【インタビュー】「美男☆スター誕生」に出演 クァク・ヨンファンインタビュー

特集・インタビュー
2013年08月28日

「美男<イケメン>☆スター誕生」に出演したクァク・ヨンファンにインタビュー!

ジウの一番の魅力はいつも素直で優しいところ

―― 久々に日本のファンの前に戻ってきてくれて、喜んでいるファンも多いと思います。俳優業に転向した経緯、また、デビュー作を本作に選んだ理由を教えてください。

俳優に転向したというよりは、ようやく目標に到達した感じです。
もともとはサッカー選手だったんですが、20歳の時に辞めて俳優を目指してきました。
日本に来たキッカケも、日本で俳優になろうと思ったからです。
言葉を勉強している間に歌手として誘われたので、まずは歌手として活動を始めましたが、やはり最終目標は俳優だったので、早めに韓国に帰国して夢を実現しました。

このドラマをデビュー作に選んだ理由は、僕が演技をするのにピッタリだったからです。歌手を目指して頑張る姿を描いているので、日本での経験が活かせるんじゃないかなって。台本を読んだときは、ウヒョン役がいいなって思ったんです。誰だってカッコイイ役をやりたいですよね(笑)。でも、事務所のスタッフがみんな「ジウ役がいいよ。とても魅力的なキャラクターだよ」って言ってくれたんです。女性らしい部分をうまく演じられるか不安でしたが、挑戦してみようと思いました。

―― 演じられたクォン・ジウの役柄と、その魅力について教えてください。

ジウの一番の魅力はいつも素直で優しいところです。
女性よりも繊細な部分を持ち合わせていたり、些細なことにも真剣なところが僕は好きです。歌声、歌唱力も魅力ですね。僕が演じた歌声はどうだったかわからないですけど(笑)。

―― ヨンファンさん自身と似ている部分、違う部分を教えてください。

似ているところは結構あります。僕自身もよく女性らしい部分があるって言われるんですよ。自分では、スポーツも好きですし、一応男らしいって思っているんですけど…。(笑)
小6の頃からずっと親と離れて一人暮らしをしているので、洗濯や料理などは自分でできますし、家庭的なところがあるからかな。

ジウの臆病な性格や、人見知りな部分はまったく似てないですね。僕は人と話すことが大好きですし、舞台に立っても緊張することは全然ないんです。

―― ご自身は男らしい性格とのことですが、スンヨンのような男っぽい女性はどうですか?

男らしすぎると困るけれど、僕自身が女性らしい部分があるって言われるので、好きですよ。そういえば昔お付き合いしていた彼女も男らしかったかもしれないですね。僕自身よりもキツイ性格の人が好きなのかな。

初回放送後に褒めてもらえて幸せでした

―― ドラマデビューでしたが、役作りのために特別に準備したことはありますか。

ジウを演じるにあたって、監督や作家からリクエストされるキャラクターの作りこみがとても難しかったです。オネエではないけれど、女性よりも女性らしい男性に見せなくてはならない。いつもより高めの声で演技をしたり、オネエの方のジェスチャーを研究して見習ったりしました。

監督や作家から、「もっと頑張らないとダメだ」って、すごく怒られたりして、眠れない日々が続いて大変でした。でも、初回放送後に「すごく良かったよ」って監督や作家からメールで褒めてもらえて幸せでした。

―― 俳優デビューとなる本作で、ご自身にとって一番印象に残っているシーンやセリフがあれば教えてください。また、一番難しかったシーンがあれば、そちらも教えてください。

スンヨンに告白するシーンが一番印象に残っていますし、難しかったです。ジウをアピールできる最も大切なシーンなので、ずっと頼りなかったジウを男らしく見せられるよう声を低くしたり工夫をしました。

作品終了から1年ほど過ぎましたが、ずっと演技の勉強をしています。いま改めて観ると、「あ~もっと上手に出来たんじゃないかな」って思いますね。

お気に入りのセリフは、ジウがオーディションに失敗して、ごみ箱に入っている時の「僕は役に立たないゴミと同じだ。ゴミはゴミ箱に捨てなきゃ。」です。ジウの可愛らしさが伝わるシーンだと思います。スタッフも「ジウみたいなペットを飼いたい!」って言ってました。(笑)

―― 元アイドルなので、ライブシーンは余裕でしたか?改めて準備したことはありますか?

ライブシーンは簡単に出来ると思っていたんですが、ジウの性格上、怖がりながらステージに立つという演技になりますから、逆に難しかったです。

今回はK-POP界をモチーフにしたドラマなので、何か楽器を身に着けなければと思ってドラムを練習しました。でも、一回も演奏しなかったんですね。(笑)
歌のレッスンも頑張りましたよ。劇中で披露している「僕の涙を集めて」という曲は難しい曲で、先生と一緒にレッスンを重ねました。

共演者がみんな同年代なので、撮影現場は楽しかった

―― 恋のライバルを演じたパク・ユファンさんの印象はいかがでしたか。特に撮影秘話があれば教えてください。

僕はもともとユファンさんの出演作を観ていたんですが、最初に会ったときユチョンさんに似てるなって思いました。(笑)
撮影当時、ユファンさんとは同じ事務所で、年下ですが俳優としては先輩の彼から見習うことがたくさんありました。台本読みでも、よく助けてもらいました。
僕はスポーツが得意なので、トレーニングなどは逆にアドバイスしたりしました。
それをみてユチョンさんが「お前ら頑張ってるな」ってご飯を御馳走してくれたこともあったんですよ。
ユファンさんとは、ライバル役ではありますが、とても仲良くしていました。
同じ事務所だったこともあって、いつも行動が一緒でしたね。

―― ヒロイン コ・ウナさんとの撮影エピソードを教えてください。

最初、コ・ウナさんって、とても女性らしい方なんだろうなと思ったんです。でも、実は(コ・ウナさん演じる)スンヨンと同じで、すごく男らしいんですよ!めっちゃ!
ジウとスンヨンは幼馴染の設定なので、キャストの中でも特に仲良くならないと、と思いました。「自然な演技をするためにも本当に仲良くしよう」と提案をして、二人で台本読みのためにカフェに行ったりしました。監督からも「頑張ってるね!」と褒められました。コ・ウナさんは演技の大先輩ですし不安もありましたが、仲良くなってから撮影に臨んだおかげで、いい雰囲気で撮影が出来たと思います。
デビュー作でコ・ウナさんと共演できたことに感謝しています。

―― その他にも同年代の俳優たちや、K-POPスターも多数出演していましたが、特に印象に残っているエピソードがあればお願いします。

みんな同年代なので、撮影現場は楽しかったです。
ギョンミンさん、ヒョジュさん以外では、僕が一番年上だったんですが、
みんな優しくていい仲間たちでした。
今でも連絡をとって仲良くしています。

―― 本作の見どころを教えてください。

僕が出演しているところかな(笑)なんて。
本作は、K-POP界を舞台にしたドラマで、本当の歌手もたくさん登場します。
夢を叶えるために一生懸命頑張る姿を描いていますので、ぜひ注目してください。

―― 今後の活動や目標について教えてください。

目標としている俳優はイ・ビョンホンさんです。
顔は全然違いますけれど、最近似てるって言われることもあって、すごく嬉しいです。
演技力のある俳優を目指しているので、ずっと演技の勉強を続けています。
いまはCMの仕事が多いですが、いいドラマの話も頂いているので、準備をしています。

―― 日本のファンへメッセージをお願いいたします

「美男<イケメン>☆スター誕生」で、日本の皆さんにご挨拶ができてうれしいです。
僕のデビューは日本だったので、余計に感慨深いです。
多くの方に、この作品を楽しくご覧いただければうれしいです。
猛暑が続いていますし、外に出ないで「美男<イケメン>☆スター誕生」を観て過ごしていただければと思います!(笑)

 

PROFILE

クァク・ヨンファン
1987年5月1日生まれ。B型。
新大久保が生んだアイドルグループKINOのメンバーとして活動。多くのファンを持つ。
韓国に帰国後は俳優として活躍中。

DVD情報

「美男<イケメン>☆スター誕生【ノーカット版】」
コレクターズ・ボックス1発売中(税込1万3,650円)&
Vol.1~4レンタル中
コレクターズ・ボックス2 9/4発売(税込1万3,650円)&
Vol.5~7レンタル開始

発売元:コンテンツセブン/販売元:ワーナー・ホーム・ビデオ

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