE DVD/Blu-rayWE ARE ONE』をリリース。7月から全国7都市で開催された初のライブハウスツアー『武者修行TOUR NICE “TWO” MEET YOU~』(全20公演)のチケットは即日完売。11月から20222月にかけて、初の全国ホール・アリーナツアー『7ORDER LIVE TOUR 2021-2022Date with…….」』(全33公演)を開催し、自身最大の8万5千人を動員。
2022年22日、メジャー2ndアルバム『Re:ally?』、LIVE DVD/Blu-ray7ORDER 武者修行TOUR NICE ”TWO”MEET YOU~』をリリース。330日には阿部顕嵐の初主演映画『ツーアウトフルベース』主題歌として2ndシングル『レスポール』をリリース。続く824日にリリースされた3rdシングル『Power』はメジャー1stシングルに並ぶオリコンウィークリーチャート初登場2位を獲得。9月からのLIVE TOUR 7ORDER LIVE FACTORY~脱色と着色~』(全23公演)を成功に収め、1116日、TVアニメ『農民関連のスキルばっか上げてたら何故か強くなった。』オープニングテーマと安井謙太郎出演の映画『死神遣いの事件帖月花奇譚』主題歌が収録された両A面シングル『Growing up / 爛漫』をリリース。
2023年38日には3rdアルバム『DUAL』をリリースし、 49日仙台公演を皮切りに、全国ホール&アリーナツアー「7ORDER LIVE TOUR 2023 DUAL」を開催。