傳谷英里香インタビュー「あかりの根底には“ハッピーオーラを振りまきたい”っていう思いがある」『ランウェイ24』

特集・インタビュー
2019年08月31日

『ランウェイ24』で、イマドキ女子の客室乗務員・浅野あかりを演じる傳谷英里香さん。連続ドラマ初出演となる本作についてや役柄への思いを語ってもらいました。

傳谷英里香インタビュー

朝比奈さんとのやりとりは、私がツッコミ担当(笑)

◆ご自身の役柄について教えてください。

この作品は、朝比奈彩さん演じる副操縦士・桃子らそれぞれのキャラクターが立っていて、仲間同士で影響しあう過程が面白いです。その中であかりは、天真爛漫で明るくてムードメーカー的存在。私は、あかりの根底には“ハッピーオーラを振りまきたい”っていう思いがあると感じていて、そこは私のファンの方を含めた周りの人を楽しませたいなっていう気持ちと似ているかなと。“イマドキ女子”でキャピキャピしている部分は少し違うかもしれませんが(笑)、仕事に積極的に取り組むところも共感できました。

◆主人公の副操縦士・桃子(朝比奈)との関係性は、どのように捉えていたんでしょうか?

あかりは、誰にでも同じ態度で接する一郎(ko-dai/Soner Pocket)をリスペクトしている部分もあるんですが、先輩である桃子には何か困ったことがあったら頼ってしまう。でも情に厚いところもあり、助けてあげたいとも思える存在が桃子なんだと思います。だから桃子の影響であかりが変化していくことも、あかりが桃子をいい方向にも悪い方向にも変えてしまうこともあります。カメラが回っていないときの朝比奈さんとのやりとりでは、どちらかと言うと私がツッコミ担当かもしれないです(笑)。2歳上の先輩なんですが、朝比奈さんはフレンドリーで、何でも楽しんでくれる方なのでかわいらしいなと思うことが多くて、「ちょい!」、「それは違う(笑)」と友達のような感覚になってしまうんですよね。

傳谷英里香インタビュー

◆劇中のあかりと一郎のコミカルなやりとりも見どころの1つですが、ko-daiさんと演技についての相談はありましたか?

前もって打ち合わせはしてないですが、演じていく上で「こういうノリのほうが面白いかな?」っていうお話はしています。キャラクターとして、ドラマの中で担う役割は近いものがあるので「どのノリでいく?」「ここは真面目にいく?」とか(笑)。私たちも微調整しながら、お互いがツッコミであり、お互いがボケであるといういいバランスでやらせていただいているので、そのやりとりは楽しんで見ていただけるんじゃないかなと思います。あかりは、トラブルに巻きまれることもあれば、自分がトラブルを起こしてしまうこともあって。私はそんなあかりが物語のスパイスになって、そしてパートナーである一郎さんと一緒に楽しく、次の展開につなげることができたらいいなと思いながら演じています。

◆最後に、見どころをお願いします。

2020年に東京オリンピックを控え、より国内外問わず飛行機の利用者が増えていると思います。このドラマでは、ローコストで運営するLCCの魅力や葛藤もしっかり描いています。桃子を取り巻く大介(犬飼貴丈)、徹也(白石隼也)も仕事に対する熱量が高くて魅力的ですし、それぞれのキャラクターの個性も強いのでぜひ見ていただきたいです。視聴者の方がクスッと笑って「また明日も頑張ろう」と気持ちを軽くなる作品になればいいなと思っています。

■PROFILE

●でんや・えりか…1995年11月2日生まれ。千葉県出身。体感型ミュージカル「Fumiko」(8月15日~18日)東京芸術劇場シアターウエスト)にて舞台初主演を果たした。

■番組情報

『ランウェイ24』

『ランウェイ24』
テレビ朝日(関東)
毎週(土)深2・30~3・00

ABCテレビ(関西)
毎週(日)後11・35~深0・05
※ほかの地域でも放送予定。地上波終了後にTVer、GYAO!にて配信あり

<STAFF&CAST>
脚本:奥山雄太、奥村徹也、保木本真也
チーフプロデューサー:近藤真広
プロデューサー:大畑拓也、清家優輝
監督:松本花奈、西原孝至、遠藤健一
出演:朝比奈彩、犬飼貴丈、ko-dai(Sonar Pocket)、傳谷英里香、蜂谷晏海、猪野学、長谷川朝晴、小倉久寛、白石隼也

●photo/中村圭吾 text/山下紗貴 衣装協力/KOH’S LICK CURRO 、ROOM